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はっ、好きです!ぶくま、フォロー失礼します
んゎ、え、好きすぎる
☘夢追いうさぎ☘
竹取の翁
竹取の翁
赤ん坊だと、?
昔、昔あるところに
竹取の翁と言う じいさんがいたそう
おばあさん
竹取の翁
幸せそうなふたりには
子供ができないという 悩みがありましたとさ
おばあさん
ふたりはあだ名として
子を
かぐやと呼んだ
りぃ
どうも、りぃです
かぐやってのは 俺のあだ名です、!
竹取の翁
なんでこんなお偉いさんに婚約を申し込まれてるかというと、
この前のお披露目会で俺の容姿が 気に入ったらしい
りぃ
簾の中からそう応える
りぃ
毎回こう言って断っている
お披露目会から一度も姿を見せていないのにここまでくるのだろうか、
自分の容姿に自信は無いし、
りぃ
なんど婚約を申し込まれても
お母様とお父様には
りぃ
りぃ
そう言っているから、
りぃ
りぃ
おばあさん
りぃ
深くお辞儀した
その夜
なんだか眠れなかった
庭にでた
りぃ
視界いっぱいに広がった星空
そして
何を思ったか
家と外を阻む高い塀に登った
りぃ
小さい声で歌いながら
踊る
落ちたら大怪我だ、
りぃ
それでも踊る
誰かに見つけてほしくて、
夜に目がなれてきた頃
そこへ
人が通りかかった
りぃ
構わず舞った
さと
目があった気がした
霊だとでも思っただろうか
服装からしてお偉いさんだ
竹取の翁
りぃ
お父様に見つかって
塀から降りた
あの人
目があったかもしれないあの同い年くらいの少年
すごく
すごく
りぃ
もう二度と会えないんだろうな
今日は大勢の貴族が一斉に 婚約を申しこんできた
俺はこう言った
りぃ
りぃ
言い終えると貴族達は外へ 出ていった
夜になっていた
気づけば逃げ出すように
外へでていた
月が綺麗だった
もう、嫌になった
りぃ
今までのことを考えて…それから 全部吐き出した
ガサガサッと 草をかき分けるような音がした
さと
りぃ
りぃ
さと
「貴方が泣いていたから」
りぃ
気づいたら泣いていた
涙を拭いて前を見ると
昨日の、
‘’あの人‘’がいた
心配そうに俺を除きこんできた
さと
嬉しかった
でも、
りぃ
俺は崩れ落ちるように座った
りぃ
自分は月の住民で、?
神の息子で、?
こんな話
りぃ
あの人は隣にすとん、と座った
りぃ
顔を膝にうずくめて
しばらく泣いていた
りぃ
さと
りぃ
迷ったように
でもはっきりとそう言ってくれた
りぃ
さと
りぃ
さと
りぃ
驚いた 1人で踊ったことはあるけど
誰かと踊ったことは なかったからだ
りぃ
さと
りぃ
りぃ
さと
りぃ
ふたりで立ち上がった
りぃ
静かな夜に俺の声が響く
さと
りぃ
りぃ
さと
それから時折目があうと 微笑んでくれた
りぃ
あぁ…駄目だ
俺は単純だ
こんなにも…
愛おしくなってしまうなんて
りぃ
竹取の翁
ううある日、事件は起きた
おばあさん
竹取の翁
おばあさん
俺の婚約の話だけど
俺には関係ない
明後日…
早くて明日
月に帰るんだから
おばあさん
りぃ
竹取の翁
おれは淡い期待を抱いていた
帝
帝
竹取の翁
おばあさん
俺は、
あの人が帝の息子 なんじゃないかって
そんな訳ないけど
りぃ
帝
そしてすぐに
息子とやらが入ってきた
さと
お互いに目を見張った
帝
まぎれもない…
りぃ
あの人だったから
さと
りぃ
帝
結果から言うと、 さとさんは帝様の息子、 婚約は無しになった
と言うことになった
夜遅くまで話し合ってたらしい
その日の夜も
家から抜け出した
りぃ
さと
りぃ
さと
今日は月が近いですから__。
りぃ
俺は、
あの月に帰るのか…、
りぃ
さと
さと
さとさんなら、信じてくれる…?
その考えとは裏話に
変なヤツ、て思われたらどうしようっていう不安が俺を襲う
りぃ
さと
優しい微笑みに
心が溶かされる気がした
りぃ
吐き出すように
月に帰ること、
すべてを話した
さとさんは笑うこともなく
さと
頷きながら、抱きしめてくれた
りぃ
さと
りぃ
さと
りぃ
さと
りぃ
さと
気づけば抱きしめられた
りぃ
チュ
りぃ
俺とさとさんはキスをしていた
さと
りぃ
さと
あぁ、
これは月のせいだ
月に酔ってしまったんだ
そして
帰る日
竹取の翁
りぃ
おばあさん
りぃ
あぁ…優しい
行きたくない
りぃ
さとさんと
もっと一緒にいたかったなぁ…w なんて
抱きしめられた
ずっと一緒にいたかったけれど
そんなのただ、
隣の籠に飛び移った 小鳥みたいだから
りぃ
十二単を着込んだ女や うさぎ顔の男
そして、俺が乗るであろう馬車
月の光で影になっている
その影は俺たちに、俺に近づく
そして
完全に俺の前に立った
りぃ
もう帰るというのに
彼の声が聞けなかったから
りぃ
光の道を歩く
りぃ
一歩、また一歩と
さと
りぃ
彼が来たのは
馬車に乗り込んでから
さと
月に帰る人に
また会えるよな、なんて、w
さと
りぃ
これが最後の会話
今俺は高校3年生
ころ
りぃ
るぅ
見慣れた顔が1つ
なな
しぇ
さと
なな
さと
りぃ
さぁ、
かぐや姫はいつ、最愛の人に 気づくでしょうか__。
夜花
夜花
夜花