ほのか
奏くん急に呼び出してごめんね。
ほのか
私と別れてください。
ほのか
1ヶ月まだたってないけど。私やっぱり無理だなぁ。
ほのか
好きな人がいるんだけどね。その人の事が好きみたい。頭から離れないの
奏
そうか。ほのかちゃんが言うならしょうがないね。
ほのか
ごめんね。
ほのか
(全てを捨てて病気と戦うために。)
ほのか
お母さん。私病気と戦おうと思う。
ほのか
学校を休んでもう病気を治す
お母さん
ほのか。ほんとにいいの?
ほのか
いいの。日本で頑張って、無理なら。ね。
お母さん
うん。
それから私の病気との戦いが始まった。薬が強いため髪の毛はみるみるうちに無くなり、かなり痩せた。
私は病院で入院した。
お母さん
ほのか窓開けとくわね。
ほのか
うん。
ほのか
空、きれい。
ほのか
外にでれたらな。
ガラッ
紗良
ほのか!!
ほのか
紗良...
紗良
ごめん、ほのか。私だけでくるつもりだったんだけど。
紗良
うるさいのが。
由貴
ほのか...ちゃん?
ほのか
(恥ずかしい。)
紗良
ちょっと私お花の水くんでくる。
ほのか
うん、ありがとう。
由貴
なんで、なんで黙ってるんだよ。
由貴
なんだ、俺に言ってくれないんだよ。
由貴
俺は...頼りないか?
ほのか
ごめんね、由貴。
ほのか
1つ聞くね。今の私可愛くないでしょ?
ほのか
長い髪も全てなくなっちゃった((グスン
ほのか
ねぇ、由貴
ほのか
私がさ、もしこの世からいなくなったら由貴どう思う?
紗良
ほのかぁー
ほのか
あ、おかえり!
由貴
(なにも、言えなかった。ごめんな。)
ほのか
うわっ、あっという間に夜だね。
ほのか
2人とも今日はありがとう!
紗良
全然大丈夫!!
由貴
大丈夫。
由貴
ちょっと紗良先行っといて((ボソッ
紗良
え、うん。
由貴
ねぇ、ほのか。もし、ほのかがこの世からいなくなったらって聞いたよね。
由貴
俺はいなくなったお前の事考えて泣くよ。
由貴
じゃあな。早く病気治せよ
ほのか
(今のって...)
その日からほのかの病気の状態が悪化していった。
ピーーーーーー
看護婦さん
ほのかさんゆっくり呼吸してください
ほのか
でき、できません。
看護婦さん
先生お願いします!!
由貴の夢の中
ほのか
由貴ー
ほのか
起きて
ほのか
ねぇ、由貴。ごめんね
ほのか
私も無理かも。
由貴
なんでだよ。諦めんなよ!
ほのか
もう、由貴
ほのか
明日会いに来て。多分その日が最後。
ガラッ
由貴
ほのか。
ほのか
由貴...
ほのか
ほんとに昨日の夢...
ほのか
ううん、由貴。
ほのか
外に連れてってよ。
由貴
え、お前。いいのか?
ほのか
許可貰ってるから大丈夫!
その時の俺はまだなぜ外出許可がだされたのか、嬉しさでそれすらわからなかった。
ほのか
ねぇ、由貴4つ葉のクローバーさがそうよ。
由貴
え、お前。本気か?
ほのか
うん、本気
ほのか
由貴って最近ほのかって言ってくれるようになったよね
ほのか
嬉しいニコッ
ほのか
ねぇ、由貴。
ほのか
私ね。海外の病院に行くの。
由貴
えっ、
ほのか
もう、日本では無理みたい。
ほのか
日本での最後の思い出が由貴との思い出でよかった。
ほのか
由貴、今までありがとうね!
バタッ
由貴
ほのかっ!!
ほのか
由貴...先生。呼んできて。
由貴
急がなきゃ。
看護婦さん
ほのかさーん。聞こえますかー
看護婦さん
ほのかさーん
ほのかは、すぐに手術室に運ばれた。
由貴
あの、ほのかはっ。
看護婦さん
ごめんなさい。今は言えません。
1時間後
看護婦さん
由貴くん。
由貴
はい。
看護婦さん
ほのかちゃん。海外に行く事になったわ。
看護婦さん
この病院ではもう。
由貴
ほのかには最後に。会えないんですか?
看護婦さん
ごめんなさい。会えないわ。
看護婦さん
でも、手紙を受け取ってきたの。
看護婦さん
これ。
由貴
(そこにはこう書かれていた。)
由貴へ 大好きだよ。 また、いつかどこかで会えたらいいね!病気なんかに負けないから! ほのかより
由貴
なんで。なんでお前が告白するんだよグスン
ちょうど桜の咲く頃 ほのかは、アメリカの病院への行った。