ソードアート・オンラインインテグラル・ファクター紫光の女神と風光の女神

その日 アスナ達に相談したが 方法が分からず 遂にはコハルが 狙われることが 起きてしまった

しかし アスカとカナタが 守るがこのまま 狙われるくらいなら コハルは死ぬことを 選ぶと言う

そんなことを言われ どうしようもない感情を 渦巻きながら 街を歩いていたら

………

え？

カナタは 正装を着て待っていた

ギィ

お　お待たせ...

では新郎 貴方は彼女を 悩める時も健やかなる時も 共に生き 死が二人を断つ時まで 彼女を愛することを 誓いますか？

では新婦 貴方は彼を 悩める時も健やかなる時も 共に生き 死が二人を断つ時まで 彼を愛することを 誓いますか？

では 誓いのキスを

………………

え？

……………

アスカはカナタの頭に キスをした

そしてカナタはアスカの 手の甲にキスをした

アスカはリュール達に 事情を説明した

貴方達は！ 私が作り 出したんだから！

！！！

棚の中に何かが入っていた

それは コハルの手紙だった アスカは手紙の中身を見る

アスカとカナタへ

この手紙を読んでいる時は 私はもうここには いないと思う

初めに言うけど 私は二人に 死んでほしくないし 他の人に死んでほしくもない だから ここで別れます

こう言う形で お別れしちゃって 本当にごめんなさい

すごく迷って一生懸命考えて お別れするのが一番だって 納得できたのに きっと二人の顔を見ると それも揺れちゃうから だから最後に 手紙を書くことにしたの

本音を言うと二人と お別れなんてしたくない この次の層も これからずっと先の層も 私たちを待ってる世界に 二人と行きたい

100層をクリアして リアルに帰ってからも 変わらず二人といたい 私の明日には二人がいるのが もう当たり前で 始まりの街で 出会ったその日から ずっとアスカがいてくれて そのあとはカナタも 一緒にいてくれて この世界で二人と 過ごした時間は 気づいたらすごく長くて

そのすべてが大切で そのどれもがはっきり 思い出せるから

1層の始まりの街での時 覚えてる？ あの時アスカが 「私をひとりにしないで」 って 言った時 アスカも怖いんだって 思ったんだ それで私だけじゃ なかったんだって 思ったんだ

フロアボスと 戦った時のこと アスカは覚えてる？

あの時はびっくりしたもん アスカがフードを被った ちっちゃい子 みたいだったもん

でも アスカが近くにいたって わかってすごくホッとした

37層ではカナタと出会って 二人はとても 良い関係だってわかって なんだか少し嫉妬しちゃった

50層ではアスカが 《ユニークスキル》 《歌姫》を使って みんなを支えてる姿は とても憧れた 私もあんな風になりたいって思うくらい

形のあるものも もちろんそうだけど 二人と過ごした時間も 私の大切な宝物だから もう　十分だから

私は　もう 二人と一緒に行けない

怖いし辛いけどでも 私一人のために 大勢の人がリアルに 帰れなくなるのも その人達を待っている人が 永久に待ち続けるのも きっとさせちゃ いけないことだから

だからアスカ・カナタ 《本物の勇者》になって これからは 私のためじゃなくて リアルに帰れるその日を 待っているプレイヤーの人達 このアインクラッドに生きる NPCの人達 みんなのために　戦って

時々でいいから 私のことちょっとだけ 思い出してね それくらいは　良いよね

大丈夫アスカとカナタなら できるよ 絶対に大丈夫だって 心から言える

だって私はあなた達の パーティーメンバー なんだから

でも 本当はね

私 これからも アスカとカナタと 一緒にいたい

アスカの目には 涙が溢れていた

アスカは 浜辺で夕陽を見る コハルを見つけた

ゴゴゴゴゴゴゴゴ！！！

大きな鳥が沢山 アスカとコハルを 取り囲んでいる

ザシュ！ザシュ！ザシュ！ ザシュ！ザシュ！ザシュ！

アスカが何度倒しても 敵は多くキリがない

そんな敵は 無慈悲にアスカのHPを削る

アスカはストレージから 《還魂の聖晶石》を出した

そしてすぐさま 《還魂の聖晶石》を使う

還魂！

一瞬の間が空き

次の瞬間

ジジッ！

アスカはストレージから 手鏡を出して 首元を見た

パァァン！！

アスカはコハルの頬を叩いた

言ってないのよ

だからお願い

私を... ひとりにしないで...

コハルの... 《幻聴》！？

そっか... アスカも怖いんだ...

アスカはコハルの身体を 一度離した すると...

アスカの目は コハルの言う通り "黄"色になっていた しかし

コハルの目には 光が無かった

アスカはコハルを 再び抱いた

ぎゅっ

貴方の パートナーだから