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私、鮎川夢は…余命一年だ。これからこの物語には私の1年を書き込んでいく。ではどうぞ…
それはある日、突然起こった。
夢
大地
涼太
夢
夢
大地
夢の顔色はどんどん悪くなるばかり。
夢
バタッ!夢は勢いよく倒れた。
夢
大地
涼太
夢
大地
涼太
大地
ピーポーピーポー…
俺たちは夢に付き添った。
夢は薬の効果で数時間後には正常に呼吸が出来るようになっていた。
俺達はほっとしていた。
しかし。それも束の間。
医師の口から出た言葉は残酷だった。
病院の先生
病院の先生
大地
涼太
俺達は顔色無くしてた。だってあまりにも残酷過ぎたから。おまけにこんなことまで、医師の口から零れた。
病院の先生
大地
涼太
病院の先生
大地
涼太
病院の先生
病院の先生
大地
涼太
おれらはその場に崩れ落ちた。 だって俺達は夢の事が…好きだったから。
大地はこの前告白したばかりだった
涼太はまだ伝えられていなかった。
そんな事って…あるかよ!
俺達は一旦家に帰らされた。
俺達は泣き続けていた。
気づいたら夜が開けていた。
大地
涼太
俺達は毎日夢の病室に顔を出した。
夢は毎日元気さを取り繕っていた。
しかし俺達はそんなことにも気づいてやれなかった。
悔しすぎる…
夢
夢はいっぱい話をしてくれた。
そんなことが七ヶ月続いた。
ある日病室に顔を出した。
俺達は衝撃が走った。
ただ悔しくて…悲しかった。
何にもしてやれない。
この先…ずっと夢の体は壊れ続けて、病気に体力が奪われて…
変われるなら変わってやりたい。
俺が夢の代わりに死にたい。。
そんなことを思う日々が、体を壊されていく夢にも、こんなことを思ってる俺も。俺達も…皆…毎日…
大地
涼太
俺達も夢も壊れていった。
夢も次第に乱暴になった。
涼太
大地
夢
夢
夢
夢
夢
夢
夢
夢
夢はいっぱい泣いていた。
そんな日々も…1年がたって、あともう少しで1ヶ月立ちそうだったとき。
ざわざわ
俺達が夢の病室に行ったとき、夢の病室は騒がしかった。
俺達の頭には嫌な予感が走った。
大地
涼太
大地
涼太
お医者さん達が懸命に応急処置をしていた。
夢の口には人工呼吸機がつけられ
もう呼吸していなかった。
しかし、夢の目が薄く開き、
こう言った。
夢
っ…ピーーーーーー!!!
夢の病室には心配停止のアラームが
やかましく響いていた。
俺達はずっと泣いていた。
涼太は、もう目を覚まさない夢に喋りかけていた。
涼太
涼太
俺は、夢に返事をした。
大地
思いっきり泣いた。
数日後、お葬式が行われた。
また泣いた。
でも俺は、夢の分まで生きることを決めた。
10年後…
俺は医者になった。
大地
今日も急患がいっぱい運ばれてくる。
俺は何がなんでも…患者を助ける。
もう人を死なせない。
あの時は凄く後悔した。
まだしてやれることや、一緒にいれる事がいっぱいあったんじゃないかって
でも…それでも俺は
今日も医者として、患者を救う。
夢としても…な。