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テラーノベル(Teller Novel)

はい!

今回は!

豪華2本立て!

第25層と27層編です!

そしてまたまた

カットします!

次はちゃんとやりますから...

(第37層を...)

許してください!

許してくれるなら!

この先を
進みください!

あとクッソ長いです!

では!

どうぞ!

第20層での激闘を終えた アスカ達

その後も順調に進んで 現在 第25層にいる

コハル

………!

コハル

綺麗!

アスカ

まさに《幻想的》ね

アスナ

でも少し寒いね

ミト

ここは氷山エリアだからね

キリト

暖かい服を着たいが

キリト

いつでも
戦闘体制で
いないとないとな

ミト

そうね

コハル

でも
こういう幻想的な景色の中を
好きなコーデで
歩けるってだけで
楽しいし

コハル

冷感耐性をつければ
おしゃれを楽しめるってのも
嬉しいしね

アスカ

コハルはそれがやりたくて
SAOを始めたんだもんね

コハル

うん!

キリト

じゃあ
少し探索をして
それからクエストを進めるか

アスナ

ええ!

少し探索した後 二手に分かれて クエストを進めていると

〜〜〜〜!

アスナ

コハル

どうしたの?

アスナ

あれって
キバオウさんじゃない?

コハル


そうだよ!
キバオウさんだよ!

アスカ

ここからでもわかる
頭と声ね

コハル

ALSの人達が大勢
集まっているみたいだけど
何か事件があったのかな?

アスカ

とにかく
行ってみましょう

コハル

うん!

キバオウ

ええかジブンら!
なんとしてもワシらの手で
長老達を解放するんや!

キバオウ

なんも知らんところに
いきなり拉致された挙句
こんなケッタイな世界に
閉じ込められて

キバオウ

ワシらがこのクエストを
攻略できるかどうかに
長老達がここから出られるかが
かかっとるんや!

キバオウ

全員 気合い入れてけ!

おおおお!!!

コハル

すごい気合いだね
今回のキバオウさん
なんか随分『入り込んでいる』
みたい

アスナ

私達SAOプレイヤーは
特に長老の話を
感情移入しないわけにも
いかないのよ

アスナ

おそらく
閉じ込められた世界からの
脱出の願いは誰よりも
強いはずよ

アスカ

その為にも
早くクリアしないとね

コハル

うん!

その後もクエストを進めて 今日は切り上げるため 先に宿に入ってる キリト・ミト達と 合流する ことになったのだが...

ミト

あっ!

ミト

キリト!
来たみたいよ!

キリト

おっ!アスナ!
アスカ!コハル!
お帰り!

アスカ

ただいま!
キリ..

ドッ!?

キリト

なんだ?
みんな揃って

ミト

あぁ...

ミト

やっぱりこうなった...

キリト

アスナ

き キリトくん?

アスナ

その人...誰?

スティラ

ふむふむ
きっとあなたが
アスナさんですね
なるほど
キリトさんとミトさんが
言ってた通りですね

アスナ

私のこと...知ってるの...?

スティラ

申し遅れました
私は《スティラ》といいます
今後とも
よろしくお願いしますね

アスナ

こちらこそ
よろしくお願いします

アスナ

って!
そうじゃなくて!

アスナ

私が聞きたいのは
なんでキリトくんと
スティラさんが一緒に
いるかってことよ!

スティラ

雪崩れに
巻き込まれかけたところを
キリトさんに
助けてもらったんです

スティラ

あの時はヒヤリとしましたよ
あっ!
二重の意味で ですよ

キリト

あれはホントに
ヒヤリとするよな
あっ!
二重の意味で だけど

アスカ

二重の意味って...

キリト

ベータの時は
俺も雪崩れにあったんだよ

キリト

出るのに3時間かかった

アスナ

私が聞きたいのは
そうじゃないの!

アスナ

私は!

アスナ

「ちょっと探し物があるから
迷宮区行ってくるね」って
ミトも心配で行って

アスナ

私達を置いてった君が!

アスナ

なんでスティラさんと
一緒にお茶しているのよ!

ミト

あぁ...
これはダメだ

スティラ

わかります!
これは《嫉妬》ですね!

スティラ

アスナさんはキリトさんを
愛してるんですね!

アスナ

なっ!

アスナ

ななななな
何を言ってるんですか!?

キリト

えっ?

