コメント
1件
説明の頭にググテテって書いてあったからグテなのかと思って読み進めてたら、グクミンなのかー、残念😭
運命の人…さっきの人は…何て言う名前なのだろうか…
輝くような金髪で、サラサラな美しいセンター分けに、整った顔の輪郭。すべてが美しくて。一瞬にして心を奪われたかのような高揚感。
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘
𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
一瞬だけ、空気が固まったような気がした。
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘
男らしい名前…だ。
…まさか…運命の人が男だったなんて…考えもしなかったな。
確かに、運命の人には、人種も同じだという保証もないし、性別が必ずしも違うという保証もないと言われているが、まさか自分に定められた運命の人が男の人だったとは。
数時間前までは、「運命の人」などと半信半疑のようなものだったのに、今ではすっかり パクジミン さんに心を奪われている自分がいる。
𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘
突然、頭に閃きがはしる。
𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘
灰塵中学校。
それは、韓国で鬼門中の次に有名な学校の名前だ。
だが、鬼門中とは全く異なる中学校でもある。
鬼門と灰塵。
それは、風神と雷神、南と北、白と黒、右と左、北極と南極のように、韓国では対とされる二大中学校の名でもある。
鬼門中は、悪名高い事で有名だが、灰塵中は、その真逆であると言われている。
僕の元いた秀明中の生徒も何度も鬼門中の生徒に絡まれては、灰塵中の生徒に助けられていた。
キム・テヒョンとパク・ジミン。
どこかで聞き覚えのある名前だと思ったら…そうだ。この二人も結構な知名度を誇っている。確か…灰塵中の頭、リーダー的存在で、灰塵中をまとめあげていた存在…
僕はミンジェの後にただただ無言でついてゆく。
正直言えば、いまだに先ほどの熱が、興奮が、心拍数が止まらない。
𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘
僕は仕方がなくついてゆく。
屋上に続く階段を上がり、屋上への扉を開くとき。 何故だか急に心拍数が上がってきた。
ガチャッ
𝐽𝑖𝑚𝑖𝑛
𝑇𝑎𝑒ℎ𝑦𝑢𝑛𝑔
そこにはすでに、先客がいた。
高鳴る鼓動。
激しさを増す動悸。
駆け巡る、血液。
そこには…キムテヒョン さんと パクジミン …さんがいた。
𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘
「運命の人」だって意識してしまい…顔が火照るってしまうから、屋上から吹き込んでくる風に顔をあてて、悟られないようにした。
でも、それほどに美しいんだ、パクジミン さんは。
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
𝐽𝑖𝑚𝑖𝑛
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
𝐽𝑖𝑚𝑖𝑛
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
𝐽𝑖𝑚𝑖𝑛
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
𝐽𝑖𝑚𝑖𝑛
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
𝐽𝑖𝑚𝑖𝑛
…ミンジェ が…何故か突っかかっている…しかも…先輩に対して…!! 僕が必死にミンジェ を止めようとしたら、キムテヒョン さんが急にこちらに来た…
𝑇𝑎𝑒ℎ𝑦𝑢𝑛𝑔
𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘
急に顔を覗き込まれて…
透き通るような美しい瞳に…、綺麗な青髪に…癖になるような、落ち着くロートーンボイス…。
この人…ッ 今までジミンさんしか見えてなかったけど…ッ
凄く…綺麗な人だ…ッ
言葉を失う程に…美しい…人。
𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘
𝑇𝑎𝑒ℎ𝑦𝑢𝑛𝑔
吸い込まれそうなほどに透き通っていて、透明で、美しい瞳に囚われた。
息が…出来なくなるほどに…。
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
𝐽𝑖𝑚𝑖𝑛
テヒョン さんは急に ミンジェ の前に行き、口を開いた。
𝑇𝑎𝑒ℎ𝑦𝑢𝑛𝑔
…え…イ・ミンジェって…凄く有名なヤンキーで…鬼門の頭、リーダーとして鬼門を統一していて…周辺のヤンキー校全てを配下に置いたっていう事で有名な…イ・ミンジェ…!?
ミンジェが…あの、有名な イ・ミンジェ と…同一人物… !?
