莎芦
マイキー
莎芦
マイキーはそういった。
莎芦
部屋の前でずぶ濡れのまんま
マイキー
部屋の前で泣いていた。
莎芦
夏が始まったばかりなのに
マイキーは酷く震えていた
そんな話で始まる
あの夏の日の記憶だ、
莎芦
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
そんなマイキーに私はいった
莎芦
マイキー
莎芦
財布を持って
ナイフを持って
携帯ゲームも鞄に詰めて
莎芦
壊していこうっ!
莎芦
莎芦
莎芦
人殺しと、ダメ人間の君と私の旅だっ
そして私らは逃げ出した
この狭い世界から
莎芦
莎芦
莎芦
「遠い、遠い誰もいない場所に二人で死のうよっ」
マイキー
莎芦
マイキー
莎芦
君はなんにも悪くないから
莎芦
マイキー
こんな嫌な共通点で私たちは通じ合ってきた
君の手を掴んだ時、微かな震えも全て
無くなっていて
莎芦
マイキー
二人、線路の上を歩いた
金を盗んで
MOB★
莎芦
マイキー
2人で逃げて
どこにでも行ける気がした
頬の汗も
落ちたメガネも
莎芦
今となっちゃどうでもいいや笑
マイキー
莎芦
「いつか夢見た優しくて誰でも好かれる主人公なら」
マイキー
莎芦
莎芦
シアワセの4文字はないから
マイキー
莎芦
マイキー
莎芦
宛もなく彷徨う蝉の群れに
水も無くなり揺れ出す視界に
莎芦
マイキー
迫り狂う鬼たちの怒号に
警察官
マイキー
莎芦
馬鹿みたいにはしゃぎ合い
マイキーはナイフを取った
莎芦
マイキー
マイキー
莎芦
警察官
マイキー
マイキー
そしてマイキーは首を切った
まるで何かの
莎芦
白昼夢を見ている気がした
警察官
警察官
気付けば私は捕まって
君が何処にもいなくって
気付けば君だけが居なくって
そして時は過ぎていった
ただ
暑い
暑い
日々が過ぎていった
家族も
クラスのやつらもいるのに
何故か君だけが
莎芦
あの夏の日を思い出す
僕は今でも歌ってる
莎芦
莎芦
莎芦
9月の終わりにくしゃみして
莎芦
6月の匂いを思い出す
莎芦
莎芦
「私の頭を飽和している」
莎芦
マイキーは何も悪くないから
莎芦
「投げ出してしまおう」
莎芦
「なぁっ!」
コメント
2件
こんな感じの話しスコ