キリト

いや...
それはないだろ

アスナ

どうしてキリトくんが
私のことを決めるのよ!

キリト

な なんで俺に怒るんだ?

アスカ

(ダメだコイツ...)

スティラ

素敵!
恋の揉め事ですね!

コハル

なんか強烈な人だね

アスカ

ええ

アスカ

そしてキリト...
あんたはいい加減に気づけ

キリト

ミト

アスカ...
これはもうダメよ

アスカ

はぁ...

アスカ

あの...
スティラさん

アスカ

このままだとアスナ
恥ずかしすぎて
爆発しちゃうので

アスナ

ばっ爆発しないわよ!

アスカ

じゃあなんで顔が
そんなに赤いのよ

アスナ

うう///

ミト

とりあえずアスナは私が
連れて行くから

ミト

スティラさんと話でもすれば?

アスカ

そうね

キリト

じゃあ俺も...

ミト

アンタは
ちょっと話があるのよねぇ

キリト

えっ?

コハル

キリトさん
ご無事で...

キリト

えっ!?
なに?!
俺何かされるの!?

ミト

よ〜し
いくわよ〜

キリト

えっ!ちょっ!
まっ待って!
ああああ!!!!

アスカ

はぁ...

そして 一夜明け クエストを進めると シノンと再会したり クエストのトラップに 気づいたアスカ達は トラップに踏み込む キバオウ達を 追う

キバオウ

もうちょっとや!
後ちょっとで
氷を割れるんや!

うおおおお!!

コハル

どうしよう!
氷が割れちゃう!

アスカ

ちよっとまったぁぁ!!

キバオウ

なんや!?
アスカ!?
なんのつもりや!?

アスカは事情を説明した

キバオウ

なんやと!?

キバオウ

しかし
そないなこと信じられへんな
すぐに
「はいそうですか」と
言えへんわ

キリト

アスカが言ってることは
嘘じゃない!
まずは一度落ち着いて話を
聞いてくれないか!?

キバオウ

キリト...!

キバオウ

ジブンまでそないなことを
言うんか

キバオウ

しゃあない
話だけでも聞こうか

キバオウ

ジブンら!
ちょっと待ちや!
ひとまず
アスカとキリトの話を
聞いてから...って
やめい言うてるやろが!

バリン!

うわぁぁぁ!!!

キリト

ッ!

ドォォン!

キリト

危ないところだったな

キバオウ

おおきに
キリト!
助かったで!

キリト

ああ!
この人を頼む!
後はあの炎を
なんとかしないとな

アスナ

もうあんなに勢いが!

ミト

このままじゃ
城の外まで燃えて!

少女

大丈夫
私がやる

コハル

でも!
危ないよ!

少女

大丈夫
これが私の
役目だから

そう言い少女は 氷のゴーレムを作り 炎を止める

やがて氷のゴーレムは ポリゴンオンと共に 消えた

少女

わたし
もう 泣かない
だから もう一度
行かせて

コハル

うん
わかったよ

アスカ

まってコハル

コハル

アスカ

私が行く

コハル

アスカ

少女を背負いアスカは 結晶へ向かう

アスカ

炎を...切り払う!

アスカは目の前の 炎を切った

コハル

すごい
炎...斬っちゃった

コハル

…!
今だよ!アスカ!

アスカ

ハァ!!!

少女

フッ!

ガァァァァ!!!

アスカ

よし!

アスカ

みんな!
行くわよ!

おう!

その後《灼熱の真骸》を 凍らせ 一度戻り 再びボス戦へ向かう

しかし

シノン

《ラティオ》...!
もういい!
このままじゃあなたが!

シノン

どうして?
どうしてよ!
あなただって
限界のはずでしょ!?

シノン

放しなさい!
放しなさいよ!

コハル

アスカどうしよう!
このままじゃ
二人が死んじゃう!

アスカ

ボスを叩いて
攻撃を止めよう!

コハル

でも
ボスの姿が見えないよ!

アスカ

ボスがいない...
そうか!
そういうことね!

コハル

えっ?

アスカ

ボスは最初からいた

アスカ

ずっと見えていたんだ

キリト

ポルターガイストだな

コハル

えっ?

キリトが言うと真ん中の 机が浮いた

キリト

なるほど
あれが本体か

キリト

まずはあのテーブルを
攻撃するんだ

コハル

はい!

