光
おい、渡留
光
見たぞ、駅前の七夕コーナー
ワタル
光まで見たのかよ…
光
なんか悪いか?
光
とにかく、オレの話を考えろって言ったのに
光
フルシカトかよ
光
タチ悪いな
ワタル
なんでそんな怒ってんだよ
光
オレはお前を心配してるんだぞ!
光
夢の中の天使だかに恋して壊れていく渡留を!!
ワタル
わかったって
ワタル
光が心配してくれるのは嬉しい
ワタル
それに、光の言った事をシカトしようだなんて思ってない
光
ならあの短冊は
ワタル
そんな事も許されないか
光
は?
ワタル
短冊に書いて願うだけの事もしちゃいけないのか
光
光
ああ、そうだよ
光
そうしないといつまで経っても諦められないだろ
ワタル
俺は現実を受け止める勇気がまだない
ワタル
だから、少し時間をくれ
光
無理だね
光
早くしないと渡留が壊れる
ワタル
壊れない
光
オレは目に見えてわかるよ
光
だから頼むよ、
ワタル
心配してくれるのは嬉しいよ
ワタル
でも、なんでそんなに光が必死なんだ?
ワタル
光の思い通りにならないからか?
ワタル
俺が短冊にじゅのの事を書いたからか?
光
もういい
光
好きにしろ
ワタル
ワタル
わかった
ワタル
もともと光には関係ないんだ
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割れるワタルと光
ワタルを心配する光だが
気持ちが強すぎて言い方が強くなってしまう
空回りする光の思い
受け止めきれないワタル
ワタルと光の友情はどうなるのか...!