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神作見つけてしまった、!!✨ 赫くんは小さめの爆弾かなんかもってたんですかね、、? それを起爆したとか、、? 間違っていたら申し訳ないです、、
良かったです! 爆発音!?
創作小説
iris、(桃赤)
赤メイン
流血表現 有
R18、恋愛要素 無
ご本人様に一切関係ありません
カウントダウン
母親が死んだ
土曜日に交通事故に合った
即死だった
ガードレールと車に
体を挟まれ
遺体に原型はほぼ無かった。
泣き叫んだ
アスファルトに広がる赤黒い血
鉄の匂いが濃く周りに漂う
俺の服についた
洗っても落ちなかった血
俺の母親は
俺を
俺を庇って死んだ
外で降りしきる雨
音が煩わしい
もう何もかも空っぽになりたい
全部全部どうでもいい
この淀んだ気持ちを
涙でしか吐き出せないのが悔しい
脳裏に浮かぶ あの日の光景
あの瞬間
あの表情
呪いのように昨日のことのように
鮮明に浮かぶ
現実では1回しか見てないのに
頭が勝手に再生して
頭から離れない
赤
吐き気がして
鳥肌が立って
体の震えが止まらなくなって
嗚咽がでる
汚い
聞きたくない
やめてよ
嫌だ
もう全部嫌だ
1階のリビングから
ご飯だよと父に呼ばれる
泣き腫らして赤くなった目を
隠すように
前髪を少し引っ張って
手でこすって
鏡でまだ赤い目を見ながら
目を細めてみる
きっと隠せるはずだ
隠せますように
父
赤
父
赤
赤
赤
赤
父
以前は当たり前だった
家族の団らんが
当たり前じゃなくなってしまった
沈黙の続く食事
空気が重くて逃げ出したい
でも自分のせいで心を痛めている父に
そんなことはできなかった
赤
赤
父
赤
赤
赤
交通事故の現場に父はいなかった
父は仕事だった
俺と母さんは
翌日の父の誕生日の
ケーキを買いに行っていた
帰り道だった
ケーキは俺が持っていて
少し形が崩れた程度だった
父は病院でそのケーキを見て
顔を歪めた
「母さんが選んだんだ」
と泣きながら伝えると
「そうかぁ、」と言って
涙を流しながら食べていた
今もあの表情が忘れられない
父
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
父
赤
赤
赤
父
赤
赤
父
父
父
赤
父
父
父
父
父
父
赤
赤
赤
赤
赤
父
父
赤
家を出たときは小雨だったのに
だんだんと雨は強くなった
傘なんて持ってきてない
濡れたかった
全身で雨を受けて
どうにでもなってしまいたかった
雨と涙が混じり
水でぐちゃぐちゃになる
目と鼻と唇の赤は
寒さからか体にも伝わり
全身が赤くなっていく
赤くずっと噛んでいた唇が
とうとう耐えれず
がりっ という音ともに
血が流れる
頬に伝う
床に落ちる
唇を舐めて
口で血の味を感じる
フラフラとした重い体は
言うことを聞いてくれなくて
いっそのこと
倒れたら
いや
死んだら楽になれるのかな
とか馬鹿なことを思う
当然死ぬつもりなんてない
どうせ足が竦むから
桃
赤
赤
桃
桃
赤
桃
桃
赤
桃
赤
桃
赤
息がしづらかった
紫
水
青
黄
赤
荒々しい足音とともに
突然姿を現し
飛びついてくる彼ら
急いできてくれたのか
呼吸が乱れていて
所々服も濡れている
黄
青
赤
紫
水
赤
紫
赤
赤
赤
桃
青
青
赤
桃
桃
桃
水
桃
桃
桃
赤
赤
紫
水
赤
青
赤
赤
桃
桃
赤
赤
赤
黄
黄
紫
水
赤
水
桃
桃
赤
赤
桃
桃
赤
赤
お湯で洗い流し
冷えた体を温める
一人になったら気が抜けて
みんなの優しさに涙がでる
ほら、俺すぐ泣いちゃう
すぐ泣いてしまうのが嫌だ
涙なんて見せたくないのに
弱さなんて見せたくないのに
赤
赤
紫
桃
赤
赤
紫
青
青
紫
紫
桃
紫
水
赤
紫
黄
桃
赤
大きなため息をつく
最近ため息ばかりだ
今日配信か
なにしようかな
先週はお葬式だったから
体調不良って言って
配信休んで申し訳なかったな
歌枠は....