アスカ

行くわよ!

コハル

うん!

やぁぁぁぁ!!!

ザシュ!

ボスはアスカ達によって 攻撃をやめた

コハル

あっ!
シノンさん達への
攻撃が止んだよ!

アスカ

シノン!
大丈夫!?

シノン

ええ...
私は大丈夫
でも...

コハル

ラティオさん
最後まで
シノンさんを守って

シノン

っ!
………っ!
…きな……いよ…

起きなさいよ!

シノン

あなたは仲間の
安全を守る重要な
ポジションなのよ!
まだボス戦の途中よ!
起きなさい!

シノンは動かなくなった ラティオを叩く

その手をコハルが止める

シノン

っ!
放してよ!コハル
放し___

コハル

そんなに叩いたら
可哀想ですよ

シノン

…私のせいだ
…敵だと気付かずに
テーブルに近づいたから!

シノンはボスに 突っ込もうとする

アスカ

っ!
シノン!

シノン

どいてアスカ
あのボスとの決着は
私がつけるわ

コハル

そんな!
危険です!

コハル

ただでさえ強いボスなのに
焦っているシノンさんじゃ
危ないですよ!

シノン

いいから!!
私の責任で
あのボスとの決着を___

パァァン!!!

シノン

っ!!

コハル

っ!

アスカ

………

アスカは見るに耐えず シノンの頬を叩いた

シノン

アスカ...

アスカ

彼はシノンに死んで欲しくて
命をかけたんじゃない!!

アスカ

せっかくもらった命を
無駄にしないで!!

シノン

………

シノン

アスカありがとう
大丈夫
自分のすべきことは
思い出せたから

シノン

だからお願い
改めて
私に力を貸して

アスカ

言われなくたって
力を貸すわよ

スティラ

私もお手伝いします
ラティオさんが動けない今
壁役が必要でしょう?

スティラ

タンク専門ではないですが
守りは得意です!

コハル

でも
厚い装備じゃないのに
耐えるのは無茶です!

スティラ

受け止めるだけが
防御ではありません
耐えるだけが
壁役ではありません

スティラ

耐え切れないなら___

スティラ

軌道を
逸らせばいいのです!

スティラは敵の攻撃を 逸らした

スティラ

まだ!

ガン!

コハル

すごい!
今度は跳ね返して
敵に当たるなんて!

スティラ

アスカさん!
コハルさん!
今です!

アスカ

コハル!一緒に!

コハル

うん!

ハァァァァ!

ザシュ!

ガァァァァ!!!

バリン!

やったぁぁぁぁ!

アスカ

ふぅ...

コハル

お疲れ様アスカ

シノン

………

コハル

シノンさん...

アスカ

そっとしときましょう

コハル

うん...

コハル

ねぇアスカ

アスカ

ん?

コハル

こんな時だけど

コハル

LIVEどうするの?

アスカ

えっ?!
まだ覚えてたの!?

コハル

覚えてるに決まってる
じゃん!

コハル

それで?
いつにするの?

アスカ

ん〜
そうね〜

アスカ

じゃあこのボス戦が
終わったら
やってもいいわよ

コハル

本当!

コハル

よ〜し!

コハル

頑張るぞ〜!

アスカ

クスッ

そして遂に ボス戦へと 入る

順調にボスのHPを 削っていたが...

ボスは通常攻撃の倍の力で ALSのメンバーを 蹴散らした

うわぁぁぁぁ!!!

バリン!

キバオウ

ワシのせいや...
ワシが殺したんや...

キリト

しっかりしろ!
キバオウ!
アンタはリーダーだろ!

キバオウ

………

キリト

…っ!

キリト

アスカ!コハル!
アスナ!シノン!
ミト!
俺達でキバオウを
カバーするぞ!

アスナ

ええ!

シノン

了解!

ミト

任せなさい!

コハル

はい!

アスカ

わかったわ!

ザシュ!ザシュ!ドドッ! ザシュ!ザシュ!

コハル

くっ!強い!

コハル

6人がかりでも押さえ
きれないなんて!

キリト

くっ!

キリト

もう無理だ!
キバオウ!退却しろ!

キリト

さっきからALSの被害は
増え続けてる...!

キリト

このままだと...

全滅だぞ...!

キバオウ

おどれか...
おどれがワシの
大切な仲間達を...
おどれかぁぁっっ!!

