最年長でも甘えたい

💜視点

そこには泣いているさとみくんと

優しく声をあげるころちゃんが居た

理解が追いつけなかった

俺が子供だって思っていた人は

俺のメンバーだった

どうして ころちゃんは何一つ驚いてないの？

声をかけてもいいのかな？

そう思った 瞬間

俺の存在に気づかれてしまった

さとみくんは俺に一切目を合わせようとはしない

すごく 怯えている

俺は 2人を抱きしめた

夜だから2人の身体は冷たいな

でも……

ちょっとは温かくなったかな？

さとみくんの声が幼いというより

さとみくんの言葉に驚いた

恥ずかしいかったのかそっぽを向く

ちょっと待って 本当に俺は今 最年長と話してるのか

可愛すぎて死にそう

俺は まだ状況が掴めていない

でも 今はどうでもいいかな

💜視点

俺は無言になった

こんなに真剣なころちゃんは久しぶり見たよ

それだけ さとみくんの事を思ってたんだ

でもそっか 相方だもんね

俺もその期待に応えたい

でも……

まだ応える事はできない

まだ 不安な事がたくさんあると思う

こんなに可愛い最年長には笑顔で居てもらわないと

俺がさとみくんの居場所を作る