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浅葱 志希
どれぐらい走ったんだろう
たどり着いたのは、理久が逃げ込むという古いビルの屋上だった
フェンスの向こうには、街の明かりが広がっている
黒羽 理久
理久はフェンスに背を預けて、乱れた息を整えながら面白そうに笑った
襟のボタンを2つ外し、首元を緩めながら俺を見下ろす
黒羽 理久
黒羽 理久
浅葱 志希
浅葱 志希
俺は膝に手をついて、肩で息をした
胸の奥から出てくる謎の高揚感を抑えきれずにいた
シャツのボタンを外し、冷たい風を吸い込む
苦しいはずなのに、胸がスッキリしている
浅葱 志希
浅葱 志希
黒羽 理久
黒羽 理久
黒羽 理久
浅葱 志希
黒羽 理久
理久がゆっくりと距離をつめて、俺の目の前で足を止めた
浅葱 志希
逃げ場を塞ぐようにフェンスに手をついた時、俺の身体がびくりと跳ねた
月明かりに照らされた理久の顔が、恐ろしいぐらい綺麗だった
黒羽 理久
黒羽 理久
黒羽 理久
浅葱 志希
黒羽 理久
浅葱 志希
理久の手が伸びて
俺の頬に優しく、だけど逃がさない強さで触れた
指先から伝わる熱が、俺の皮膚を焼く
黒羽 理久
黒羽 理久
浅葱 志希
顔が近い
吐息が触れ合いそうな距離に、俺の心臓がうるさいくらい跳ねていた
怖いからじゃない
理久に見透かされてるという、ゾクゾクした感情のせいだ
黒羽 理久
黒羽 理久
黒羽 理久
黒羽 理久
浅葱 志希
理久の低い声が、鼓膜を揺らす
俺は溢れそうになる息を飲み込んで
震える手で理久の服の胸元をぎゅっと掴んだ
浅葱 志希
黒羽 理久
浅葱 志希
浅葱 志希
浅葱 志希
黒羽 理久
黒羽 理久
理久の口角が上がった
指先が俺の顎をすくい上げ、顔を近づけてくる
浅葱 志希
俺が思わず目を瞑った、その瞬間
耳元で、ふっと理久が意地悪く笑った
理久の温かい吐息が、俺の耳たぶをかすめる
黒羽 理久
黒羽 理久
浅葱 志希
パッと目を開けると
理久はニヤニヤしながら、身体を離していた
浅葱 志希
俺は赤くなった顔を隠すように、キュッと唇を噛み締めた
浅葱 志希
黒羽 理久
黒羽 理久
黒羽 理久
差し伸べられた理久の手
俺はその手を、迷わずにしっかりと握った
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コメント
1件
いやー、第2話、めっちゃ良かった!🔥 理久が志希の仮面を剥がすように迫るシーン、ゾクゾクしたわ… 「俺の前ではもう隠すな」とか「じっくり壊してやる」って台詞、重くて熱くて刺さる。 最後に志希が自ら手を握るところで、関係性の転回が来た感じがして胸熱。 続きが気になりすぎる…! 翠琉さんのキャラ同士の空気感、天才的に上手いっす。