キバオウはボスに突っ込む

それをキリトが止める

キリト

何考えてるんだ!
キバオウ!
今突っ込んだら
アンタまで死ぬぞ!

キバオウ

離せぇや!キリト!
ここはワシの死場所なんや!
たとえ死に晒しても...
あいつに一矢報いんと!

シノン

っ!

パァァン!

キバオウ

っ!

シノン

倒れていった
ALSの人たちはね...
あなたに死んで欲しくて
命をかけたんじゃない!

シノン

タンク班の
人たちだけじゃない

シノン

この戦いで倒れたALSの人達は
みんなあなたを守ろうとして
倒れたのよ!

シノン

せっかく
守ってもらった命を
無駄にしていい理由なんて
何一つない!

シノン

仲間の人達が命をかけて
救った時点でもう...
あなた一人の
命じゃないのよ!

キバオウ

うぅ...

キバオウ

すまん...
みんな...
すまん...

キバオウ

負けや...
ワシらの負けや...

キバオウ

ALS全員
撤退して外の連中と交代せぇ!

キリト

ここが限度か...

キリト

リーファ!
援護を頼む!

リーファ

大丈夫!お兄ちゃん!

ヒースクリフ

事情は了解した
ここはKoBが力を貸そう
まずは生き残ることを
考えるんだ

リンド

DKBも協力させてくれ
ここはプレイヤー同士
一丸になって戦うべきだ

キィン!キィン!キィン!

ヒースクリフ

さて
KoBが助けに入ったことで
最悪の状況から脱することは
できたようだ

ヒースクリフ

けれども依然と
旗色は悪いか...

アスナ

だめ...このままじゃ...

ミト

なんとか...しないと...

アスカ

まずは...みんなを
落ち着かせないと

アスナ・ミトは遠くで アスカは戦いながら 考えていた

ヒースクリフ

ほう...
正しく状況を
見られている者がいたか

ヒースクリフ

アスナ君ミト君
アスカ君
君たちなら
この状況をどう思う

ヒースクリフ

いや...どうすれば
我々は勝てると思う?

アスナ

っ!
ヒースクリフさん!

ミト

そう...ですね...

アスカ

っ!
考えるとするならっ!

アスナ

今はみんなのHPも
まだ余裕がありますが

ミト

じきにそれもジリ貧に
なると思います

アスカ

だからその前に
現時点での私達の
最強戦力
それを集中投入して
短期決戦で押し切るしか
ないわっ!

ミト

ヒースクリフさん
キリトそして
アスカ

アスナ

3人による同時集中攻撃で
一気にボスを倒しきる

ミト

それしか...ありません

ヒースクリフ

根拠は?
まさか無作為にその3人を
選んだわけではないだろう?

アスカ

現状攻略組の...いや
全プレイヤーの中で
最高クラスの防御力を
持つヒースクリフっ!

アスナ

そして
全プレイヤーの中
最高クラスのスピードを持つ
キリト君

アスナ

この2人が前に出ない
手はありません

ヒースクリフ

お褒めに預かり光栄だ
しかしではアスカ君は?

ミト

はい...ヒースクリフさんや
キリト君のように
一言で言い表すのは
難しいのですが...

ミト

アスカはここ
クォーター・ポイントに
至るまで

ミト

いつもフロアボス戦に
居合わせました

アスナ

それ以外にも
様々なピンチにも
見舞われてきましたが

アスナ

それでもなお
いつも
生き残っていました

ヒースクリフ

なるほど
さしずめ『勝負強さ』と
いったところから

ミト

すみません
この重要な局面で
抽象的な理由しか
説明できなくて...

ヒースクリフ

いや
君達の判断は正しい
この戦いが『ゲーム』
である以上
『勝負強さ』を持ち味とする
者を選ぶのは上策だ

アスナ

はい...でも...

ヒースクリフ

でも...?

アスナ

今のままでは
その作戦も難しそうです

ミト

今言った
3人だけが突撃しても
ボスは倒しきれない

アスナ

ここにいる全員で
ボスを追い込んでいって

アスナ

最後の決め手で3人が
同時攻撃すべきです

ミト

だけど...そのためには

アスナ

何かこの戦力差を
一変させる要素
それがなければ
厳しいと思います

ヒースクリフ

なるほど具体的には?

