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りうら
鼻歌を歌って歩くこの道
ボロボロの衣服を身にまとい、 全身アザだらけの人たちが大勢
だが、もう慣れてしまったこの光景
りうら
モブ
カースト制度のせいで シュードラの人々は無惨に殴られ続けてる
なぜ一向に廃止しないのだろう
シュードラだけじゃない、 階級が下なだけでこんな有様
絶対におかしい
こんなこと…
りうら
モブ
りうら
りうら
そう言って場を立ち去る
また別の人の手当に向かおうとした その時
りうら
血反吐を吐きながら苦しもがいてる友達が歩いていた
初兎
りうら
姿勢が不安定になり、倒れそうになるしょーちゃんを急いで支える
初兎
りうら
初兎
初兎
ニコッと笑った泥だけになってしまっている顔
りうら
これも全部カースト制度のせいだ
りうら
初兎
りうら
と、半強制的に座らせて手当を始める
りうら
包帯や薬を手に取る
完全に治りはしないけど、応急処置はしておかないと
初兎
急に初兎ちゃんが声を発する
それに反応し、振り返る
りうら
振り返った先にいた彼は、
悠佑
絶望や怒りに塗れた表情をしていた