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第2話 再会 ― 雪の降る日に ―
︎︎
あの夜から、季節がひとつ巡った。 五条悟は東京呪術高専の1年生となり、日々の任務と訓練に追われていた。
その瞳の奥にある光は、 以前よりもずっと冷たく、澄んでいる。
「護りたい人ができたら、迷わず護れるように」
そう言った自分の言葉が、 今も胸の奥で響いていた。 だが、その“誰か”は、もういない——
はずだった。
︎︎
︎︎
︎︎
傑
悟
悟
五条は気怠げに返す。 けれどそのとき、 ふと冷たい風が頬を撫でた。
高専の門の向こうから、 ひとりの少女が歩いてくる。 白い息を吐きながら、 少し緊張した面持ちで。
︎︎
五条の時間が、止まった。
悟
見間違いかと思った。 だが、彼女の瞳、笑い方、歩き方——
あの冬の夜、確かに自分の心を動かした “彼女”そのものだった。
︎︎
︎︎
︎︎
雪音
雪音
硝子
硝子
傑
教室の空気がふっと和らぐ中、 悟だけが動けなかった。
彼女は、彼のことをまるで初めて見るような表情で微笑んだ。
悟
彼女の笑顔は、 あのときと同じ温かさを持ちながら、 どこか「別の人生」を生きているようだった。
悟
雪音
傑
傑
悟
悟
傑
硝子
硝子
悟
悟
悟
硝子
悟
悟
硝子
傑
悟
雪音
「…」
︎︎
放課後、校庭の雪の上で二人は偶然出会う。
雪音
雪音
悟
悟
雪音
悟
雪音
悟
悟
雪音
その笑顔に、胸の奥が痛む。 彼女は知らない——
あの夜、誰かを護りたいと願った 少年のことを。 そしてその“誰か”が、 今目の前にいることを。
悟は、そっと雪の中に立つ彼女を 見つめながら思う。
悟
悟
雪音
悟
悟
雪音
悟
雪音
悟
︎︎