アスナ

例えば
ここにいる全員
ないしは半分以上が
同時に強化されるような
事態

ミト

それこそ規格外のバフでも
かからないことには

アスナ

でも...そんなもの

アスカ

………

私の《歌唱》(チャント)を 使えば逆転 できるかもしれない

でもそれをしたら 私は動けない どうすれば...

あっ!

アスカ

ある...一つだけ!

アスナ

えっ?

《ギルド・オブ・ヴァラー》を 使えば逆転できる!

アスカ

あの効果でKoB全員に
強力なバフをかければ
この状況さえも
覆せる!

アスカ

でも
私の一存
だけだと...

リンド

俺は構わない!
今ここでこそ
使うべきだ!

キリト

ああ!
ここで使うべきだ!

アスカ

…!
ありがとう!

アスカ

ここで攻略組が
大打撃を受ければ
SAOのクリアは
事実上不可能に
なるかもしれない

アスカ

そういった
意味ではまさに
瀬戸際よ

アスカ

それだけの緊急事態なのよ
この際二人分の
承認があっただけでも十分...

3人や!

キバオウ

リンドはんそれに
キリトの二人だけやない!

キバオウ

ワシも入れて3人や!
これで満場一致
誰も何も文句は
あらへんはずや!

キリト

キバオウ...
本当にいいんだな?

キバオウ

当たり前や

キバオウ

今一番大事なのは
SAO攻略に必要なモンらが
無事生き残って
ここをクリアすることや

キバオウ

それにあん旗の件に関しては
これがある意味で
一番平和的な
落とし所やないか

キバオウ

惜しい気持ちだって
こないたあないがな

キバオウ

それ以上に
平和的にカタァついて
むしろせいせいするわ

キバオウ

あん旗が一番相応しいのは
全プレイヤーの
ために戦えるモンら
純粋に攻略のためだけに
存在するギルドや

キバオウ

ヒースクリフはん
あん旗はジブンらに譲るわ
そん代わりに仲間の...
ワシの仲間の仇をとってや!

ヒースクリフ

わかった

ヒースクリフ

《血盟騎士団》の名にかけて
誓おう

キバオウ

おおきにな
ホンマ...大きなやで

キバオウ

《アインクラッド解放隊》
リーダーキバオウ
《フラッグ・オブ・ヴァラー》
使用に...異議なし!

リンド

《ドラゴンナイツ・
ブリゲード》
リーダーリンド同じく
《フラッグ・オブ・ヴァラー》
使用に異議なし!

アスカ

立会人 アスカ
キバオウ・リンドの両名に同じく
《フラッグ・オブ・ヴァラー》
使用に___異議なし!

アスカ

ヒースクリフ"さん"
これを受け取って

ヒースクリフ

君達3人の思い
確かに受け取った

《フラッグ・オブ・ヴァラー》を彼が 掴むと同時に真っ白だった旗が 真紅に染め抜かれていく やがて旗には《KoB》の 紋章が浮かび上がった

これにて切り札として真の完成を見た 《フラッグ・オブ・ヴァラー》 ヒースクリフはそれを堂々と掲げ 突き立てる

ヒースクリフ

《血盟騎士団》総員突撃!

うぉぉぉぉ!!

ザシュ!ザシュ!ザシュ! ザシュ!ザシュ!

《フラッグ・オブ・ヴァラー》の 効果で全員が大幅に強化されたKoBは その勢いに乗りボスへと 立ち向かっていく

だがボスもそう簡単には圧倒されず 逆にKoBを圧倒し その強さを示す

ヒースクリフ

さて...ここで最後の
ピースが必要か

ヒースクリフ

ここは彼女らに
頑張ってもらうとしよう

アスナ

みなさん!
ここが勝負所です!

ミト

大丈夫!
きっと勝ち目はあるわ!

アスカ

だから諦めないで!

アスナ

今まで戦ってきた
中でも
感じてきました
確かにこのSAOや
それを作った
茅場晶彦は
私達に理不尽を
強いた存在に違い
ありません

ミト

だけど『ゲーム』という
ことへの姿勢はに
関しては真摯さが
あるように思えるのよ

アスカ

この『ゲーム』は
SAOというゲームは
厳しくあっても
悪質なゲームでは
ないはずなの!

ミト

だから...
私達プレイヤーが
諦めずに力を尽くせば
きっと答えてくれる!
クリアできる可能性は
あるはずなのよ!

