姉依存な万次郎

正直何を言ってるのか 分からなかった、

家族愛だろうとも初心思った

でも、

私の感は違った

万次郎の事をずっと見てきて 私に依存しているのも 薄々分かっていた

万次郎は私と血が 繋がってないって 、 きっと知らない

もし万次郎が私に恋愛感情を 抱いてるなら

この事は知られる 訳には行かない

万次郎を抱きしめる

私の自意識過剰だと 信じたい、

俺は桜を抱きしめて

誰にも見られないように 閉じ込めてッ

桜が泣き叫ぼうが関係ない

ただ二人だけの世界に居たい♡

そんな感情が俺をむしばむ

俺は桜を困らせてるだけ

俺が一番わかってる

でも止められねぇんだよｯ

俺じゃない俺が 黒く感情を塗り潰して

日に日に 制御が出来なくなっていく

ずっと好きで ずっと愛していて

俺はｯ

桜の膝の上で寝ている万次郎

やっぱり、

下を向いたまま ぽつりぽつりと話していく

万次郎の額を撫でる