昔、昔、あるところにお爺ちゃんとお婆ちゃんがいました。仲のいい二人は楽しく過ごしていました。
お爺ちゃんは山に竹を取りに、お婆ちゃんは川に洗濯に行きました。お爺ちゃんが竹を採ってると光ってる竹を見つけました。お爺ちゃんは光ってる竹をお婆ちゃんに見せようと根元を切って持って帰りました。
お婆ちゃんは川で洗濯をしていると大きな桃が流れてきました。お婆ちゃんは洗濯をやめてお爺ちゃんと食べようと家に持って帰りました。
お婆ちゃんはお爺ちゃんに大きな桃を見せるとお爺ちゃんはお婆ちゃんに光る竹を見せました。お爺ちゃんはまず、竹から切りました。すると、中から小さな女の子の赤ん坊が出てきました。お婆ちゃんは驚きました。次に、桃を切りました。中から大きな男の子の赤ん坊が出てきました。お爺ちゃんは驚いて腰を抜かしました。切った竹は道具として桃は仲良く食べました。
長女は輝夜姫と名付けて次男は桃太郎と名付けました。
長女は年齢を重ねるに連れて美しく美人に成長しました。次男はよく食べ、よく寝て強靭な体になりました。二人は仲むつまじく、お爺ちゃんとお婆ちゃんは温かい目で見守ってました。
川へ洗濯に行きました。弟は荷物を持ってくれます。お爺ちゃんとお婆ちゃんは仕事が大変になってきたので私たちがやることになったのですが、私は何もしていません。
輝夜姫
桃太郎
輝夜姫
桃太郎
輝夜姫
桃太郎
輝夜姫
桃太郎
私は答えれずに目を赤くしてうつむいた。
姉の着付けをしています。この時代にこの年頃の僕が行ってることは貴族は知りません。この家に着付けをしてくれる人はお婆ちゃんしか他にいないから仕方ないのかもしれません。脱がせるのも僕がやるのですから、恥ずかしいこの上ないです。
桃太郎
輝夜姫
桃太郎
輝夜姫
桃太郎
輝夜姫
流れる薄い空気に僕は固まった。姉は笑った。
輝夜姫
僕は答えたかった。
天皇が迎えに来ました。僕はいつも通り姉の着付けをしました。
輝夜姫
桃太郎
輝夜姫
桃太郎
僕は赤面した。
輝夜姫
桃太郎
輝夜姫
桃太郎
輝夜姫
僕はいつも通り家の外で待ってました。綺麗な満月なのに騒ぎ声が聞こえました。
姉が帰った後、鬼がやって来て悪さをしました。僕は腹いせだったのかもしれませんが、鬼退治に行きました。鬼が島に貯めていた財宝で僕はお爺ちゃんとお婆ちゃんを喜ばせました。しかし、その後、お爺ちゃんとお婆ちゃんは死んでしまいました。仲良く手を繋ぐ姿で倒れてました。死因は毒。庭先に咲いた夾竹桃をご飯の飾りで使っていました。桃の花竹の葉と喜んでいたのに残念です。二人は夾竹桃の下に埋めました。僕は一人で月はどんなところだろうかと思って満月を眺めております。
夾竹桃の花言葉は危険な愛、たくましい精神。これはここから来たのかも知れません。
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