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一通りゲームをやり終えて、
いよいよ本題に入ったヒョン。
まぁ、その本題なんて
元から存在しないのだけれど。
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あからさまに分かりやすく見せたのに
気づく様子も見せない。
顔をキョロキョロさせて部屋を見渡しているだけ。
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そうですよ、と答えたら
ヒョンは一瞬寂しそうな顔をしてた
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おれが言った猫の正体は
たまたまクレーンゲームで見つけて取った猫のぬいぐるみ
ヒョンに似てたから、とは一生言えない。
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無理やりヒョンにこのぬいぐるみを渡した。
ヒョンは、ぬいぐるみを撫でた。
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ポカンと口を開けた。
クレーンゲームの恐ろしさを知らないのかこの男は。
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____円
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う、と思って何も言えないでいると、
ヒョンはクスッと笑った。
ずるい。
おれはこんなに一生懸命なのに。
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ヒョンだってその一つだってこと、
知らないだろ
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やった。
ヒョンからのありがとう以上に
おれを盛り上げてくれる言葉はない。
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ぬいぐるみを撫でながら、
『やっぱおれって猫顔?』『そうなのかな』って独り言
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ヒョンを家に上がらせるための口実なんて
こんなもんでいいでしょ?
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風もない夕暮れの中で、
家に向かうだけの変わらない時間。
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この時間を変えてくれるのは、
いつだってテサンだった。
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いつもだけど、唐突な誘いすぎる。
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つい離すようなことを言ってしまう。
頭は素直になれと言っているのに
口は言うことを聞かないようだ。
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満足そうに口角を上げるテサンを見ると、
なぜか珍しいものを見た気分になる。
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暇、という表向きの理由をつけて
テサンの家に行くことにした。
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こうして、
おれはテサンの家の猫を見に行くことになった
___のだけれど。
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そういうと、ヒョンはふふっと目を細めた。
日向ぼっこしたような目。
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ヒョンが、もう帰ってしまいそうな言葉を言うから。
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帰って欲しくなくて、
まだ隣の温かさに身を寄せていたくて、
口実を作った。
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次からの試合は
いままでよりも本気を出した。
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ゲームのリロード中、ヒョンが口を開いた。
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テレビ画面を見ながらそう尋ねてきたヒョンの横顔を
おれはじっと見ていた。
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ヒョンって、そういうの気にする感じだったんだ。
意外とピュアでかわいい。
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あぐらの姿勢で、
真ん中にそのぬいぐるみを入れてるヒョン。
その猫を見る横顔が窓からの光に照らされていた。
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自分で認めちゃうんだ。
さっき、『おれに似てる』とか言ってたけど、
もう忘れてるのかな。
何をしていても可愛いあなたに、
おれの目は釘付けだよ。
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何も言わずに、
じわじわと耳の先を赤くしていくヒョン。
リロードが終わってもうすぐ試合が始まるというのに
おれは目が離せなかった。
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イェッピ、
ずっとそばにいてね