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小さい女の子の声がした。 黒く、少しばかり長い髪。 瞳は薄い水色。 その姿はどこか彼女に似ている。
紅鷹
紅鷹
そう、そろばんを打つ手を止め、 「ゆり」と呼ばれる少女の髪を編む。
できないのか、編んではまた解き 編んでは解き。
ゆり
紅鷹
ゆり
紅鷹
そんな姿に居ても居られなくって。
lrn
声をかけた。
紅鷹
紅鷹
彼女は恥ずかしそうに 申し訳無さそうに。
そっと横にずれ、場所を譲る。
ゆり はポロポロと涙をこぼし、 俯きかけていた。
lrn
ゆり
差し入れでもらった食べない飴を その子に渡す。
それを見た ゆり はパーッと顔を 明るくさせてご機嫌になる。
lrn
そう言って編み始める。
自分が髪が長いのもあり、 三つ編みは簡単だった。
ゆり
気に入ったのか、髪を見せるように くるくると回って見せては 「ありがとう」と言った。
紅鷹
その隣で 紅鷹 はペコペコと お辞儀をする。
lrn
ゆり
lrn
そんなやりとりを見ながら 重そうに口を開く。
紅鷹
紅鷹
紅鷹
lrn
紅鷹
lrn
長居する理由…もないから 帰る準備をする。
lrn
ゆり
ゆり が言った。
ゆり
「また」 なんて来ていいのか分からなかったが、
lrn
と、言う。
また会える確証なんてないのに。 …
√深裏
√深裏
√深裏
√深裏
√深裏
√深裏