TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

タイトル、作家名、タグで検索

テラーノベル(Teller Novel)

【第1章】9話 〜高崎の家〜

高崎

どうぞ〜
汚いかもですけど...

七瀬

お邪魔しま〜す。
いやいや!めっちゃ綺麗!
あと広いね!

七瀬

なんか.......
モデルハウスみたい!

七瀬

(綺麗すぎて人が普段
から住んでいるような
感じしないのはなんで
だろ...?)

高崎

あはは!ここ来る人ほとんどに
そう言われるんですよね!

七瀬

やっぱり!
こんな綺麗にしとく
の大変そう。

高崎

んー.....と。まぁ
これも慣れたら全然
苦じゃないです!

高崎

じゃあ早速!お菓子作りから
やっていきますか!

七瀬

うん!......そういえば
なに作るの?

高崎

何かご要望ありますか?
大体作れますよ!

七瀬

えーと...先生が好き
そうなのがいいけど。

七瀬

何が好きかあんまり
知らないや...

高崎

んー...じゃあ無難にシフォン
ケーキなんてどうですか?

七瀬

いいね!っよし!
頑張って綺麗に作らない
と!...先生に美味しそうと
思ってもらわなきゃ!

高崎

そう...ですね!
じゃあまずはシフォンケーキ
から作っていきましょうか!

ほんの少しだけ悲しそうにそうですねと 言う高崎。 七瀬はそのことに気づかずにいた。

七瀬

うん!教えてね!
お菓子作りの先生!

高崎

任せてください!
僕の言う通りに作って
くれれば簡単ですから!

〜調理後〜

七瀬

....やっと、出来た!!

高崎

上出来だと思います!

七瀬

少しだけ形は歪だけど
美味しそう!これなら
喜んでもらえるかも....

高崎

そうですね。そういえば
お昼ご飯ってどうします?

七瀬

あっ!あの...お願いが
あるんだけど...
料理も教えてほしいんだ。

高崎

もちろん!いいですよ

七瀬

私の家で作って先生に
食べさせたいんだけど...
作り方と手順教えて
貰えないかな?

七瀬

そしたら後は頑張って
作るから。

高崎

えっ....

七瀬

ごめんね、わがまますぎる
のは十分わかってるんだけど...
お昼ご飯作って待ってるって
約束したから...

七瀬

やっぱり自分だけで
作りたいと思って...

高崎

.....いいですよ!教えます
なにを作りたいんですか?

七瀬

クリーム系かな...
先生、クリームパンとか
クリームシチューとか
クリームコロッケとか

七瀬

とにかくクリームって
つくものが好きみたいで...

高崎

へぇー....
分かりました、じゃあ
クリーム系で美味しい
料理のレシピ探してみます。

七瀬

ごめんね...ありがとう!

高崎

全然いいですよ!
えっと、まだ
時間ありますか?

七瀬

...うん!まだ大丈夫かな
どうしたの?

高崎

七瀬先輩が来る前にカップ
ケーキ焼いたんです。

高崎

よかったら休憩がてら
食べませんか?
その間調べてくるので!

七瀬

えっ!本当に!?
ありがとう😊

高崎

紅茶でいいですか?

七瀬

うん!何でも大丈夫!

高崎は手早く紅茶を入れカップケーキ を七瀬に出した。

高崎

どうぞ!召し上がって
下さい!

七瀬

わぁ〜凄!
美味しそ!

高崎

なら良かったです!

七瀬

本当、高崎くん凄いね!
なんでもできるね。

高崎

いえいえ、そんな事ない
です。まだまだなので
じゃあ食べてて下さい
調べてきますんで😊

高崎は奥にある部屋に入っていった。 〜5分後〜

七瀬

んふふ!美味しー😆
本当高崎くんってなんでも
出来るなぁ。
これは高崎くんが好きな人
が落ちないわけないなぁ....

七瀬

というか高崎くんが好きな
人って誰なんだろ?

高崎

俺の好きな人、
気になりますか?

ちょっと独り言を喋っていた時に 部屋から出てきていたようだ。

七瀬

あっ!高崎くん!
調べてくれてありがとう。

高崎

全然いいですよ!
というか気になりますか?

七瀬

..ぅ...うん!

