千
ねえ、前から思ってたんだけど
千
Sparkleの曲って誰が作ってるの?
百
ユキ今それ聞く!?
紗蘭
それは私が
千
ふーん
千
Sparkleと君を引き抜けたりする?
紗蘭
そんな力そちらの事務所にないと思いますが?
千
事務所にはないけどRe:valeならできるかも
紗蘭
例え、できたとしても私は行きません
紗蘭
Sparkleも渡しません
百
それは前にオレに言ってた理由?
紗蘭
そうです。私は了さんを裏切れない
千
もう居場所を教えた次点で裏切ってるけどね
紗蘭
それは仕方ないじゃないですか
紗蘭
脅されましたし
千
じゃあ、脅したらこっちに来てくれる?
百
ユキ!
紗蘭
Sparkleを消すという?
千
まぁ、そうね
紗蘭
例えあなた達がスタッフや力のある芸能人に頼んだとしても
紗蘭
ツクモには逆らえない。
紗蘭
そうですよね?
千
じゃあ、他の脅しが必要だね
百
ユキ、脅し以外にないの?
説得とかさ
説得とかさ
千
彼女は説得出来ない
紗蘭
よく分かっていますね
百
って、今そんな話してる場合じゃないでしょ!
月雲
紗蘭、もしかしてTRIGGERの居場所教えたの?
月雲
十龍之介が戻ってるけど
紗蘭
私は言ってないですよ?
紗蘭
もう1人の男が
月雲
まぁ、いいや
月雲
どうせ潰れるのは分かってる
紗蘭
楽しそうですね
月雲
楽しいよ
月雲
空を優雅に飛んでいた鳥が今地面にたたきつけられる
月雲
そんな楽しいことなんてないでしょ?
紗蘭
本当、性格悪いですね
月雲
褒め言葉として受け取っておくよ
紗蘭
それじゃあ、私は戻るんで
紗蘭
了さん来る前に帰ってくださいね
百
ねぇ、Sparkleを消せないって分かってたのに
百
どうしてTRIGGERの居場所を教えてくれたの?
百
あんな脅しで
紗蘭
別にたいした理由なんてないですよ
紗蘭
そうした方が面白そうだったから
百
本当にそれだけ?
紗蘭
…それ以外に何があるんですか?
百
オレ達を助けたかった
紗蘭
百さんは私をいい人に見すぎですよ
紗蘭
私には関係ないです
紗蘭
TRIGGERもRe:valeも
紗蘭
アイドルなんてどうでもいい
千
それなのにアイドルに執着するんだね
紗蘭
執着?
千
してるじゃない。Sparkle
千
君は完璧なアイドルを作りたいんだろう?
千
それはアイドルに執着しているからだ
紗蘭
執着なんてしてない
紗蘭
Sparkleは違う
千
君は矛盾している
紗蘭
やめて
千
どうしてそんなに執着するの?
紗蘭
やめて!
紗蘭
執着なんてしてない!
紗蘭
アイドルなんて嫌いなの!
ファンも!
ファンも!
紗蘭
アイドルを苦しめるファンも
紗蘭
ファンの声を気にするアイドルも
紗蘭
嫌いなの!
紗蘭
いやなの…もう嫌だ…
百
紗蘭ちゃん…?
紗蘭
……
紗蘭
…失礼しました。
紗蘭
私もう戻ります
百
あれが本音?
千
なのかもね
百
オレ、紗蘭ちゃんを助けたい
百
あんなに取り乱した紗蘭ちゃん見たことない
千
モモならそう言うと思ったよ