赤
んー声ちょっと掠れてるかな
雑談でいっか
配信まであと時間あるし
眠いしちょっと寝ようかな
声が聞こえる
誰の声?
眩しさに目を細める
徐々に視界が開いていく
母
赤
母
母
赤
母
赤
母
母
赤
赤
母
赤
赤
母
母
赤
信号が赤から緑に変わる
暑かったし
ケーキもはやく冷やしたかったから
すぐに足を踏み出す
母
赤
「きゃーーっ!!!」
「おい、誰か救急車!!」
赤
赤
ガードレールと車に挟まれている母の姿
思わず目を見張る
震えが止まらなくなる
恐怖で体から力が抜ける
鮮やかだけど
どこか黒い赤い血
服に沢山ついていて
鳥肌が止まらない
赤
間抜けな声しかだせなくて
その場に崩れ落ちる
苦しそうに歪んだ
母の表情を見て
吐き気がした
周りは悲鳴と焦りで包まれている
なんとか理性を取り戻し
まだ震えている足で
急いで母の元へ向かう
赤
赤
赤
冷たい母の体を
手を握って温めようとした
赤
赤
赤
赤
赤
「君離れて!!」
赤
「誰か手伝ってくれ!!」
赤
赤
周りの大人に引き剥がされて
駄々をこねていると
しばらくして救急車がきた
母の元に駆け寄った隊員は
苦しそうに顔を歪めて
顔を横に振った
赤
赤
赤
赤
赤
「落ち着いて!!」
赤
赤
赤
ああ、またこの夢だ
鮮明に浮かんでくる
絶対に忘れさせない、と
呪いのように
俺を縛りつける
「あんたが死ねばよかったのに」
「お前のせいで死んだ」
「なんでお前が生きてるの?」
「赤、もう二度と近づかないで」
「そんな人だとは思わなかった」
「最低だな」
「見損なったよ」
「もう推すのやめる」
「炎上乙wwwwwwww」
「そんな人だとは思いませんでした」
聞こえる声
みんなこんなこと言わないって
わかってる
わかってるよ
わかってるのに
赤
もうやめて
だれかたすけて
赤
赤
汗が止まらない
涙が滲む
あの日の光景は何度も浮かんだのに
幻聴は初めて聴いた
あぁ、こわいなぁ、
たまらなく
赤
この苦しみから逃げ出したい
なにか方法は
なにかないかな
赤
机上のカッターが目に留まる
リストカット
したら楽になるって
聞いたことあるけど
本当になれるのかな
赤
やってみよう
赤
カッターの刃をだして
自分の肌に触れる
その冷たさが恐怖を煽って
怖くなる
思い切って力を入れた
赤
腕から流れ出る真っ赤な血
痛い
痛いけど
なぜか心地いい
赤
腕を切り
痛みを感じ
気持ち良さに溺れる
慣れてきたのか
腕の震えもなくなり
躊躇なく自分の腕を切る
全部どうにでもなってしまえ
と
腕を切り続けていると
血が少なくなってきたのか
頭がぼーっとし始める
でも今はそれすらも気持ち良かった
赤
赤
赤
めまいがする
呼吸が荒くなる
赤
赤
赤
頭と視界が真っ白になり
痛さと気持ち良さに包まれる
どんっ という鈍い音がなった
視界が暗くなり
そのまま俺は倒れた
赤
頭痛がして目を覚ます
起きた途端なにがあったのか
理解ができなかったが
ベッドについた沢山の血と
腕についた傷跡を見て理解する
気は乗らないが
手当しなきゃな と
包帯を巻きテープで止める
今は冬だからバレないだろう
シーツはどうしようかな
事故からずっと実家にいたし
これを洗うことを機に帰ろうかな
父さんをまた傷つけたくないし
一人なら心置きなく自傷行為ができる
ODとかもしたいな
この恐怖からにげたい
もうすっかり俺は染まってしまった
赤
やっぱり自分家が
1番落ち着くー!
赤
と 誰もいない家に言う
とりあえずソファにダイブして
スマホを開きごろごろする
赤
通知欄すごいことになってる
何百通にもわたるメッセージ
相手は5人からだった
赤
一昨日からスマホ見てなかったたんだ
てか前の個人配信またしてないじゃん!
