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狐十
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この恋は叶わないものだ。
相手は先生。
それだけで 、 もう結末は分かりきっていた。
だから誰にも言うつもりはなかった。
言わなければ 、 この気持ちは思い出だけで済むから。
モブ1
昼休み。
クラスで話している時に聞かれた。
心臓が一瞬止まる。
ya
モブ1
モブ1
モブ1
モブ1
俺は笑って首を振った。
ya
ya
咄嗟についた嘘だった。
「好き」という感情を感じるのは蒼井先生だけだ。
すると友達は安心するように笑った。
モブ1
モブ1
その言葉に 、 胸がぎゅっと締め付けられた。
ya
モブ1
モブ1
ya
笑って答えた。
その日の放課後。
今度は部活の先輩に呼び止められた。
モブ2
ya
モブ2
ya
なにか嫌な予感がした。
モブ2
モブ2
ya
俺はまた笑うしかなかった。
モブ2
ya
その一言が 、 自分で自分を苦しめた。
それから俺は 、 先生を避けるようになった。
目が合ってもそらす。
冗談で俺が好きを伝えることもなくなった。
話しかけられても 、 前みたいには笑えない。
好きだから。
だけど 、 先生と近づけば近づくほど周りが離れて行ってしまうかもしれない。
先生はきっと気づいてた。
授業中 、 何回か目が合う。
でも先生は顔色一つ変えない。
それが苦しくて苦しくてたまらなかった。
ある日の放課後。
家に帰ってから 、 ノートを教室に忘れたことに気づいた。
ya
学校へ戻る。
静まり返った学校。
その中を俺がコツコツと歩く。
廊下は夕焼けに染まりきっていた。
ドアを開けると 、 先生がパソコンで仕事をしていた。
no
ya
机に向かい 、 ノートを取り出す。
ya
そう言って教室を出ようとした時だった。
no
ya
二人で廊下を歩く。
こうして並んで歩いたのは本当に久しぶりだった。
最近話していなかったからか 、 少し気まづかった。
すると 、 先生が話し始めた。
no
no
no
思わず
ya
と声が出てしまった。
ya
そう答えるしかなかった。
no
no
俺は俯いたまま 、 小さく頷いた。
先生は寂しそうな表情をした。
no
心臓が跳ねた。
ya
俺に被せて先生が口を開いた。
no
ya
no
no
no
俺は立ち止まった。
図星だった。
どうして。
どうして先生には分かってしまうんだろう。
ya
そう言って笑うと 、 俺は歩き出した。
no
夕日が先生の横顔を照らす。
本当に綺麗だった。
no
no
続けて先生は言う。
no
no
思わず涙がこぼれる。
ya
先生の顔を見ると 、 やっぱり好き。
本当は自分も好きなのに。
今まできつく締められていた心が 、 一気に解けた気がした。
ya
気づけば声が漏れていた。
すると先生が口を開いた。
no
一瞬だけ息が止まる。
no
俺は涙を拭って笑った。
ya
そう言うと先生は去っていった。
先生の後ろ姿は 、 どこか寂しげな感じがした。
俺は後ろから叫んだ。
ya
まるで分かっていたかのように振り向いた。
ya
続けて言う。
ya
不思議な顔をしていた先生の表情が 、 いつもの先生の明るい表情に変わった。
no
先生は歩き出した。
先生を好きになれて良かった。
今思うことは 、 ただそれだけだった。
コメント
3件
「…卒業まで待っててください」、そこ本当に沁みました。先生が全部お見通しで、でも立場をわきまえた上でちゃんと向き合ってくれて。「1人の生徒として」って言いながら、最後に未来を匂わせてくれたのがもう…。主人公がずっと気を遣って笑ってた分、放課後の夕焼けとあの涙と叫びが胸に刺さりました。好きになれてよかったって思える純度、尊いです🥀💔