七瀬
.....えっ?なにこれ
目を開けて飛び込んできた景色は
衝撃的なものだった。
七瀬自身の写真が壁一面に広がっていた
のだ。その中には七瀬の部屋の中の写真
もあった。
七瀬の背筋が一瞬で凍りつく。
七瀬
これ.....全部、私?
よくよく見ると、その中の先生が写ってる部分にはばつ印が書かれいた。
七瀬
もしかして、
先生になにか........
七瀬
早く帰らなきゃ...。
起き上がろうとすると手錠と
ベットの金具がつながっていて
動けず、足も力が入らい...
高崎
あっ!七瀬先輩
おきましたか?
七瀬
ひっ.........
高崎
も〜.......そんな
怯えないで下さいよ!
七瀬
......高崎くん!?
どおしてこんな
ことするの?
高崎
どおしてって?
七瀬
お願い外して!
高崎
外す訳ない
じゃないですか!
七瀬
......高崎くん。
先生になにも
してないよね?
高崎
は?なんで俺が?
あいつに?
七瀬
......良かった。
高崎
こんな時にでも
先生の心配かよ.....
七瀬
私が先生の好きって
のは一生変わらない
って言ったよね?
高崎
はい。聞きました。
七瀬
じゃあ、こんな事しても
何にもならないよ?
高崎
ははっ!
高崎
別にそんなこと..
もうどうだっていいんですよ!
高崎
あなたがあの人を愛して
いても俺の方があなたを
思っているんだから......
七瀬
え?
高崎
俺は中学生の時から
あなたが好きでした。
高崎
あなたを好きになって
からずーっとあなたの
為に生きてきました。
七瀬
.......
高崎
あなたに好かれる男に
なる為に看護師になって
高崎
料理もお菓子作りも
勉強しました。
高崎
この家や車だって、
理想の男性になる為だけ
に揃えました。
七瀬
そんなの.......
求めてない。
高崎
求めてなくても、
貴方だってあいつに
その愛を与えようと
したくせに。
七瀬
.........
高崎
貴方に嫌われないため
先輩が話す大嫌いなあいつの
話も我慢して聞きました。
悩みきいてあげて、相談に乗って
背中も押してあげました。
高崎
とにかく優しい男を
演じてました。
全てあなたを思って
俺の人生をかけてきました。
七瀬
.......
高崎
貴方に見合う男
になって逢いに行くって
決めてたんです。
高崎
なのにあなたは違う人と
幸せになっていました。
七瀬
だって......そんなの
知らなかった。
高崎
知っていたって
振り向いてくれない癖に。
高崎
もう別にそんな事
どうでもいいんです。
七瀬
.........?
高崎
俺じゃない人となんて
そんなの許せない!
高崎
..それなら俺の傍から
離れられないように
すればいいやって。
そう思ったんです。
七瀬
そんなの
勝手すぎる......!
高崎
別に勝手でもいい。
高崎
あなたが俺から離れられ
なくなるまで一生ここから
出す気は無いので。
七瀬
もしかして.....
今日誘ったのも最初から..?
高崎
もちろんそうですよ!
高崎
貴方と再会して結婚してる
って知った日から予定を
考えてました!
七瀬
そんな.....
高崎
ふふっ!初めて
そんな顔みました!
七瀬
.........
高崎
あれ?黙っちゃうんですか?
七瀬
.........
高崎
黙り込む作戦ですか.........。
別に黙ろうが発狂しようが
俺は別に貴方と居られる
だけでいいんですけど......
七瀬
.........
高崎
まぁ、どうせなら色んな
表情見せて欲しいし!
これを企てる前の話でも
しましょうか!
高崎
....先輩のロッカー
漁られた事ありました?
七瀬
なんで...それを!?
高崎
俺が漁ったからですよ!
LINEを交換した時に
スマホのパスワードを
見たから余裕でスマホ
開けました😄
高崎
そしてスマホにGPSと
カバンに盗聴器を仕掛け
ようとしてたら途中で
邪魔が入ったんですけどね!
七瀬
邪魔?
高崎
ははっ!興味出てきました?
七瀬
.........別に。
高崎
西村ですよ。あいつ他の人に
言いに行きそうになったから
俺の駒になって貰ったんです!
七瀬
西村さんが.....?
高崎
そう!あいつ、先生の事
好きだったからうまく口車に
乗って黙っててくれました!
高崎
それにあいつの先生への
アプローチでちょうど
先輩も傷ついてくれて
隙ができたし!
七瀬
そんなっ......
高崎
あいつが悪者みたいな
ポジション取ってくれた
おかげで俺めっちゃいい
奴に見えたでしょ!
高崎
...まぁ、こんなことしても
結局こうなったんだから
意味ないんすけどね。
七瀬
西村さん
...本当ごめん。
高崎
でも最後らへん天堂先生に
振られたみたいで俺のこと
バラしそうだったんで西村
にもちゃんと脅しをかけて
おいたんですよ。
高崎
だから先輩は誰にも
ここにいるって
気づかれないですね!
七瀬
....どうゆうこと?
高崎
誰も俺みたいないい人
のこと疑いはしないでしょ!
七瀬
警察がきっと
調べて見つけて
くれる筈!
高崎
ふふっ!七瀬さん家の
マンションの近くの道
最近工事してるんです。
七瀬
......それが何?
高崎
マンションからあの位置に
置いた車ちょうど死角なんです。
高崎
しかも!あの通りの防犯カメラ
は工事がある時の工事用車が
止まるんですよ!ちょうど
防犯カメラ前に!
七瀬
........うそ
高崎
それとここまで来るのに入り
組んでるって言ってたんですけど
あれ嘘で、防犯カメラ無い道
なるべく選んで通ってたんです!
高崎
更にさらに!七瀬さんのパソコン
の中に探さないでっていう
メモものこしときました!!
七瀬
.........
高崎
警察が探しても
そのメモみつけたら
行方不明扱いで
捜索は打ち切りですね!
高崎
知ってます?年間8万人の人
が日本で行方不明になってるん
ですって!
もうここから出られないと悟った七瀬は
思わず体をビクビクと震わせる。
高崎
そんなに震えないでくださいよ
俺だってこんなに酷いこと本当
はしたくないんですよ!
七瀬
.........
高崎
でももう.....
俺我慢できないんです。
七瀬
....先生、助け....て
高崎
先生?先生なんて
助けにくる訳ない
じゃないか!
あなたにはもう俺しか
いないんですよ!
七瀬
お願い、もうやめて....
高崎
やめませんよ...
もう後戻りはできないんです。
そういうと、座っていた七瀬を押し倒し
無理やりキスをしようとする
七瀬
やめ...て!
七瀬は必死でキスをされないよう
顔を避けるが押さえ付けられてしまい
キスされてしまう。
七瀬
......酷い!
高崎
ふふっ、もう十分
酷いことしてますよ?
高崎
これから貴方が俺から逃げ
られないことをじっくり
教えていきますから。
七瀬に覆い被さる高崎。
七瀬の服を脱がそうとする。
七瀬
やめて!触らないでっ
七瀬
助けて......誰か