ある女の子がいました。
その子は小さい頃から男の子が好きになるようなものばかり好んでいました。
女の子が好きなもの。
可愛いぬいぐるみ、可愛いワンピースやスカート。
みたいなもの。
だけど、その女の子は違いました。
男の子が好きなもの。
例えばかっこいい服、ズボンとか。おもちゃもゲーム、車のおもちゃ。
どれも男の子が好むもの。
女の子はそういうものを好んでいました。
でも母親はそんな娘が嫌でした。
母親はよくこう口にしていました。
母親
でも女の子は
鈴奈
と、言いました。
女の子が大きくなって。
小学校にもいくようになりました。
でも、彼女の好みは変わっていません。
母親はずっと
「女の子らしく」
といっていましたが、彼女はそうしませんでした。
ある時、小学校で
クラスメイト
鈴奈
クラスメイト
クラスメイト
鈴奈
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
彼女はひどく傷つきました
そして中学校、高校でこれよりもひどく言われました。
先生に言っても取り合ってくれません。
むしろ母親と同じように「女の子らしく」というようになりました
友達、先生、親にも見捨てられました。
彼女は悲しくて悲しくて....
自分を塞ぎ込むようになりました。
いつしか彼女はみんなの言う通り「女の子らしく」あるようにしました
みんな.....みんな喜んでくれました。
母親
先生
クラスメイト
鈴奈
これで、みんなのために.....
なんて、
鈴奈
鈴奈