高崎

循環器内科にいます

七瀬

え!?誰?
酒井さんとか?

高崎

はぁ...まだ
気づかないんですか?

高崎

七瀬先輩が俺が
好きな人ですよ。

七瀬

!?

高崎

ずーっと先生のこと
ばっかりで付け入る
隙がないから
本当骨が折れますよ。

七瀬

私のことが好き.....?
なんで?

高崎

なんででしょうね?

高崎

自分でももう分からなくなる
くらい前から好きですよ。

七瀬

!?.....ごめん、
私気づかなかった...。

七瀬

....だけど高崎くんとは
付き合えない。

高崎

知ってますよ。

七瀬

え?

高崎

多分そういうだろう
なって思ってました😀

七瀬

期待に添えなくて
ごめんね....。

七瀬

私の気持ちは
変わらないから...

高崎

大丈夫です。
そんなの俺にはもう
関係ないから!

七瀬

...なん...か、急に、
眠気が...

高崎

ふふっ!良かった。
ちょうど効き始める頃だと
思ってたんですよ!

七瀬

え.....?....

バタン。

高崎

おやすみなさい、先輩

七瀬

.....えっ?なにこれ

目を開けて飛び込んできた景色は 衝撃的なものだった。 七瀬自身の写真が壁一面に広がっていた のだ。その中には七瀬の部屋の中の写真 もあった。 七瀬の背筋が一瞬で凍りつく。

七瀬

これ.....全部、私?

よくよく見ると、その中の先生が写ってる部分にはばつ印が書かれいた。

七瀬

もしかして、
先生になにか........

七瀬の頭の中で嫌な予感が駆け巡る。

七瀬

早く帰らなきゃ...。

起き上がろうとすると手錠と ベットの金具がつながっていて 動けず、足も力が入らい...

高崎

あっ!七瀬先輩
おきましたか?

七瀬

ひっ.........

高崎がドアを開け、部屋へ入ってくる。

高崎

も〜.......そんな
怯えないで下さいよ!

七瀬

......高崎くん!?
どおしてこんな
ことするの?

高崎

どおしてって?

七瀬

お願い外して!

高崎

外す訳ない
じゃないですか!

七瀬

......高崎くん。
先生になにも
してないよね?

高崎

は?なんで俺が?
あいつに?

七瀬

......良かった。

高崎

こんな時にでも
先生の心配かよ.....

七瀬

私が先生の好きって
のは一生変わらない
って言ったよね?

高崎

はい。聞きました。

七瀬

じゃあ、こんな事しても
何にもならないよ?

高崎

ははっ!

高崎

別にそんなこと..
もうどうだっていいんですよ!

高崎

あなたがあの人を愛して
いても俺の方があなたを
思っているんだから......

七瀬

え?

高崎

俺は中学生の時から
あなたが好きでした。

高崎

あなたを好きになって
からずーっとあなたの
為に生きてきました。

七瀬

.......

高崎

あなたに好かれる男に
なる為に看護師になって

高崎

料理もお菓子作りも
勉強しました。

高崎

この家や車だって、
理想の男性になる為だけ
に揃えました。

七瀬

そんなの.......
求めてない。

高崎

求めてなくても、
貴方だってあいつに
その愛を与えようと
したくせに。

七瀬

.........

高崎

貴方に嫌われないため
先輩が話す大嫌いなあいつの
話も我慢して聞きました。
悩みきいてあげて、相談に乗って
背中も押してあげました。

高崎

とにかく優しい男を
演じてました。
全てあなたを思って
俺の人生をかけてきました。

七瀬

.......

高崎

貴方に見合う男
になって逢いに行くって
決めてたんです。

高崎

なのにあなたは違う人と
幸せになっていました。

七瀬

だって......そんなの
知らなかった。

高崎

知っていたって
振り向いてくれない癖に。

高崎

もう別にそんな事
どうでもいいんです。

七瀬

.........?

高崎

俺じゃない人となんて
そんなの許せない!

高崎

..それなら俺の傍から
離れられないように
すればいいやって。
そう思ったんです。

七瀬

そんなの
勝手すぎる......!

高崎

別に勝手でもいい。

高崎

あなたが俺から離れられ
なくなるまで一生ここから
出す気は無いので。

七瀬

もしかして.....
今日誘ったのも最初から..?

