テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
店長
店長が私の手元を覗き込む
アイリス
店長
私は店長に昨日の出来事を話した
店長
アイリス
金の封蝋。 押されているのは、王家の紋章。 こんなもの、触れたこともない。
ごくり、と喉が鳴る。 私は慎重に封を切った
中から現れたのは、厚手の招待状。 流れるような筆跡で記されている。 ――今月末、王城にて催される夜会へ招待する。
差出人の名。 アルディラ
アイリス
思考が止まる
アイリス
アイリス
店長が目を細める
店長
アイリス
店長
アイリス
貴族でもなく、特別な血筋でもない。 ただの宝石店の店員
アイリス
頭が追いつかない。 けれど、招待状の最後の一文に目が止まる。 ――“貴女の光を、彼らに見せてほしい”。
アイリス
ぽつりと呟く。 店長は静かに私を見つめている
店長
アイリス
店長
店長は微笑みながら私の肩をたたく
アイリス
店長
アイリス
胸がどくん、と鳴る
アイリス
アイリス
店長
窓の外を見る。 王都の空は、今日も澄んでいる。 何も変わらない、はずなのに。 世界が、ほんの少しだけ動き出した気がした。 私はまだ知らない。 その夜会が。 宝石たちの運命を、交差させる舞台になることを
その夜。 家に帰ってからも、私は何度も招待状を見つめていた
王城の夜会。 国王アルディラ様の直筆。 “貴女の光を、彼らに見せてほしい”。
アイリス
胸が落ち着かない。 そのとき
コンコン、と 家の扉が鳴った
アイリス
私はそっと扉を開ける。 そこに立っていたのは… 二人の男性。しかも…
???
???
礼儀正しい長身の男性、ルシアン・ルビー様
隣の青髪の男性はセドリック・サファイア様……
どちらもグリームの上層部だとか……
ルシアン
ルシアン様の声は静かだが、張りつめている
アイリス
セドリック
アイリス
思わず大きな声をだしてしまった
セドリック
ルシアン
アイリス
ルシアン
そのとき、セドリック様の視線が私に向く
セドリック
アイリス
セドリック
アイリス
私は握りしめていた招待状に目を落とす
アイリス
セドリック
ルシアン
セドリック
ルシアン様が一歩前に出る
ルシアン
アイリス
ルシアン
二人は静かに去っていった
アイリス
1人静な部屋でそう呟く
アイリス
私は自分を落ち着かせるため、早く寝床についた
翌朝
アイリス
仕事へ向かう途中、私は王都の大通りを歩いていた。 昨夜から頭の中はそればかりだ
ふと、足がとまる
ショーウィンドウに美しい赤色のドレスが飾られている
繊細な刺繍に、胸元には小さな宝石 とても綺麗だ
アイリス
私、ドレスなんて持ってない。 貴族でもないし、舞踏会なんて出たこともない。
ガラス越しに映る自分は、いつも通りの店員姿。
アイリス
私は小さくため息をついた
そのとき、後ろから声をかけられた
ノア
アイリス
後ろを振り向くとそこに立っていたのは… 相変わらず明るいノア様…
ノア
それに… 静かな眼差しを向けるルシアン様
ルシアン
そして
???
明るい声。琥珀色の瞳をした青年がにこっと笑う。彼もまたグリームの一員。
アイリス
アイリス
レオン
アイリス
グリームの三人が…朝の街に…。なぜ?
ルシアン
ルシアン様が私の疑問に気づいたように答えてくれた
ノア
ノア
アイリス
あまりにもさらっと言われて心臓に悪い
ノア
アイリス
ノア様がショーウィンドウを一瞥する
ノア
ノア
レオン様が楽しそうにガラスを覗き込む
レオン
さらっと言ったけれど、その観察力に少し驚く。
ノア
アイリス
ノア
ノア様がどんどん私に距離を詰めてくる
アイリス
ノア
アイリス
ノア
ノア様は私を見つめる
ノア
ノア
アイリス
ノア
ルシアン
ノア
ルシアン
ノア
ルシアン
ノア
レオン
アイリス
嫌な予感だ
ノア
ノア様は私の肩をぐいぐい押す
アイリス
レオン
アイリス
この中で唯一話の通じそうなルシアン様を見つめる
アイリス
ルシアン
ルシアン様と目が合う
ルシアン
ルシアン
アイリス
レオン
アイリス
朝の街に私の大きな声が響いたのだった……