N
N
月見。 様 Birthday Story
⇊ ⇊ ⇊
大きな空に広がる満点の星空
綺麗だね って2人笑って見たかったのに
この楽しそうに寄り添いあっている星達とは違って 俺たちは今日 離ればなれ
仕方がないことだ 、 彼に急な仕事が出来てしまったらしい
きっと今 、 彼は誰かの命を救っている
時には 、 救えない命だってある そういう時 彼らは理不尽にも 悲願の声を聞かされる
それでも 彼らは人の命を救う為に 今日も寝ずに働き続きる
精神的にも体力的にキツイ仕事だけど 彼はいつも「俺は誰かの命を救いたくてやってるから」と 嬉しそうな笑顔で微笑む
辛くて つらくてどうしようも無くつらい時
彼は静かに夜空の下で涙を流す
その涙を拭いたい でも 、 いつも 俺まで泣いてしまう
拭う側なのに拭われて 救われて
俺は影で 彼は夜空を照らす月だ
俺がどれだけ暗くしても 彼の優しさで俺の影を映えさせてくれる
彼が居るから俺は輝ける
本当に 本当に 彼には敵わない
俺の横にいると思えば もうずっと遠くにいて
俺はその場から離れることが出来ない
まるで深い深い海の底に沈んでいくように 足が動かなくて
y
どうしてだろう 先程まで見えていた綺麗な月が 一瞬にして夜空から消えた
まるで雲の︎︎"︎︎影︎︎"︎︎が月を襲ったように
⋯⋯ 俺が 、 もし 彼の足を引っ張っているとしたら
彼は皆から好かれる 夜の主役 月だ
俺は月の見栄えを良くするために居る 脇役の 影
俺が彼の横に居れば いつか彼の人気も 無くなってしまわないだろうか
「 Ifさんにはあの人と一緒にいて欲しくなかった 」
「 失望しました 」
「 もう降ります 」
y
最近見てしまった 悪夢
こんな最悪の未来なんか来ない そう思っているし
それにこれは「夢」
わかってる 、 わかってるけど
それでも不安はどんどん増していく
頬に触れる大量の雨
嗚呼 、 限界なんだ
もう これ以上彼を好きになることも
これ以上 生きようとすることも
もう 、 俺には無理なんだ
こんな俺なんか 消えてしまえばいいのに
なのに俺の身体を包み込んで離さない この体温はなんだろうか ?
y
今日は帰れないと言っていたのに どうして彼は 今ここに居るんだ
そりゃあ嬉しい 、 でも どうして彼は
y
来てくれてありがとう
そう思ってるくせに
y
y
もっと ぎゅっって抱きしめて 離さないで
口から出てくる言葉は 思っている事と真反対で
まるで天邪鬼だ
こんなやつだから嫌われるんだ
こんな捻くれ者だから
y
ï
まろは俺の顔を見詰めたまま固まってしまった
きっと俺 酷い顔しとるんやろうな
ï
y
ï
問にも答えず ただただ黙る俺を見て 彼はどう思っただろうか
面倒くさいと思っただろうか ? 関わりたくないと思っただろうか ?
そんな事をくだくだ考えている間に 再度 俺は彼の腕の中にいた
ï
y
ï
言わば 俺をバックハグ状態にし 空を指さした彼
y
まろの指した先には キラキラと煌めく星と 影と月が良い感じに重なった新月があった
y
たった数分で月の形が変わることはまず無い
なのにどうして ?
ï
y
ï
ï
と ロマンチックなのか ポエムなのか わからないけど まるで俺の心の中を読んだかのように
俺がかけて欲しい言葉をかけてくれた
嗚呼 、 本当にこの人は
y
y
ï
y
ï
y
y
ï
y
ï
月と影
では無く
月と太陽
だという事を トパーズの瞳を持つ彼は きっと気付かないのでしょう
何光年と続く 宇宙を輝かせる 月と太陽のように 何時までもお幸せに
月見。 様 お誕生日おめでとうございます 🎂🎈🎉
この1年が貴方にとって幸せな年になりますように
コメント
4件
コメント失礼します🌙 誕生日をお祝いして頂けてとっても嬉しいです〜!フォロー&プロフにファンマまでつけて頂いて、とても感謝しきれません!ありがとうございます☺️☺️ 月とか影とか太陽とか、そういう話題が出てくるお話大好きなのでとっても楽しかったです🫶🏻 自己肯定感が低い黒さんは健康に良いです!(( 素敵な作品をありがとうございました✨
めっちゃ好きです ... すんばらしいっ✨⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅ )⁝ 神様でしょうか ... ッ!?