高崎

もちろんそうですよ!

高崎

貴方と再会して結婚してる
って知った日から予定を
考えてました!

七瀬

そんな.....

高崎

ふふっ!初めて
そんな顔みました!

七瀬

.........

高崎

あれ?黙っちゃうんですか?

七瀬

.........

高崎

黙り込む作戦ですか.........。
別に黙ろうが発狂しようが
俺は別に貴方と居られる
だけでいいんですけど......

七瀬

.........

高崎

まぁ、どうせなら色んな
表情見せて欲しいし!
これを企てる前の話でも
しましょうか!

高崎

....先輩のロッカー
漁られた事ありました?

七瀬

なんで...それを!?

高崎

俺が漁ったからですよ!
LINEを交換した時に
スマホのパスワードを
見たから余裕でスマホ
開けました😄

高崎

そしてスマホにGPSと
カバンに盗聴器を仕掛け
ようとしてたら途中で
邪魔が入ったんですけどね!

七瀬

邪魔?

高崎

ははっ!興味出てきました?

七瀬

.........別に。

高崎

西村ですよ。あいつ他の人に
言いに行きそうになったから
俺の駒になって貰ったんです!

七瀬

西村さんが.....?

高崎

そう!あいつ、先生の事
好きだったからうまく口車に
乗って黙っててくれました!

高崎

それにあいつの先生への
アプローチでちょうど
先輩も傷ついてくれて
隙ができたし!

七瀬

そんなっ......

高崎

あいつが悪者みたいな
ポジション取ってくれた
おかげで俺めっちゃいい
奴に見えたでしょ!

高崎

...まぁ、こんなことしても
結局こうなったんだから
意味ないんすけどね。

七瀬

西村さん
...本当ごめん。

高崎

でも最後らへん天堂先生に
振られたみたいで俺のこと
バラしそうだったんで西村
にもちゃんと脅しをかけて
おいたんですよ。

高崎

だから先輩は誰にも
ここにいるって
気づかれないですね!

七瀬

....どうゆうこと?

高崎

誰も俺みたいないい人
のこと疑いはしないでしょ!

七瀬

警察がきっと
調べて見つけて
くれる筈!

高崎

ふふっ!七瀬さん家の
マンションの近くの道
最近工事してるんです。

七瀬

......それが何?

高崎

マンションからあの位置に
置いた車ちょうど死角なんです。

高崎

しかも!あの通りの防犯カメラ
は工事がある時の工事用車が
止まるんですよ!ちょうど
防犯カメラ前に!

七瀬

........うそ

高崎

それとここまで来るのに入り
組んでるって言ってたんですけど
あれ嘘で、防犯カメラ無い道
なるべく選んで通ってたんです!

高崎

更にさらに!七瀬さんのパソコン
の中に探さないでっていう
メモものこしときました!!

七瀬

.........

高崎

警察が探しても
そのメモみつけたら
行方不明扱いで
捜索は打ち切りですね!

高崎

知ってます?年間8万人の人
が日本で行方不明になってるん
ですって!

もうここから出られないと悟った七瀬は 思わず体をビクビクと震わせる。

高崎

そんなに震えないでくださいよ
俺だってこんなに酷いこと本当
はしたくないんですよ!

七瀬

.........

高崎

でももう.....
俺我慢できないんです。

七瀬

....先生、助け....て

高崎

先生?先生なんて
助けにくる訳ない
じゃないか!
あなたにはもう俺しか
いないんですよ!

七瀬

お願い、もうやめて....

高崎

やめませんよ...
もう後戻りはできないんです。

そういうと、座っていた七瀬を押し倒し 無理やりキスをしようとする

七瀬

やめ...て!

七瀬は必死でキスをされないよう 顔を避けるが押さえ付けられてしまい キスされてしまう。

七瀬

......酷い!

高崎

ふふっ、もう十分
酷いことしてますよ?

高崎

これから貴方が俺から逃げ
られないことをじっくり
教えていきますから。

七瀬に覆い被さる高崎。 七瀬の服を脱がそうとする。

七瀬

やめて!触らないでっ

七瀬

助けて......誰か

この作品はいかがでしたか?

45

コメント

1

ユーザー

高崎!!!!!!!!!!!!!!!!!お前許さねぇぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store