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轟焦凍

「おまえの左側が醜い」と、

轟焦凍

母は俺に煮え湯を浴びせた

緑谷くんの顔が強ばる。

焦凍が横に立つ私に触れ、

右側の前髪をそっと上げた。

緑谷出久

轟焦凍

冷花も同じだ

轟焦凍

俺の左の火傷と、姉さんの右の火傷

ピーーーーー

あの時の沸騰したやかんの音が 今でも鮮明によみがえる。

ピーーーーー

轟焦凍

お母…さん…?

轟冷

っ、!!!

轟冷花

焦凍!!

バシャ!!!

轟焦凍

わぁぁぁあ!!!

轟冷花

うっ、うう…

焦凍の泣き喚く声、 腕と額の激しい痛み。

轟冷

ご、ごめんね焦凍!冷花!

轟冷

ごめんなさい!!!

我に返ったお母さんの 震える手。

私と焦凍の額を個性で冷やす、 冷たい感覚。

ぜんぶ、アイツが

轟冷花

……

轟焦凍

ざっと話したが、俺がおまえにつっかかんのは見返すためだ

轟焦凍

クソ親父の個性なんざなくたって……いや、

轟焦凍

使わず"1位になる"ことで、
奴を完全否定する

爆豪勝己

……

緑谷出久

……

轟焦凍

……

下を向いて 黙り込む緑谷くん。

少しして、焦凍は 私の手を取って歩いた。

轟焦凍

言えねえなら別にいい

轟焦凍

おまえがオールマイトの何であろうと俺は右だけでおまえの上に行く

轟焦凍

時間とらせたな

緑谷出久

………僕は…

緑谷出久

ずうっと助けられてきた

緑谷出久

さっきだってそうだ…僕は

緑谷出久

誰かに救けられてここにいる

緑谷出久

オールマイト…彼のようになりたい…その為には1番になるくらい強くならなきゃいけない

緑谷出久

君に比べたらささいな動機かもしれない…

緑谷出久

でも僕だって負けらんない

緑谷出久

僕を救けてくれた人たちに応える為にも…!

緑谷出久

さっき受けた宣戦布告改めて、僕からも…

緑谷出久

僕も君に勝つ!

轟焦凍

……

ク ー ル な あ の 子 は シ ス コ ン ら し い

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