今日も私はルパンに立ち寄った。
私は根に持つ男だとわかったのはここ最近の話
死んだ友人がまた此処に戻って来てくれるかもしれない
そんなことを思いながらグラスを傾ける
太宰
太宰
隣に或る減らないコップを見てはそう嘆く。
あの時私も彼に付いていけば善かった。
そんな発想を遮るようにカランっと氷が音をたてる。
太宰
太宰
太宰
太宰
『私は、織田作が私を救ってくれると思ってたよ』
太宰
太宰
太宰
そうでなきゃ神様に嫌われてしまう
私の様な劣化品にはそんな我儘云う権利はないはずだ
『劣化品』
並ば劣化品に生きる価値は或るのか?
劣化品は生きていていいのか?
社会のお荷物でもそのままでいいのか。
何時迄も何時迄も変われない私は何者なのか
織田作
織田作
織田作
織田作
織田作
織田作
そんなことを云われた様な『気が』した
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