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○○

うーん…

誰かが私を見下ろしている

紫耀

起きた?○○。
おはよう

○○

しょお、おはよう

紫耀

大丈夫?腰痛い?

○○

いや、大丈夫。

紫耀

よかった^^

昨日のアレは幻だったのだろうか

そう思ってしまうほど 紫耀の態度は昨日と違った

紫耀

はぁー…

紫耀が抱き着いてくる

紫耀

好き。○○

○○

ふふっ、私も好きだよ?

紫耀

……ホントに?

紫耀

じゃあ、昨日散々お仕置きしたし

紫耀

わかってるとは思うけど、

少し声色が変わる

○○

、へ?

紫耀

俺の前で嘘つくの

紫耀

約束破るの

紫耀

他の奴と絡むの

紫耀

一切ダメだからね?

○○

、え…それって

紫耀

「無理」とか言わないよね?

紫耀

俺のこと好きなんだもんね?

ニヤリと不敵な笑みを 浮かべる紫耀だが その目は笑っていなかった

紫耀がおかしい

目の前にいる紫耀が 紫耀じゃないような 気がする。

なんで私を縛り付けるの?

なんで態度が急変するの?

驚いてベッドを出ようとすると 腕を掴まれた

紫耀

どこ行くの?

○○

、、紫耀どうかしてるよ

紫耀

は?

○○

だ、だって前の紫耀はそんなこと言わなかった。なんで私を縛り付けるの?

○○

そ、そんな紫耀、紫耀じゃない!

紫耀

俺は俺だよ?

紫耀

何も変わってない。

紫耀

○○が知らなかっただけだよ

紫耀

ほら、おいで

腕を引き寄せられ、 そのままベッドへ押し倒される

○○

んっ、ちょ、しょお

○○

いやっ…

紫耀

「いや」?

紫耀

○○は俺のこと好きじゃないの?

紫耀

俺はこんなに愛してるのに…

なぜだか悲しく聞こえる声

○○

…しょお、

紫耀が私の首元に唇を当てる

○○

んっ…

紫耀

まだついてる。

紫耀

よかった。

○○

紫耀は…、

紫耀

うん?

○○

…何がしたいの?

紫耀

俺は、

紫耀

○○と幸せになりたい

○○

、しあわせ?

紫耀

うん

紫耀

○○もそうでしょ?^^

そうやって、本気なのか 冗談なのかわからないことを

曇りない笑顔で言うから

あなたがわからない

あなたに惑わされて、 結局流される

┈┈┈┈┈

○○

んっ、あっ、しょお…

紫耀

…ヤッバ。

○○

やっ…んっ、

紫耀

…はぁ、○○好き、、

○○

…私も、大好き、、

紫耀

ふはっ笑、かわい♡

紫耀

そういえば、同窓会にいた

紫耀

廉って男

紫耀

連絡先交換とかした?

○○

うん、したけど…

紫耀

消して?

○○

え?

紫耀

俺のこと大好きなんでしょ?

○○

…うん

紫耀

じゃあアイツの連絡先持ってる必要無くない?

紫耀

○○には俺がいるじゃん

○○

そ、そうだけど

紫耀

○○は

紫耀

俺だけと楽しいコトしてたらいいの

○○

、わかった

廉の連絡先を消した

紫耀

偉いね○○^^

○○

紫耀

大丈夫だって、○○

紫耀

ずっと一緒に居てあげるから

紫耀の感情が 籠っているのかいないのか 人の気が感じられない 冷たくて生あたたかい目を見て

そのときわかった

私は紫耀に 縛られてるんじゃなくて

操られているんだと

これは束縛なんかじゃない

もう紫耀は狂ってる

それは、多分私も

紫耀

○○〜

紫耀

いってきますのちゅー!

いつもと同じように 紫耀を送り出し

○○

いってらっしゃい〜

紫耀

いってきまーす

紫耀

いい子に待ってるんだよ?

○○

うん

紫耀

もちろん、家でね?^^

○○

わかってるって笑

○○

はい、いってらっしゃい

紫耀

いってきます^^

ガチャっ

紫耀が行ったら

いつも通り家で過ごす、 ずっと

食べ物は紫耀が買うし、 スマホもある 不自由なことなんてない

この生活から抜け出そうなんて 考えもしない私は

相当おかしくなっちゃってる

これが日常になったのは いつからだっけ?

きっと、あの同窓会の日から 私たちの歯車は狂ったんだ

紫耀に溺れて、

この生活にも溺れてる私

これはきっと、監禁だし 私が通報したら紫耀だって 多分捕まっちゃう

でも私にスマホを 持たせてるから 紫耀にはわかってるんだ

私は通報するなんていう 勇気もない、それに 心の底から紫耀を 愛してるということ。

ピンポーン

忘れ物でもしたのかと思い

愛しい人を迎えるため

笑顔でドアを開けた

○○

どうしたの、なんか忘れて……

○○!行くで!

○○

え?

そこには愛しい人の姿ではなく

汗をかいて、いかにも 私を探していたかのような人

何しとんや、はよ!

この部屋から 出ようというの?

○○

ダメ、だって…

…、変わったな○○

、すまん

その瞬間、腕を掴まれ

私は裸足のまま

2年ぶりに外へ出たのだった。

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