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鼻の高さがなんだという。
3000年続いたエジプトの歴史を一人で背負った女性の気持ちをわかってくれる人はいますか。
古代エジプトの図書館
十歳になるころには10カ国の言語を習得した少女がいた。
クレオパトラ7世
目を輝かせながら本について語るクレオパトラは年相応の少女だった。
クレオパトラ7世
そうして勉学に励んだクレオパトラは知性に溢れた少女へと成長して行った。
太陽に照らされ亜麻色に見えるボブカットが揺れて黄金のように輝く肌を強調した。
クレオパトラ7世
琴のように美しく魅力的な声。 甘い蜜。
その平穏は続かなかった。
父プトレマイオス12世が亡くなるとクレオパトラは弟と王位につき、共に政治を始めた。
だが
クレオパトラ7世
クレオパトラと弟の関係は悪くなり内戦状態になった。
大臣はクレオパトラの命を狙い、王国軍はクレオパトラを捕える。
何とかエジプトから逃げ出したクレオパトラは隣国へ潜伏した。
クレオパトラ7世
クレオパトラ7世
クレオパトラ7世
少女は歯を食いしばり耐えた。
黄金ナイルの王国の ために。
王宮を牛耳る愚弟の大臣。
奪還方法はこれしかない。
カエサル
覇権大国のローマを支配する男、カエサル。
彼に支援をしてもらいエジプトを奪還するしかない。
絨毯に身を包んで貢ぎ物に隠れて潜入に成功した。
クレオパトラ7世
絨毯から出たクレオパトラ。 その演出はもちろん、美貌と度胸でカエサルを誘惑した。
紅を引き、アイランで目を囲ったクレオパトラは美しい女だった。
微笑みながら服をゆっくり脱いだ。その余裕は完璧に見える。
でも
クレオパトラ7世
クレオパトラ7世
クレオパトラを「娼婦」「売女」と罵る人々もいた。
クレオパトラ7世
クレオパトラ7世
逃げ出したいのよ。
クレオパトラ7世
カエサル
カエサルと体を重ねたクレオパトラはカエサルの支援を得ることができた。
全ては国の人々のため。 人々のためなら体だって喜んで 差し出せる。 …これでいいんだと自分に言い聞かせながら。
クレオパトラ7世
エジプトの女王になったクレオパトラはカエサルの子を妊娠した。
お腹を撫で、子を思う日々は幸せだった
のに、
カエサルからもらった美しい真珠のピアス。大切に使っていた。
クレオパトラ7世
ピアスの真珠が取れて地面に転がる音がして気づいた。
ピアスが壊れた
今日は嫌な予感がする
今日はカエサルに用事がある。向かうのを必死に止めた。
クレオパトラ7世
クレオパトラ7世
クレオパトラ7世
カエサル
クレオパトラ7世
……止められなかった。
カエサル
カエサル
これを知ったのは数日後のこと。
カエサルが暗殺された
クレオパトラ7世
クレオパトラ7世
クレオパトラ7世
クレオパトラは泣き崩れた。
クレオパトラ7世
カエサルの死によって、クレオパトラの政治的立場が危険になった。 悲しむ暇もない、行動をしなければ。
国のために、人々のために、我が子のために。
そうして狙った人物は
アントニウス
覇権大国であるローマの軍団長、アントニウス。
クレオパトラ7世
アントニウス
アントニウス
クレオパトラに溺れてアントニウスは堕落していった。
アントニウスはクレオパトラに依存して、市民は反発をした。
このままだと…
アントニウスのライバルでありカエサルの後継者、オクタウィアヌス。
オクタウィアヌス
クレオパトラ7世
クレオパトラ7世
そうしてアントニウスとクレオパトラの連合軍と、オクタウィアヌスの軍で
戦争が始まった。
でも
本当の、
私は?
クレオパトラ7世
クレオパトラ7世
クレオパトラ7世
クレオパトラ7世
クレオパトラ7世
クレオパトラ7世
一瞬受け入れそうになってしまった。 だけど、私の愛する子供の笑顔を見るとそんな考えは消えた。
クレオパトラ7世
クレオパトラ7世
ギリシャの海原で大きな争いが始まった。
だが、あまりにオクタウィアヌスの軍が強大だった。
結果は
オクタウィアヌスの 勝利。
クレオパトラはエジプトへ帰り、王宮に籠城した。
クレオパトラ7世
アントニウスは自殺。
クレオパトラ7世
オクタウィアヌスはクレオパトラを追討、王都を制圧した。
オクタウィアヌス
怖い、けど諦めたくなかった。
クレオパトラ7世
オクタウィアヌス
クレオパトラ7世
…あ、無理だ。
クレオパトラ7世
クレオパトラは侍女二人と共に部屋へ行った。
オクタウィアヌス
侍女の持ったかごの中に何か動いている、あれは…
毒蛇だ。
ひたすら走った。
オクタウィアヌス
部屋に走って扉を開けた。すると…
クレオパトラ7世
オクタウィアヌス
オクタウィアヌスが部屋に入って最初に見たものは胸元を蛇に噛ませたクレオパトラだった。
クレオパトラは 死んだ。
クレオパトラが自ら命を絶ったのは紀元前30年の8月12日。
王を失ったエジプトは以降ローマの属領となり、
3000年続いたエジプト王朝の歴史は終焉を迎えた。
衝動書きなので間違ったことを書いていたらごめんなさい!
この物語は「ラストファラオ」という曲を聴きながら作りました! 本当にいい曲なので聴いてみてください!
コメント
1件
うわあ…読んでて胸が苦しくなった。「誘惑なんてしたことない」っていうクレオパトラの本音が刺さる…。表向きは美しくて狡猾な女王だけど、その裏で国のために嫌なこともしてきたんだよね。本当は逃げ出したくて、ただ守りたかっただけなのに…。最後の自決のシーン、静かで壮絶だった。3000年の歴史を背負った一人の少女の物語、ちゃんと受け止めたよ🥀