主
ども〜
主
第四十四話「過去があっても」いかがでしたでしょうか
主
続いて第四十五話「共有」もお楽しみください!
主
※流血、暴力表現等含むかもです
苦手な方はご注意ください
苦手な方はご注意ください
グサッ
ぽた…ぽた…と
水が滴るように
赤い液体が床を染めていく
kne
…え?
kzh
…は?
knmc
ッ……
knmc
…あはは
knmc
…どうですか?人を刺した気分は
knmc
ねえ
叶くん
kne
…え、う…そ、い、いや…
kne
な、なんで…
kzh
叶!!
kzh
おい!!あんた自分が何してるか分かってんのかよ!
kzh
ーーー!!!、ーー!
knmc
(あー…何か言ってるなー)
knmc
(位置は完璧だったんだけどな…ちょっと深すぎたか…)
そう考えながら
ぎゅっと腹を押さえる力を強める
僕は刺された
…いや、刺させたんだ
叶くんにね
一瞬だった
叶くんの腕を掴んで、ナイフを握らせ
僕のお腹目がけて、勢いよく引き寄せた
knmc
ッ……あはは
knmc
痛いなー
痛みを感じれど、苦しさは感じない
そんなことよりも
ただ彼の反応に胸を弾ませるばかりだ
kne
あ……ぼく、もち…さ、んに
kne
は、はや…く止血しない、と
先程までの顔色と違い
また血の気が無くなっているのが分かる
knmc
ねえ、どうですか叶くん
knmc
先程の答えになりました?
kne
…え?
knmc
”1度経験したら分かる”って話ですよ
knmc
ねえどう?楽しい?
kne
……
kzh
…おい
knmc
…何?今叶くんに聞いてるんだけど
kzh
…何でこんなことしたんすか
knmc
何でって…
knmc
んー…
knmc
まあ端的に言うと、共有かな
kzh
は?何言って…
knmc
叶くん、知りたがってたでしょ?
knmc
僕が俺になった理由を
knmc
だから叶くんにも、経験してもらおうと思って
kne
……
kzh
…ッ!!あんたホントに…!
knmc
あはは
knmc
葛葉も刺してみる?
knmc
あ、でも吸血鬼だし、見慣れてるかな
knmc
今だって、なんてこと無さそうだし
knmc
ねえくずh…
kzh
もちさん
僕の声を遮る彼の瞳は
いつになく真剣だった
kzh
…もう、いいっす
kzh
もう…十分分かりました
knmc
…ふーん
knmc
…じゃあ、そろそろお別れかな
kzh
はは…そうっすね…
張り詰めた空気が
少し心地よく感じたのは僕だけだろうか
kne
待って!!
床にへたりこんでいた彼が、立ち上がったかと思えば
制止の声を叫ぶ
kzh
叶、お前あっちでやすn
kne
葛葉
kzh
…あーはいはい、何も言わねーよ
kne
…もちさん
少し落ち着いたのだろうか
何かを決意したような顔で、少し震えている唇で
彼は僕の名前を呼んだ
knmc
あはは
knmc
どうしたの?叶くん
knmc
やっぱり楽しかった?わくわくした?もっと見たいって思った?
kne
…ううん
knmc
…あー、なに
knmc
説得なら興味ないから、さっさt…
kne
僕、ちゃんと向き合うよ
knmc
…は?
kne
故意じゃないとはいえ、もちさんを傷付けたのは事実だから
kne
こんな状況で隙を見せた僕も悪いし
kne
だから…ね
kne
もうやめようよもちさん
knmc
……
knmc
……
流れている血のせいだろうか
頭がぐるぐるして気持ちが悪い
彼が何を言っているか理解できるのに
それを僕の心が
必死に拒否しているような気がして
kzh
…もちさん?
knmc
……
kne
もちさん
kne
ね、ほら僕達と一緒に行こう?
kne
やり直せるなんて言わないけど、もちさんならきっと向き合えるよ
その瞬間
僕の中の…俺の中の何かが
崩れ落ちる音がした