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コメント
1件
主様、🍍様の性別は、男の子だけど、女の子っぽい体つきと言うことで解釈していただきます。おいしかったです。
注意事項
𝖢𝖯 、🧸🍍
パクリ 、通報 、アンチ🌾 ❌
参考 に したい 場合 は 🌾 に ( 主から許可の返信が来たら )
※ ご本人様 には 関係 ありません
𝚂𝚃𝙰𝚁𝚃
ガララッ
illma
朝の教室は、まだ人もまばらで静かだった
illma
illma
窓際の席に腰を下ろして、教科書を開いていた俺の耳に、妙に馴れ馴れしい声が届く。
natu
natu
振り向かなくてもわかる。 その図々しい声の主は、幼馴染のなつだ
natu
案の定、ドサッと俺の机にカバンを置き、当たり前のように椅子を引く。
illma
natu
illma
俺が渋い顔をすると、なつはわざとらしく頬杖をつき、俺のほうを覗き込む。
natu
赤い目で見つめてにやにやと笑う
俺を完全に使う気満々だ。
illma
こいつは昔からこうだ。
宿題を写させろ、筆箱を貸せ、ノートを取っとけ。頼むというより命令に近い 。
も何度「ふざけんな」って突っぱねようとしたかわからない。…が、結局最後には振り回されてしまうのだ。
illma
natu
illma
illma
ため息をつきつつも 気づけば俺は席を立ち上がっていた。
natu
illma
俺の人生、完全にこいつに握られてる気がする。
illma
職員室までプリントを取りに行って戻ってくると、俺の席には当然のようになつが座っていた。
natu
illma
natu
illma
プリントを机に叩きつけると、なつはそれをひらひら振って笑う。
まるで俺がこいつの召使いみたいだ。いや、召使い以下かもしれない。奴隷 ?
natu
illma
natu
へらへら笑うその顔を、睨みつける。……が、なつはまるで効いていない。
illma
natu
授業が始まっても、なつはしょっちゅう振り返ってきて小声で話しかけてくる。
natu
illma
natu
illma
natu
natu
illma
そのたびに俺は溜息をつきながら応じる羽目になる。いい加減にしろって思うのに、気づけば手が勝手に動いてる。
MOB(使い回し)
illma
natu
illma
natu
職員室に向かって歩きながら、俺は先生に渡されたプリントの山を抱えていた。
もちろん、自分の分だけじゃない。横を歩くなつは、手ぶら。
illma
natu
illma
俺が声を荒げると、なつはケラケラと笑った。 ほんっと、調子がいいやつだ。怒る気もそがれる。
natu
natu
illma
natu
illma
illma
natu
昼休み。食堂の混雑を避けて、俺は教室で弁当を広げていた。母親が作ってくれた、素朴な弁当。
illma
一口食べようとした瞬間、ひょいっと箸が横から伸びてきた。
natu
illma
気づけば、なつが平然と俺の唐揚げを頬張っていた。
natu
illma
natu
illma
natu
俺が奪い返そうと手を伸ばすと、なつはひらりと逃げ、にやりと笑う。
natu
natu
illma
不意にそんなことを言われて、心臓が跳ねた。 でもなつは本気なのか冗談なのか、飄々とした顔で俺の弁当から次々とつまんでいく。
natu
illma
natu
illma
natu
勝手に俺の親を巻き込むなつに、頭を抱えたくなる。けど、その横顔は妙に楽しそうで、俺も本気で怒れなかった。
illma
natu
にやっと笑って、俺の目を真っ直ぐに見つめてくる。
悪戯っぽいくせに、どこか挑発的な目。息が詰まりそうになる。
illma
natu
illma
俺の返事も待たず、なつは俺の弁当を最後の一口まで食べつくした。
illma
natu
パンを買って購買から、帰ってくると
異様な光景だった
なつが、クラスメイトの男子の膝の上にちょこんと座って笑っている。
natu
なんて甘え声を出しながら、肩に抱きついている。
illma
illma
… なんだこれ。 胸の奥が、妙にざわざわして、体が固まった
友達が楽しそうに笑っているのを見て、なんだか変な感情が胸の奥でぐるぐるする。
悔しいわけじゃない……いや、悔しいのか? 自分もよく分かんない
illma
いつの間にか、俺は無言でパンを握りしめていた。
なつは笑いながら膝の上で身を寄せ、楽しそうに話している。
何故だろう。 俺、別に独占欲強いほうじゃないはずなのに。
illma
放課後の教室。
俺は机の上に荷物を置き、ふぅと息をついた。
illma
さっきの昼休みの光景が頭にチラつく。 膝の上に座るなつの姿、楽しそうに笑う顔
やけに悔しがる自分 …
タッタッタッタッタッ
その時、背後から軽やかな足音。
natu
振り向くと、ニコニコしたなつが立っていた。
illma
natu
natu
natu
natu
illma
natu
なつに手招きされ、俺はつい近づく。
natu
そして、なつが机の横で足を滑らせた瞬間、思わず腕が前に出て――
illma
illma
illma
illma
気づいたら、なつが俺の胸の上に倒れ込んでいた。
教室の空気が一瞬止まる。
natu
なつは唖然としたまま、口がぽかんと開いたま、目も大きく見開いている
普段は余裕で振り回してくるくせに この瞬間、完全に動かない。
俺は慌てて手を添え、距離を取ろうとするが、心臓の音がやけにうるさい。
illma
natu
返事はなく、ただ口をわずかに開けてこちらを見つめるだけ。
illma
教室には、二人だけの時間__のはずだったが、空気は妙に重く、何も言えないまま沈黙が続いた。
なつら目だけがこちらを見つめている。
心臓がやたらとうるさくて、呼吸も乱れ
illma
声をかける勇気すら出ない。
その沈黙は、思ったよりずっと長く感じられた。
natu
やがて、なつの肩が小さく揺れる。 どうやら、耐えられなくなったらしい
natu
illma
小さな声でそう言うと、なつはスッと立ち上がり、軽やかに教室の扉へ向かう。
illma
思わず手を伸ばすが、間に合わなかった。
なつは振り返りもせずに駆け出していく。 廊下を駆け抜ける靴音だけが、教室に響く。
illma
その場に取り残された俺は、手を中途半端に伸ばしたまま、ぽつんと机の前で立ち尽くす。
illma
窓の外に夕日が傾き、教室の影が長く伸びる。 俺はただ、そこで呆然と立ち尽くすしかなかった__
ガララッ
教室に入ると、昨日の出来事が頭をチラつく。
illma
natu
なつは席に座っているが、何事もなかったかのように本をめくっている。
illma
視線を合わせるのは避けつつ、俺も自分の席に着く。
心のどこかで、少し気まずい気分が残っているのに、表面上は平静を装う。
natu
小さな声に顔を上げると、なつがちらりと笑った。
その笑顔に 昨日の沈黙やハプニングの記憶が蘇る。
illma
でも、何もなかったように、二人は日常を取り戻す。
やっぱり、こいつは強い。 俺は少し顔を赤らめながらも、微妙な距離感を保ちつつ、いつも通りの会話を始めた。
だけど、心の奥では、昨日の感情がまだくすぶっている。
ふとした瞬間、またあの甘えた笑顔に振り回されるんだろうな、と思いながら。
一応読み切りでつくった …
なんか
このあとは想像でお願いします