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今日もスマホを手に取る。 でも、今日の彼女は何処か様子が違った。

あはは…、今までありがとうね。

急な感謝を切り出す彼女。

マイキー

は? 急にどうしたんだよ。

三ツ谷

話聞くぞ?

それに反応する東卍のメンバー。 彼女がいつもとどこか違うのは分かっている様だ。

僕たちは、

そんな中、彼女は反応など気にしないように言葉を打ちこみ始める。

ドラケン

僕、?

彼女はいつも、「私」を使っていた。 これだけで、もう彼女が普通ではないことを皆悟る。

この街で、きっともう一度

マイキー

は?

普通はそんな反応をするだろう。

千冬

っ、! 今どこにいるんですか!!

でも、その中でただ一人、言葉の意味が分かった人物、松野千冬が居た。 たまたま、最近この曲を聞いて歌詞を覚えていたのだ。

やり直すことが許されてる

三ツ谷

やり直す…?

意味が分からないだろう。 ははは。

眩しくて、優しくて、普通の暮らし

場地

お前、今も普通だろ。

普通じゃないよ。 あぁ…、もうちょっと一緒に居たかったな。

幸せが溢れてる

千冬

違う!! どこにいるんですか!! 教えてくださいよ!!

千冬は完全に気付いてるみたいだね。

千冬

応答なし

応答なし

千冬

応答なし

応答なし

マイキー

は? どうしたんだよ千冬。

ドラケン

お前、何言ってんだ?

そりゃ、困惑するでしょ。 私が虐待されてるの、知ってるの千冬だけだし。

天国へ

三ツ谷

天国!??

天国、どんな感じなんだろうな。 あ、でも、皆のこと置いて行っちゃうから地獄かも。

落ちていく

場地

そういうことかよ…!!

マイキー

お前、今どこいんだ!!

ようやく皆も気づいたみたいだね。 ごめんね。

垂直落下

三ツ谷

待て!!!

ごめん。

スカートひらりと真っ逆さま

ドラケン

ふざけんな!! やめろ!!!

ごめんってば。

君達だけが、光だよ

場地

お前どこいんだよ!!

マイキー

応答なし

応答なし

マイキー

応答なし

応答なし

マイキー

応答なし

応答なし

マイキー

おい!! 電話出ろって!!!

本当だよ。 いつだって、君たちの存在は私を救ってた。

今までずっと

マイキー

これからもずっと!!!

居てくれてありがとう

マイキー

一緒にいるんだろーが!!!

あはは、ありがとうね。 でも、無理だよ。 ごめん。

君の、言葉が透り抜ける

あれ、歌詞変えちゃったよ。

○○学校、屋上

教えるつもり、なかったんだけどなぁ。

マイキー

急げ!!!

マイキーのそのメッセージを最後に、会話は途切れた。

後ろにある扉が開く。

千冬

奏、さん。

千冬が居た。

千冬

……何でなんですか。何で勝手に死のうとしてるんですか。

ごめんね。

千冬

俺はっ!!! 貴方のことが、好きなんですよ……

え、

そのまま、千冬は私を抱きしめる。

千冬

だから……、貴方のことは俺が守るから、

千冬

死なないでください。

そう千冬は言い切り、顔を上げる。 あの可愛い顔は、涙でぐしゃぐしゃになっていた。

ギィ……

後ろにあった扉が開く。 その扉から、マイキー、ドラケン、三ツ谷、場地。 いつものメンバーが顔を出す。

私を抱きしめている千冬に驚きつつも、一人一人声をかけてくれる。

三ツ谷

お前、勝手に死のうとしてんじゃねーよ!!

三ツ谷

これからもずっと、一緒に居んだよ!!!!

三ツ谷

一人で抱え込むんじゃねぇ!!

三ツ谷

バーカ!!

そう言った三ツ谷の顔も涙でぐしゃぐしゃで。

ごめん、三ツ谷。

マイキー

ごめん、何も気づいてやれなくて。

マイキー

でも、死のうと、してんじゃねーよ……

綺麗な顔から大粒の涙をぽろぽろと流しながら言う。

ごめん、マイキー。

ドラケン

お前、もう、ほんっとに……っ

涙で何も言えなくなっているようだった。

ごめん、ドラケン。

場地

お前、勝手に死ぬんじゃねーよ!!

場地

何かあんだったら相談すりゃあいいだろ!??

場地

それが友達ってもんじゃねーのかよ!!!

涙こそ流れていなかったものの、どこか必死な表情で言う。

ごめん、場地。

千冬

死なないで、くださいよ……っ!

皆、心配かけてごめんね。 でももう、大丈夫だよ。

ありがとう。

そう言った彼女の顔は晴れ晴れとしていて、見ているこっちまで浄化されるようだった。

千冬

……で? 俺、あれ一応告白だったんですけど?

うぐっ……ノーカンじゃないの……?

千冬

ノーカンなわけないでしょ。今日は絶対答え貰いますからね!

えぇぇぇ!??

千冬

ほら、早く!

私ははぁ、とため息を一つ吐く。

私も、大好きです。

作者

はいは~い!

作者

これにてこのお話は終了でございます!

作者

初めてのテラーでの作品でしたが、どうでしたでしょうか?

マイキー

ショージキ、俺等の出番少なすぎね?

三ツ谷

千冬がメインだったしな。

作者

そそそ、その辺は申し訳ないと思っておりますよ?? えぇ、勿論。

作者

今回は、「翡翠のまち」という曲を元にさせていただきました~

千冬

次の作品がいつになるかわからないけど、

また次も見てね!

場地

んじゃ、最後の挨拶行くか。

みんな

おつネコ~~!!

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