ヒースクリフ

私も彼女達の
言う通りだと思う

アスナ

ヒースクリフさん!

ミト

みんな!
私達に作戦がある!
お願いだから...
みんなの力を貸して!

ヒースクリフ

聞かせてもらえるかな?
アスナ君ミト君アスカ君

アスカ

ええ!

アスカ達の演説と作戦説明を聞き 場のプレイヤー達は土気は急激に 高まっていった 迷いを振り切り凄まじい 気追でボスを圧倒していく

ヒースクリフ

では征こうかキリト君
そしてアスカ君
アスナ君の言葉を
借りるなら
ここが勝負所だ

キリト

ああ!

アスカ

ええ!

ザシュ!ザシュ!

キリト

ヒースクリフさん!

ザシュ!

ヒースクリフ

キリト君!

ザシュ!

アスカ

フッ!

アスカは ヒースクリフとキリトと 連携をとる

コハル

すごいアスカ...
あの二人に
ついていってる...

ヒースクリフ

気をつけたまえ二人共
今はKoBの面々が
引き受けてくれているが
私達3人が有効打を
入れないく以上

キリト

あの"4連撃"を
しのがないといけない
だろ?

ヒースクリフ

その通りだ

ヒースクリフ

あの4本腕から
集中的に狙われたら最後
私のガード
君のスピードによる回避
そのどちらも
不可能に近いと
言わざるを得まい

キリト

そうだな
だけどこれは『ゲーム』だ
なら一か八かの勝負が
必要な時も
あるんじゃないか?

ヒースクリフ

間違ってないよキリト君
ここで決めるとしようか

ヒースクリフ

タイミングは
私に合わせろ!
キリト君!

キリト

わかった!
トドメは頼むぞ!
アスカ!

アスカ

ええ!

キリト・ヒースクリフが ボスにダメージを与え アスカが 渾身の一撃を叩き込む

渾身の一撃を受けても ボスは立ち続けた 3人のうち1人でも倒せば 自分の勝ち そう理解しているの だろうか?

ボスはただひたすら アスカを狙い4本の豪腕による 同時攻撃を繰り返す しのがなければ アスカは終わりだ

アスカも必死に回避するが..。

キリト

っ!
アスカ!

アスカ

だめ...
回避も...
防御もできない...!

アスカ

(どうすれば!)

コハル

……!

コハル

死なないで!
私を置いてかないで!
アスカ!!!

アスカ

(思い出せ)

アスカ

(何か方法があったはず)

受け止めるだけが 防御でもありませんし 耐えるだけが 壁役ではありません 耐えきれないのなら

軌道を逸らせばいいのです!

すごい! 跳ね返して敵に返すなんて!

アスカ

防御も...
回避もできないのなら

ヒースクリフ

見せてもらうぞ
アスカ君

軌道を 逸らせばいい!!

ガッキィィィ!!!

回避でも防御でもなく あえて攻撃を選んだアスカは 迫り来る鉄球に的確な一撃を叩き込む

横っ面を叩かれた鉄球は 軌道を大きく逸れて旋回 事もあろうかと発射地点へと 戻っていきボスに炸裂する

それだけではない 他ならぬボス自身を強打した鉄球は 勢いは衰えずそのまま鎖が ボスの身体に巻き付き 締め上げる

ガァァァァ!!!

キリト

うまい!

ヒースクリフ

ほぅ
この土壇場で
まさかこんな攻略法が
あったとは
あのボスもこれでは
文字通り
腕を振るえまい

ヒースクリフ

アスカ君
君が決めたまえ

アスカ

ええ!

アスカは大きく飛び ボスにとどめを刺す

アスカ

はぁぁぁぁぁ!!!

ドスッ!!!

ガァァァァ!!!‼︎

バァリィィン!!

放たれるトドメの一撃 アスカの一撃を受け 遂にボスはポリゴン片と なった

うぉぉぉぉ!!

キリト

終わったな

キバオウ

せやな

キリト

キバオウ...

キバオウ

ジブンらには...
ホンマ面倒かけたな

キリト

これから...
どうするんだ?

キバオウ

ワシはワシのやり方で
ワシの罪と向き合う
そして
ワシなりのやり方で
罪を償う

キバオウ

もうワシ1人の命やない
そう教えてもろたからな

キリト

そうか...

