地雷さん 🔙 ご本人には関係ありません。 start
蒲公英の青年は、朝から 大忙しだ。
何故ならば、今日は 旦那さま との 初めての お出かけ だからである。
時雨
時雨
黄
それにしても、と 時雨は 慣れた手つきで 蒲公英の青年の髪を 編み込みにしながら 話しかける。
時雨
時雨
黄
蒲公英の青年の顔が、一瞬にして 真っ赤になる。
時雨は 、それに くすり と ひと笑いし、 出来ましたよ、と 目の前の 鏡を 近づける。
黄
自分が自分では 無いのではと 思わせるほど いつもの 蒲公英の青年とは とても違った。
時雨
時雨
と、時雨は とても にこにこ と 笑顔 だった。
時雨
時雨
黄
黄
と、蒲公英の青年が 早足で 玄関へと 現れる。 翡翠の青年は、そっと 蒲公英の青年の方を向く。
緑
緑
と、翡翠の青年は 言葉を止め、 蒲公英の青年の姿を見て、 目を見開いて かたまってしまった。
嫁ぎに来た時に 着ていた 向日葵の着物 を 身につけ、 その美しい 金色の髪は、右側で 編み込みをして まとめている。
翡翠の青年は、思わず 見惚れてしまっていた。 その美しく 綺麗な 蒲公英の青年の 姿を 。
黄
と、蒲公英の青年が 顔を覗き込むと、 翡翠の青年は 我に返る。
緑
と、翡翠の青年は 顔を逸らし、戸を開ける。
蒲公英の青年は、 慌てて 下駄を履き、 翡翠の青年へと ついて行った。
その様子を、時雨は とてもとても 嬉しそうな 顔をして、 翡翠の青年と 蒲公英の青年を 見送ったのであった。
※ 車です
黄
緑
緑
最初は 何処に行かれるのですか、と 蒲公英の青年は問う。
それに、翡翠の青年は あぁ、言ってなかったな と呟く。
緑
黄
翡翠の青年の 職場と聞いて、 蒲公英の青年は 戸惑う。
緑
緑
緑
ついでに 車も 置くかと、翡翠の青年は 呟いた。
緑
緑
蒲公英の青年が 頷いたのを 確認すると、 翡翠の青年は 建物の 中へと 消えていった。
ふと、蒲公英の青年が 振り返ると そこには 満開に 咲いた 桜の木が たっていた。
まだ冬なのに どうして、… と 一人呟いていると、 後ろから 声をかけられる。
蒲公英の青年は 身体を びくりと震わせて、 後ろを振り返る。
と、露草の青年は言う、 とそれに 、
薄紅の青年が 反応する。
そんな中、蒲公英の青年が 戸惑っていると、 紫苑の青年が、 なにかお困りですか、と 優しく 聞いてくる。
だが、蒲公英の青年は 緊張で 声が出なかった。 と、そこに、 翡翠の青年が 戻ってきた。
※難しい漢字 読み方 下駄(げた) 着物の時に 履く 靴のこと。
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コメント
2件
皆とついに出会えたっ、!! これからど~なるんだろぉっ…?
仕事仲間であるみんなとついに出会ったー! 続きが楽しみ✨