8月
肌にまとわりつくような日差し
輪廻|リンネ
悟|サトル
純白のサマードレス
あ、この前4人で買い物行った時のやつか
輪廻|リンネ
輪廻|リンネ
悟|サトル
悟|サトル
膝下まで海に浸かっていた躰がどんどんと遠くなってゆく
俺は動けなかった
彼女の思いを知って、俺に止める権利なんて無いと思った
やがて、彼女の姿が見えなくなった
波の音
耳が割れるような蝉の声
悟|サトル
でも、
どうしても、彼女が
悟|サトル
頬に一雫の涙がつたる
『あの夏がフラッシュバックする』
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