キバオウ

ほいなら
ワシはもう行くわ
元気でな
今までおおきに
キリト

アスカ

…キバオウ...

ヒースクリフ

さて
キリト君
アスナ君
ミト君
コハル君

ヒースクリフ

そしてアスカ君

ヒースクリフ

改めて問おう
我々KoBに
加わってくれまいか?

ヒースクリフ

特にアスナ君
ミト君アスカ君
先程の戦いで
君達が見せた戦略眼や
指揮の手際は
見事だった

ヒースクリフ

君たちには
KoBの中でも
A隊B隊C隊の隊長
実質的な
副団長になってほしい

アスナ

でも...私は...

キリト

いいんじゃないか
行けよ アスナ

アスナ

キリト君!?

キリト

アスナ俺は集団に
所属しないんだ

キリト

俺は自分と
自分の周りにいる人たちを
助けるためにしか戦えない

キリト

でも君は違う
君は大勢の人間を率いて
もっと多くの人を
救えるために
戦える
その能力がある

キリト

SAOの百層を目指す
プレイヤーである以上
君には...その義務があるんだ
違うか?

アスナ

キリト君?
何を言ってるの?

キリト

俺は...

アスカ達のパーティーを 出る

アスナ

っ!!

キリト

だから君はKoBに
加わって
大勢の人を助けてくれ

アスナ

キリト君...

アスカ

まぁ
アスナも1人で行動しても
大丈夫になったし
私は良いよ

コハル

寂しいですけど
攻略の時にまた
会えますので!

アスナ

みんな...

ミト

行ったら?
アスナ

アスナ

………

アスナ

分かった

アスナ

ヒースクリフさん
私 《血盟騎士団》に
入ります

ヒースクリフ

感謝するアスナ君
我々《血盟騎士団》は
君を歓迎する

ヒースクリフ

あとはミト君と
コハル君とアスカ君

ミト

私は...

アスカ

ミトは...無理なんです

アスカ

今度お店を開くので...

ヒースクリフ

ん?
そうだったのか

ヒースクリフ

すまない

ミト

………

ミト

いえ...

私も 《血盟騎士団》に 入団します

アスカ

ミト!?

コハル

どうして!
お店を開くって
前から言ってたのに!?

ミト

ごめん...

ミト

でも私が必要だって
言ってるから...

ミト

お店は開かなくても
メンバーに渡すことが
できるから
大丈夫

アスカ

ミト...!

ヒースクリフ

感謝する

アスナ

ミト...良かったの?

ミト

うん

ミト

それに...

ミト

アスナと
一緒だから大丈夫!

しかしミトの頬には 雫が垂れていた

コハル

ミトさん...!

アスカ

………

ヒースクリフ

さてあとは
君たち2人だけだ

コハル

あっ...その...

アスカ

………

アスカ

少し
考えさせて下さい

ヒースクリフ

わかった

アスナとミトは振り向かず その場を立ち去る その肩が僅かに震えてたのを アスカ達は黙って 見送った

リーファ

お兄ちゃん...
こんなの本心
じゃないでしょ?
良かったの?

キリト

良いんだよ
本当はもっと前に
こうしなきゃ
いけなかったんだ

キリト

いつの間にか
《ビーター》の異名は
消えたし

キリト

俺は心置きなく
攻略できる

リーファ

お兄ちゃん...

コハル

………

アスカ

………

コハル

これからどうするの?

コハル

LIVEは...

アスカ

ごめん
延期にさせて

コハル

...うん

なんでだろう アスナさん達は KoBに加わって キリトさんは 《ビーター》の異名が消えて

良かったのに...

なんでだろう

みんなそれぞれ 進むべき道を進んだのに... 今日はLIVEも張り切って やる気だったのに

なんか...

悲しいな

それから数日経った

アスナとミトは KoBの副団長になり

ボス戦に貢献していた

しかし

アスナ

あれっ?

アスナ

なんで残ってたの?

アスナ

すみません!
直ぐに整理しますので!

リズベット

待ってアスナ!

リズベット

それって大切な
レイピアなんでしょ?

リズベット

大切なものを
そんな簡単に割り切っちゃ
ダメよ

アスナ

でも...!

リズベット

どうせ
KoBに加わったら
全部リセットしようと
したんでしょ?

リズベット

でもそれは残ってた

リズベット

それはつまり
消したくなかったから
じゃないの?