𝐽𝑖𝑚𝑖𝑛
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
𝑇𝑎𝑒ℎ𝑦𝑢𝑛𝑔
𝐽𝑖𝑚𝑖𝑛
𝑇𝑎𝑒ℎ𝑦𝑢𝑛𝑔
𝑇𝑎𝑒ℎ𝑦𝑢𝑛𝑔
𝑇𝑎𝑒ℎ𝑦𝑢𝑛𝑔
𝑇𝑎𝑒ℎ𝑦𝑢𝑛𝑔
𝑇𝑎𝑒ℎ𝑦𝑢𝑛𝑔
っと…
𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘
𝑇𝑎𝑒ℎ𝑦𝑢𝑛𝑔
𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘
急にフルネームで呼ばれ、驚いた。
でも、それ以上に、ミンジェ があの有名な「イ・ミンジェ」だったという事に驚きを隠せない。
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
𝑇𝑎𝑒ℎ𝑦𝑢𝑛𝑔
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
𝐽𝑖𝑚𝑖𝑛
…そういえば、教室でも生徒のほとんどがミンジェを恐れているようだったし、廊下を通っても、廊下をたまり場にしていた怖そうな上級生までミンジェに道を開けていたし…
ミンジェが、あの鬼門の頭だったということが事実なら、すべて納得が…いく。
鬼門は、この周辺の治安が悪い地区の不良校を全て統制した学校で、そんな最強不良校として有名な鬼門をまとめ上げたのが、鬼門の頭、「イ・ミンジェ」だという噂が、よく出回っていた。
つまり、鬼門は根っからの不良校。
暴力事件や、未成年の飲酒、喫煙は当たり前で、警察までもが、荒れ狂っていた鬼門を恐れていたほどの存在。
それに比べて、灰塵は、よく言う「チーマー的存在」だった。
鬼門の生徒に絡まれているところを、灰塵は助けてくれたり。
灰塵も不良校といえば、不良校なのだが、鬼門とは全く違う系統の不良校なのである。
例えば、リーゼントとかモヒカンとか、金髪の見るからに悪そうな灰塵中の制服を着ている集団が、朝早くから道のごみ拾いをしていたり
サングラスをかけた、人相の悪そうな生徒がお年寄りの荷物を持って、道案内をしていたり。
同じ不良校でも、鬼門は典型的な不良校であり、灰塵は善の不良校だ。
僕自身も、下校中に鬼門の生徒に絡まれた時に、めちゃめちゃ怖そうな灰塵の生徒に助けられて飴をもらったことがある。
そんな調子だから、鬼門と灰塵は対立しあっている。
まぁ…比喩を用いるならば…韓国の北と南の区域のように。ようするに、関係が冷え切っているものだから、お互いの生徒が八合わせると、必ずといっていいほどに喧嘩が始まる。
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
𝑇𝑎𝑒ℎ𝑦𝑢𝑛𝑔
𝑇𝑎𝑒ℎ𝑦𝑢𝑛𝑔
𝑇𝑎𝑒ℎ𝑦𝑢𝑛𝑔
𝑇𝑎𝑒ℎ𝑦𝑢𝑛𝑔
𝑇𝑎𝑒ℎ𝑦𝑢𝑛𝑔
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
𝑇𝑎𝑒ℎ𝑦𝑢𝑛𝑔
𝑇𝑎𝑒ℎ𝑦𝑢𝑛𝑔
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
𝑇𝑎𝑒ℎ𝑦𝑢𝑛𝑔
𝑇𝑎𝑒ℎ𝑦𝑢𝑛𝑔
𝑇𝑎𝑒ℎ𝑦𝑢𝑛𝑔
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
𝑇𝑎𝑒ℎ𝑦𝑢𝑛𝑔
𝑇𝑎𝑒ℎ𝑦𝑢𝑛𝑔
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
𝑇𝑎𝑒ℎ𝑦𝑢𝑛𝑔
𝑇𝑎𝑒ℎ𝑦𝑢𝑛𝑔
𝑀𝑖𝑛𝑗𝑦𝑒
額に青い血管が浮き出るほどに怒りに震えているミンジェをこれ以上問題にならないように止めに入ろうとしたら、後ろから手首をつかまれ、振り向くと。
𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘
そこには、僕の運命の人の…パクジミンさんが居て、僕の手をつかんでいた。
顔が自分でも火照るのが分かって、急いで顔をそむけた。
𝐽𝑖𝑚𝑖𝑛
𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘
𝐽𝑖𝑚𝑖𝑛
𝐽𝑖𝑚𝑖𝑛
𝐽𝑖𝑚𝑖𝑛
𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘
𝐽𝑖𝑚𝑖𝑛
𝐽𝑖𝑚𝑖𝑛
𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘
𝐽𝑖𝑚𝑖𝑛
𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘
𝐽𝑖𝑚𝑖𝑛
𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘
𝐽𝑖𝑚𝑖𝑛
𝐽𝑖𝑚𝑖𝑛
𝐽𝑖𝑚𝑖𝑛
𝐽𝑖𝑚𝑖𝑛
𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘
少し低めの落ち着く声。隣を見ると、目があって、にこっと微笑んでくれる先輩がかっこよすぎて。
初恋とか恋愛とか、今まで何が何だか分からなかったのに、
初めての感情。
僕は、この時にはすでにもう、「運命の人」を見つけて、完全に心を奪われてたんだ。