この歌声だけが生きる希望だ
この歌声にしか光がないから
僕は君をこんな檻に閉じ込めて、
歌わせている
どうか、僕を許しておくれ。
地球が回ってた時代は終わって、
朝は、永遠に失われた
途方もなく明けない夜に取り残された僕
僕は止まって、歩き出せないまま
街をぼんやり、眺めていた
この夜がいつまでも明けないから
僕
僕は君をこんな檻に閉じ込めている
月もないこの世界
真っ暗なこの世界に一つの灯り
君の声しか光がないから
月の代わりに、君を歌わせている
僕
僕
僕
僕
僕
僕
季節が巡ってた、時代は終わって、
春も、
夏も、
秋も、
永遠に、失われた
僕は、壊れたことに、気づけないまま
こうして君を苦しめてた
この夜がいつまでも、明けないから、
僕の思考は醒めることはない、
リリィ
君の声しか救いがないから
星の代わりに、君を歌わせている
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕はとっくに夜に、溺れてしまって…
僕
僕
僕
リリィ、リリィ
どうして、手を伸ばして、
僕の頬なんて、撫でているの?
リリィ
と歌う君は
僕を出ていった雫を拭って、
リリィ
と、そう言った。
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