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アーサー
本田菊
アーサー
本田菊
アーサー
本田菊
アーサー
アーサー
本田菊
アーサー
アーサー
本田菊
脱がし終わって…
アーサー
本田菊
アーサー
アーサー
本田菊
夜更けの部屋で、二人は言葉を交わすより先に、自然と距離を縮めていた。静かな呼吸と、触れ合う体温だけが、時間の流れを忘れさせていく
灯りを落とした部屋で、指先がゆっくりと絡む。 視線が外せないまま、息が近づき、熱が重なっていく。 触れられるたびに肩がわずかに揺れて、抑えた吐息が零れた。
本田菊
アーサー
本田菊
逃がす気はない、という力で引き寄せられる。 腕の中に閉じ込められて、視線を逸らす余地も与えられない。 「他を見るな」 低く落とされた声と同時に、触れ方が少しだけ強くなる。 確かめるようで、奪うみたいで、余裕なんて残さない動き。 息がかかるほど近くで、名前を呼ばれた。 拒む隙も、考える時間もなく、 その夜は最初から最後まで、相手の支配の中にあった。
アーサー
本田菊
逃げ場を塞ぐみたいに、距離を詰められる。 離れようとするたび、強く引き戻された。 「俺のだろ」 囁きは優しいのに、指先は容赦がない。 息も思考も奪われて、 その夜、世界には二人しか残らなかった。
朝が来ても、解放される気配はなかった。 抱き締めたまま、壊れたみたいに同じ言葉だけが落ちる。
本田菊
アーサー
本田菊
アーサー
本田菊
アーサー
主