ガラガラガラガラ と勢いよくドアをpnが開く
戌亥 虎之介
天乃 ペイン
戌亥 虎之介
使われなくなった教室のようだった
けれど、綺麗に整理されてある
そしてなぜかテレビが置いてある
後ろには先ほど見た冊子(台本?)のようなものが山積みになっていた
天乃 ペイン
戌亥 虎之介
天乃 ペイン
映画研究部のことだよ!
天乃 ペイン
戌亥 虎之介
天乃 ペイン
戌亥 虎之介
天乃 ペイン
戌亥 虎之介
もう、駄目だ
こいつは会話のキャッチボールができない
俺の玉を無視して、新しい玉を投げてくるタイプ………俺の苦手なタイプだ
これじゃあ、会話のドッジボール……… いや、会話の打ちっぱなしバッティングセンターだ
こいつは変化球しか投げてこない
人の心などはないのだろうか
それにここは密室だ
密室で会話するなど、コミュ障にとっては最悪の拷問である
人の心などはないのだろうか (2回目)
天乃 ペイン
戌亥 虎之介
いいのだろうか……… 映部に入る気など全くないのに、 腰を掛けてしまって良いのだろうか……
結局なるべく面積を浅くして座った
ピッ とpnがリモコンで映画を再生する
天乃 ペイン
戌亥 虎之介
なんとも言えない
だって、
役者は適当にやってるし、
物語は王道過ぎてつまんないし
何より、無音の状態が多い!!
けど、これを言ったら
『は?じゃあお前が作れよ』 『上から目線キモ……陰キャのくせに』 などと思われるに違いない!!
戌亥 虎之介
戌亥 虎之介
天乃 ペイン
天乃 ペイン
戌亥 虎之介
天乃 ペイン
戌亥 虎之介
天乃 ペイン
戌亥 虎之介
戌亥 虎之介
戌亥 虎之介
戌亥 虎之介
天乃 ペイン
顔を上げるとpnはメモを取っていた
天乃 ペイン
天乃 ペイン
この物語、王道過ぎてつまんないって!
戌亥 虎之介
天乃 ペイン
戌亥 虎之介
戌亥 虎之介
戌亥 虎之介
天乃 ペイン
戌亥 虎之介
天乃 ペイン
紫式 守君!
あだ名はsn君だよ!
そんなあだ名…大丈夫なのだろうか…… いじめられてるのか?と一瞬不安に なる
けれど、それを察したのか
天乃 ペイン
戌亥 虎之介
天乃 ペイン
天乃 ペイン
わざわざ、高校まで来てくれたんだ
戌亥 虎之介
はーん こいつ、青春してんな。
男と女の幼馴染=リア充 だろ
天乃 ペイン
戌亥 虎之介
天乃 ペイン
女の子みたいだよねぇ〜
戌亥 虎之介
天乃 ペイン
天乃 ペイン
天乃 ペイン
戌亥 虎之介
そうなんですか!?
天乃 ペイン
戌亥 虎之介
天乃 ペイン
戌亥 虎之介
しまった
俺は劇(主に内容)も好きだから時々見に行くのだ
こんなことをクラスメイトに言ったら 『え?お前そんなの見てんの??』 『アニメの方が面白くない?』 『戌亥君って、つまんない』 ↓ 高校生活ボッチ 駄目だ死ぬ
でも、pnなら……
チラ、とpnの方を見る
天乃 ペイン
君はやっぱり映部が似合ってるよ!!
戌亥 虎之介
戌亥 虎之介
天乃 ペイン
天乃 ペイン
だって、俺達は似た者同士!!
戌亥 虎之介
確かに、俺等は変人で、似た者同士 かもしれない
天乃 ペイン
………まあ、俺のファンだからそんな上手くないけど
天乃 ペイン
お願いだよ!戌亥君!
天乃 ペイン
天乃 ペイン
戌亥 虎之介
なんで俺なんですか!!
戌亥 虎之介
天乃 ペイン
天乃 ペイン
天乃 ペイン
戌亥 虎之介
天乃 ペイン
天乃 ペイン
ポスター
天乃 ペイン
戌亥 虎之介
天乃 ペイン
敬語………禁止!?!?!
コミュ障にそんなハードルの高い条件を加えるのか!?
そうだ、こいつ、人の心なんてないんだ………
コミュ障に敬語を禁止するなんて、 ペンギンに空まで飛べと言ってるようなものだ
天乃 ペイン
また明日!戌亥君!
戌亥 虎之介
また明日、pn
明日なんて来んな☆
と思いながらドアに手をかける
が、これだけは言わなくちゃならなかった
戌亥 虎之介
天乃 ペイン
ドアが開かない?
戌亥 虎之介
戌亥 虎之介
駄目だ、目線をどこに置けばよいのか分からない 最初の言葉が出てこない
手汗が溢れてくる…… 逃げ出したい……ッ……!!
けど、これだけは言いたい
『なんだよ速く言えよ』 みたいなことを思われてるかもしれないけど………
俺はコミュ障なのだ! (仕方ないだろ!!)
天乃 ペイン
戌亥 虎之介
優しく、語りかけるような声がした
そうだ、一回深呼吸をして
戌亥 虎之介
戌亥 虎之介
戌亥 虎之介
天乃 ペイン
戌亥 虎之介
天乃 ペイン
戌亥 虎之介
天乃 ペイン
戌亥君!!
太陽みたいな眩しい位の100億点の 笑顔で笑いかけてるれた
………俺には眩しすぎるなぁ
と、思いながら部室を出た
ボスッ とベッドにダイブする
疲れたな〜 1日って本当に長い
戌亥 虎之介
俺の手の中にはpnから貰ったコンクールのポスターがあった
戌亥 虎之介
戌亥 虎之介
俺だったら、どんな物語にしよう
恋愛に視点を置いてみるのもいいな
病気に立ち向かうお医者さんとか
天才が天才的なカンニング方法で受験を受けるっていう物語も受けそう
戌亥 虎之介
どうせ、映部になんて入っても意味 なんてないんだ
『戌亥君にしか出来ないんだよ!』
戌亥 虎之介
ピロンッ
戌亥 虎之介
戌亥 虎之介
ぺいんと さんが貴方の作品にいいねしました
戌亥 虎之介
ぺいんと さんがコメントしました
ぺいんと さんが貴方をフォローしました
戌亥 虎之介
そうだ。たまたま、ユーザー名が あいつのあだ名と被っただけ
戌亥 虎之介
俺は一人の『ファン』として ぺいんとを見た
ぺいんと さんが 新しい物語とか、作らないんですか? とコメントしました
戌亥 虎之介
俺は机の底に閉まっていた作文用紙を引っ張り出してそこにペンを走らせた
馬鹿なことしてんなぁ と思ってる自分もいたが
少し、少しだけ、興奮している自分がいたのも事実だった
戌亥 虎之介
見切り発車で書いた、長短編物語だ
気がつくと0時をまわっていた
戌亥 虎之介
本当に
そんな自分に
嫌気が差す
でも、どこかで………
次回:コミュ障は後輩と話す







