青黄
「いつになったら____。」
今日は生徒会がなく、戸締まりをするだけ
さっさと終わらせようと足を早める
1年2年と終わり、あとは3年だけ
たんたんと戸締まりを進めていると最後の教室に人がいるのが見えた
会長だ…
夕日に照らされながら机に向かってなにかをしている
僕はいつの間にか吸い込まれるかのように会長に近付いていた
青
会長…。
黄
あれ?青ちゃん…
黄
こんな時間までいたの?
青
戸締まりしてたので
黄
そっか…!
昼間とは違いふわふわしている
これが見れるのは僕だけの特権
黄
戸締まりしとくから帰ってもいいよ?
青
いいですよ、僕の仕事ですし
青
それよりまだここにいていいですか?
黄
えぇ~…
黄
まぁいいけど…w
結局OKしてくれる会長
なにをしているのか気になって聞いてみると
黄
課題なんだけど…
黄
これからしてみたいこと?
黄
みたいなの…かいてる笑
黄
あんま出てこなくてさw
そんなことを言いながら原稿は半分ほど埋まっていた
黄
……
青
ジー
黄
…あんまり見ないでw
黄
集中できないから…笑
照れ隠しかのように笑いながら言ってくる会長
そのふわっとした笑顔がまた僕を虜にさせる
黄
……
青
……
いつまでこの時間が続いててくれるのだろうか
黄
……
二人の時間はあとどれぐらい作れるだろうか
青
……
この鈍感な会長さんは
いつになったら…
僕の気持ちに気づいてくれるかな…
~END~