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花凪多

今回のお話はいいね多くて嬉しいです!!

花凪多

それでは第4話!

瑞稀

お、俺…?

月咲

あ、う…ごめんなさい!!

瑞稀

ちょ、待て!!

俺は勢いに任せて頭を下げて、フルートを持ってその場から逃げ出した。

泣きながら走って走って、自分の家の前まで来てしまった。

月咲

はっ、はぁっ、はぁっ…!

ヤバい。息が出来ない。 無我夢中ですごい距離走ったからだ。

月咲

げほ、げほっ!!ゔぇっ、かはっ…ひぐっ…

喉がカラカラの状態で唾液を飲んだせいで、咳込んでえずいてしまう。

月咲

あ゙ぅ…っ

玄関の扉の前で蹲る。

これからどうしよ、 当たり前だけど普通に部活あるし…

最悪だ。気まずい。 大会も遠くはないし… 練習すっぽかす訳にも行かないんだよな。

もう嫌だ…

月曜日 授業中(部活の前)

頭痛い…

ストレスだろうな、俺はすぐ ストレスとか不安で頭が痛くなる。

後で薬飲も。

部活

顧問の先生

今日は個人練習の後に通しでします。
じゃあ〇〇分まで個人練習ね〜、ペアでしたい人はしてもいいですよ。

みんな

はい!

全員が音を出し始めると同時に、俺は すごく気分が重くなった。

女装がバレそうな上に、練習の途中で 逃げ出したとか最悪だ。

気まずい以外ない。

岩崎先輩を見ると、 悩んでいるような表情だった。

全部俺のせいだ、部活終わり謝ろう。

顧問の先生

ストップ!
では通しでします。

🎶〜〜

…今日は上手く吹けない。

嫌だな、何も上手く行かな…

🎶〜〜

あ… 大好きなトランペットのソロ。 だけど今日は音にブレがあった。

ごめん… 先輩怒られるんだろうな。 全部、全部俺のせい。

部活終わり

謝らないと、!!

月咲

先輩!

俺は部活終わり、先輩に話し掛けた。

瑞稀

何?

月咲

ごめんなさい…!!

月咲

急に逃げて…びっくりしましたよね、。

月咲

岩崎先輩はあの事話したばっかりでしんどかったはずなのに…俺、逃げたりして…
本当にセコい奴ですよね。

月咲

ごめんなさい!!

瑞稀

まぁた敬語になってる。
いいよ、俺だって逃げたこと沢山あるし。

月咲

え、ありがと…!

良かった、本当に良かった。 俺、先輩のこと好きなのか。 こんなに嫌われないかとか心配して。 音だけじゃない。 先輩が、好きだ。

瑞稀

全然。
あの…さ、一人称が俺なのは気にしない方がいい?
つい気になって…

月咲

え?あ…

さっきは油断してた。 熱くなったせいだ。 どうしよ、どう言えばいい?

瑞稀

追求して欲しくないなら
追求しない。
だからそこだけ言ってくれるか?

最近は自分に嫉妬してた。 偽りの自分が岩崎先輩と仲良くして、 素の自分を岩崎先輩は知らない。 この状況に嫌悪感を抱いていた。

追求して欲しくもないけど、 追求して欲しい訳でもない。

そもそも追求して欲しいなら 自分から言えばいい。 なのになんで俺なんも言えないんだろ。

月咲

えっと…

瑞稀

…分かった。

瑞稀

俺はその隠し事を立花本人から聞けるまで待っとく。

瑞稀

まぁ…自分の中で何となく分かってはいるんだけど…

月咲

え…

瑞稀

ごめん。めんどいこと言って。

月咲

いや…大丈夫。

月咲

頑張ってみる…!

瑞稀

ありがと。

瑞稀

あ、ちゃんと直接言えよ?

月咲

分かってるよ、頑張るから待ってて。

瑞稀

おう。

その日の夜

先輩が女装の事を察してるなら、 言うのは簡単なはず。

だけど…いつ言えばいいんだ!! 今日みたいに部活終わりだと 誰が来てもおかしくないし…

ピコンッ

月咲

岩崎先輩…

トーク画面

瑞稀

また今週末一緒に練習できる?

月咲

出来るよ!

瑞稀

ん、じゃあ昼過ぎぐらいに来て。

月咲

はーい

月咲

良かった…

気を遣って練習にしてくれたのかな、 だとしたらガチで有り難すぎる…

よし、練習の時に言おう。

花凪多

第4話終わりです!

花凪多

今回タップ数は少なめでした!

花凪多

次回は最終回になるかもです!

花凪多

これ書いてる最中にテラーの仕様が
変わって困惑してました笑笑

花凪多

 さよなら〜 
    />  フ
    |  _  _ l
   /` ミ_xノ
    /      |
   /  ヽ   ノ
  │  | | |

花凪多

SimejiのAA初めて使った…
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