リズベット

アスカ達との思い出を

アスナ

………

アスナ

うぅ...

リズベット

大丈夫
ここでは泣いて
良いんだよ

アスナ

うぅ...
うぁぁぁん!!

そしてそれはミトも

リーファ

ミトさん
これって...

ミト

ごめん!
直ぐに消すから!

リーファ

ダメ!
消さないで!

リーファ

それはアスカさんが
わざわざ
作ったやつだったよね

ミト

………

ミト! 実はね! ミトの誕生日プレゼントに オーダーメイドの 鎌を作りました!

これはここを押すと変形して チェーンだけじゃなくて ワイヤーも出せるように したんだよ! 大切にしてくれると... 嬉しいな...!

ミト

………

リーファ

大切なものは
消しちゃダメですよ

リーファ

消してしまったら

リーファ

アスカさん達と
一緒にいた時間が
意味が
なくなってしまいます...

リーファ

だから...
消さないでください!

ミト

………

ミト

ごめん...
やっぱりわたしっ!

ミト

まだ...
アスカ達と
一緒にいたかった...

リーファ

ミトさん...

ミト

あの時
アスカ達と離れる時
すごく悲しかった

ミト

まだ一緒にいたかった!

リーファ

リーファ

大丈夫ですよ

リーファ

きっと
アスカさん達に伝えれば

リーファ

思いは
届くと思います

ミト

…うん...!

アスカ

はぁぁぁぁ!!!

コハル

やぁぁぁぁ!!!

ガン!

アスカ

くっ!

コハル

やっぱり
磁石が邪魔で

コハル

上手く動けない...!

アスナ

せやぁぁぁ!

ミト

やぁぁぁぁ!!!

ザシュ!

ガァァァァ!!!

アスカ

っ!?

コハル

アスナさん!?
ミトさん!?

アスカ

どうして動けて!

コハル

っ!
あの武器って!

アスカ

っ!!?

アスカ

《シバルリック・
レイピア》と
《オールマティー
・サイス》!

リュール

なるほど!

リュール

シバルリック・
レイピアと
オールマティー・
サイスは
金属じゃない!

リュール

だから動けるんだ!

タタタタタタタッ!

リュール

なんてことだ!
壁を歩いてるなんて!

コハル

《ウォールラン》って
いうシステム外スキル
だそうです!

コハル

キリトさんの...
アスナとミトの
仲間の得意技です!

ミト

アスナ!

アスナ

うん!

アスナ

やぁぁぁぁ!!!

ザシュ!!

ガァァァァ!!!

リュール

素晴らしい!

リュール

アスナさんと
ミトさんはきっと
誰よりも速く
誰よりも光る剣士として
いつかアインクラッド中に
その名を轟かせるだろう!

リュール

流星の輝きで照らし導き
そしてそれを支える夜
一筋の光と輝く星のように

ボス討伐後

アスナ

アスカさん!

ミト

アスカ!

アスカ

ん?

アスカ

どうしたの?
副団長さん?

アスナ

ここでは
アスナって呼んで

ミト

私もミトって呼んで

アスカ

わかった

アスカ

で?
どうしたの?

アスナ

私達あの時
アスカさんに
お礼を言ってなかったので!

アスカ

えっ?

ミト

私のために
《オールマティー・
サイス》を作ってくれたこと

ミト

嬉しかったから!

アスナ

ネペントの群れの時
助けてくれた時
とても嬉しかった

アスナ

少し離れ離れだけど
私達はアスカさん達との
思い出は忘れませんので!

アスカ

っ!

アスカ

ありがとう...!

コハル

私達も同じですよ!

アスカ

これからも
よろしくね!

アスナ

っ!

ミト

っ!

はい!

アスカ

敬語ダメって
言ったでしょ

あ...

そして

リュール

スティラ
どうだったかい?

スティラ

とっても可愛かったです!

スティラ

あの方が
私達の
『マスター』なんて!
とっても嬉しいです!

リュール

でも彼はどう思うんだろうね

スティラ

きっと
気に入りますよ!

リュール

そうだと良いね

次は35層と37層へ

???

………

???

よし!

???

やるか!

攻略組に加わりに!

次回第35層と37層

アスカの秘密が 更に大きくなる

アスカ

………

アスカ

いつまで続くのかしら

こんな茶番は

ソードアート・オンラインインテグラル・ファクター紫光の女神と風光の女神

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