みんなに何も言ってないし
おはツイもしてない やばい
DMを見ると「大丈夫?」という
心配で溢れており
すぐにポストする
「長らく浮上してなくてごめんなさい! また体調悪くなってました😭 何も言ってなくてごめんね 配信もごめーーんんん!!!今はよくなたから大丈夫だよ👍🏻」
ポストすると
すぐに反応がくる
「伝えてくれてありがとう(TT) まだまだ病み上がりは体休めてね😭 全然大丈夫だよ👍🏻❤️」
「あああああ心配すぎてしぬかとおもた ほんとによかったありがとうりうらくん生きててよかった😭😭😭😭😭」
何も言わずに無浮上だったのに
こんなに優しくしてもらって
恵まれてるなーって思ったし
愛おしいなって思った
幸福に浸っていると
LINEからの通知が鬼のようにきて
忘れてたやべ と思いながら開く
桃
桃
紫
水
黄
青
赤
赤
全然うそ
実家から自分家に帰って
無浮上でしたーとか言えない
雨に濡れててよかった、、、
桃
青
黄
赤
紫
水
赤
桃
赤
水
赤
青
青
赤
赤
黄
黄
紫
紫
赤
黄
赤
桃
赤
赤
水
紫
赤
赤
メッセージを大量に返したり
明日配信をすることを伝えたり
久々にスマホを触ったため
疲れがどっと溜まる
流石に眠くなってきて
寝ようかと思うが
体が強ばる
赤
寝たらあの夢を見るかもしれない
トラウマとなったあの夢
あの日の光景
不快感が募る幻聴
きっと大丈夫だろう
そう思い目を瞑るも
寝れたのは2時間後だった
ああ だめだった
またこの夢だ
母
母
赤
母
赤
母
母
母
赤
赤
父
父
父
赤
赤
桃
赤
水
紫
赤
青
黄
赤
赤
赤
赤
息がしづらい
苦しい
苦しい苦しい
赤
赤
荒くカッターを掴み
きらりと輝く刃を出す
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
血が不足して立っていられなくなり
その場に崩れ落ちる
めまいがする
薬を手に取った
赤
何錠からがODかわからないため
とりあえず20錠を飲み込んだ
赤
赤
頭がぼーっとふわふわして
それが気持ち良くて
追加で20錠飲み込んだ
赤
赤
赤
薬の幸福感と同時に
さっきまでの快楽を求める
カッターを手に取り腕に当てた
頭が働いてないせいか
力加減ができず深く切ってしまう
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
体の震えが止まらない
視界がチカチカする
頭が真っ白になる
倒れたくない
まだこの快楽を味わいたい
赤
赤
だめだ トぶ
どうか一生目が覚めませんように
桃
水
青
桃
紫
桃
桃
黄
桃
桃
桃
水
桃
桃
紫
桃
桃
青
青
黄
桃
桃
桃
水
紫
桃
桃
紫
水
桃
黄
青
桃
ピンポーン と軽快な音が鳴るも
赤がでてこない
おかしいなぁ と思いもう一度押す
が でてこない
流石に怖くなってドアに手をかける
鍵がかかってなかったのか
すぐに開いた
桃
玄関から見える光景が
信じられなかった
信じたくなかった
桃
黄
水
桃
自分だけ中に入り
扉を閉める
すぐに赤の元へ駆け寄る
桃
桃
扉を閉めた俺の努力は無駄だったのか
鍵を閉めるのを忘れていて
すぐにメンバーが入ってくる
水
紫
青
黄
まさにここは地獄絵図
赤の細い腕から大量に流れ出る
赤い赤い血
そこら辺に散らばっている薬
飲みかけの薬の瓶
ぐったりとして倒れている赤の体
苦しそうに歪める赤の表情
でもどこか穏やかそうな表情
少し冷たい赤の体にゾッとする
桃
赤
桃
赤
赤
桃
赤
桃
赤
桃
赤
青
青
青
青
赤
赤
青
赤が青の携帯を奪い
電話を切る
水
黄
黄
赤
黄
赤
黄
紫
黄
黄
水
赤
黄
黄
赤
赤
赤
黄
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
紫
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
怖くて目を瞑った
耳も塞ごうとした
そのときだった
温もりを感じた
目を開けたら
服に雫が落ちてきた
5人とも、抱きついてくれてた
黄
紫
水
青
桃
赤
赤
桃
桃
紫
赤
水
青
青
赤
黄
赤
桃
桃
桃
桃
桃
赤
赤
5
赤
4
赤
3
桃
2
赤
1
赤
桃
赤
理解できない
赤が一瞬、体を小さく丸めた
その瞬間
爆発音が響いた
辺りに飛び散っているのは
赤い血...?
近くにあるのは、なんだ
骨...?
肉の破片、?
だれ、の....?
桃
水
紫
青
黄
桃
5
桃
4
桃
3
桃
2
桃
1
桃