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放課後
藤宮 メルーナ
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みほちゃんは保健室の先生で
私の理解者
なんでも相談できる人
水やりはあまり動けない私の日課
花は好きだし、それに
やっぱり少しは体を動かさなきゃ行けないから
夜久side
部活前、職員室から直行するため
この前見つけていた通れそうな近道を使うことにした
夜久衛輔
夜久衛輔
前はちゃんと見てなくて分からなかったけど!
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声のする方へ顔を向けてみれば
目を奪われた
雪のように真っ白い肌
透きとおったきれいな金髪
吸い込まれるほど美しい碧い瞳
息をすることさえも忘れて
唯々見惚れていた
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夜久衛輔
はにかむ顔に今までは縁のなかった感情が胸の奥に少し芽生えた気がする
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夜久衛輔
「小さいからリベロ」
とか
「大変だな」
とか
飽きるほどに言われ続けたその言葉が
俺は大嫌いだった
いや、今でも嫌いだ
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手?
彼女は俺を見ていた
初めて会ったはずなのに今までの努力を知っているかのような言い草をする
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夜久衛輔
夜久衛輔
多分5分くらい話してたのだろうけど
俺には一瞬に感じた
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その声は夢中に走る俺に届かず
その場で静かに消えていった