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僕と幼馴染み

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僕と幼馴染み

1 - 僕と幼馴染み

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2022年04月18日

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夏も真っ盛りの7月後半 クーラーがガンガンに効いた部屋のなかで僕らはいた

大翔

なあ恭子

僕は幼馴染みの恭子に話しかける

恭子

なーにー?
今忙しいんだけど…

恭子は不機嫌そうにその呼び掛けに答える やっているMMORPGに忙しいのだろう

大翔

僕らって出会ってから何年だっけ

恭子

さあ…14年かそこらじゃない?
でもなんで今さらそんなこと聞いてきたの?

大翔

いや、ちょっと気になっただけだよ
邪魔してごめん

僕がそういうと「変なの」と言いながら恭子は再びゲームの世界に戻った 恭子…僕の幼馴染みで今年で14年目の付き合いになる親友だ 親からよく「あんたたちって双子みたいねぇ」と言われ続けてきた

大翔

でも…あくまで僕らは親友なんだ

恭子には聞こえない声でボソッと呟いた

はっきり言おう 僕は恭子の事が好きなのだ でも同時にその恋心は叶わないであろう事を直感していた

「あくまでただの親友」 その言葉は僕を現実に引き戻す魔法の言葉だった

恭子

えい…くそ…だあああああなんでそうなるのよ!!!!

横で大騒ぎしている恭子を見てほほえましい気分になる この時間が僕は好きだ 恭子のプレイを見たり、恭子に付き添ってゲームをするこの時間が だからこれは恋心とは別の何かなのだろう。 きっとこんなことを思える相手は過去にも未来にもこの子だけであろう

大翔

だからこそ…壊したくはない
この幸せな時間を

きっとこの好きは恋人になりたい類いの好きではないのであろう 恐らくは家族愛に近い何かを、未熟な僕の感情が恋心なのだと勘違いしてるだけなのだ

それにもし僕が彼女に好意を伝えたとしたらどうなる? 今続くのが当たり前だと思っているこの時間が急になくなってしまうのかもしれない

そうなるのはごめんだ

大翔

恭子

ゲームが終わったタイミングを見計らって恭子に声をかけた

恭子

なぁに大翔
言っとくけどまだゲームは変われないわよ?

大翔

いや、そういう訳じゃなくってさ
今度の花火大会に一緒に行かないかなってお誘いだよ

恭子

おっデートのお誘い?
どうしよっかな~

意地悪そうに笑う恭子をみてくすりと笑いながら

大翔

どうせ一緒に行く相手もいないんでしょ?
だったら一緒に行こうよ

恭子

な…あんたも言うようになったわねぇ…
仕方ない!幼馴染みに付き合ってあげますか!

にかっと笑うその顔をみて改めて僕は彼女が好きなのだと自覚する でも僕はこのままでいい

彼女とこれ以上一緒の時を過ごそうだなんておこがましいから

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