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秀牙

『さぁ、オレを仲間に…』

にごく

あれ秀牙くん、練習?

秀牙

あぁ、

秀牙

どうやれば喜怒哀楽が表現できるか

秀牙

よく分からなくてな……

魔理

え?!あと3週間後だよ?!

凱之

なるほどな…

凱之

なら、劇を見に行かないか?

その言い方…何かアテがあるのか?

凱之

まぁね

凱之

学校の友達がいるとこなんだけどね

凱之

一人ひとりが立ってるから

凱之

舞台研究にはもってこいだよ

魔理

魔理行きたい!!

いいと思う

嬢のいい影響にもなるかもな

やったぁ

にごく

(っていうわけで来たけど)

にごく

(結構大きい舞台だな…)

秀牙

………

にごく

(秀牙くんもメモをしっかり取ってるね)

にごく

(いい影響になりそうだね♪)

何にごく、楽しそうにして

にごく

これからのうちについてだよ

いい成長が見れそうって?

にごく

うん、そうだね

俺、秋苳秀牙は

産声を上げてから2年と半分で

家が強盗に襲われた

盗まれたのは俺以外全部

成り行きで孤児院に入った

人と考え方が違うと気付いたのも

この頃だった

そして、人と唯一

同じように感情を感じ取れるのが

本だった

全部文章で記してあるから

よくわかった

孤児院で10冊も本を読まないうちに

おばあに引き取られた

幕が上がった

秀牙

………

おばあ

ひえちゃん、おやつ食べる?

秀牙

なんで俺を引き取った?

おばあ

……なんでだろうねぇ

秀牙

だって、俺は面倒な子供だし

秀牙

もっと普通の子に…

おばあ

おばあ はね、

おばあ

一緒に将棋をしてくれる子を探してたんだよ

役者B

君にしかできないことだってある

役者B

そうでしょう?

役者A

………

役者A

あーじゃあ、そういうことにしておく

秀牙

………

保育園に入って2年、

俺を疑った叢雨零に声をかけられた

いいや、お前は演っているんだ

私たちには分かるぞ

秀牙

……何者なんだよ、お前ら

叢雨零、しがない保育園児さ

秀牙

どこがだ

役者A

ねぇ、オレやりたいことみっけた

役者B

…そう、なら ばあちゃん は応援するよ

役者A

…うん、ありがと

秀牙

………

にっこり劇場に入って間もなく

おばあ は息を引き取った

寿命らしかった

役者A

ばあちゃん!!ばあちゃん!!!

役者A

…目を…覚ましてよ…

秀牙

……おばあ、

もう おばあ に習ったものは

将棋もお手玉もけん玉も

全部全部、要らなくなった

おばあ のために

全部頑張ったから

役者A

もう、これも……

秀牙

…捨てんな、希望あんだろ

にごく

(いい傾向だね)

秀牙

まだ…やれるだろ…

謎解き公演【にっこり劇場】

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