海
陽平さん陽平さん!
陽平
ん?
海
今日の晩御飯は私が作ります!
陽平
え!?
海
いつも陽平さんに頼ってばかりで情けなくて…
陽平
………
陽平
ꉂ(´꒳`)
陽平
そんなことないよ、海さんだって頑張ってるではないか
海
でも…
陽平
では、今日は海さんに頼もうかな〜?
海
ほ、ほんとですか!
陽平
海さんの手料理、食べてみたいな🤭
海
楽しみにしててくださいねー!!
陽平
あ、でも食材…あったかな、?
海
ついでに買ってきますよ!
陽平
ほんとうかい?
海
任せてください(๑•̀ㅂ•́)و✧
陽平
じゃ、よろしく!
海
はーい🙆🏻♀️
海
えっと、八百屋さんはー、
海
こっちか!
海
にんじんと、たまねぎと〜、
海
あとトマトください!
八百屋
へいお待ち!
八百屋
はい、にんじんとたまねぎ、トマトね!!
八百屋
まいどー!
海
ありがとうございます☺️
海
さーって、あとは帰るだけ…
海
え…
その時、ある家の窓が開いていました
カーテンが風でひらひらとしていて
その時はよく分かりませんでした。
彼女と目が合うまでは…。
ゲホッ
彼女はこちらをみて
ゆっくりと本を閉じました
えっ…。
一瞬、時が止まったように感じました…。
海
ほたるちゃん…
10年振りに…
窓越しの再会…。
やせ細った彼女の体は
まるであの時とは別人でした
ほたる
海…ちゃん…?
海
!
海
そう!うみだよ!!
ほたる
海ちゃん…!
彼女の目からは大粒の涙が沢山出てきました
ほたる
もう、会えないと思ってた
ほたる
このまま私、死んじゃうのかと思ってたよ…グスッ
海
そんなことない
海
ほたるちゃんはまだ生きるんだよ
ほたる
海ちゃん…☺️
海
あれほたるちゃん…
海
軽井沢へ行ったんじゃ…
ほたる
病気が悪化して、こっちに戻ってきたの
ほたる
この体だから、もう軽井沢へは戻れないかな
海
そっか、
海
辛い思いをしてたんだね、
ほたる
うん…
ほたる
でも!
ほたる
海ちゃんにあえてほんとに嬉しい!!
海
私もだよ、ほたるちゃん!
ほたる
(*´˘`*)
ほたる
、?
ほたる
!
ほたる
海ちゃん隠れて!
海
え、?
ほたる
はやく!!
海
わ、わかった!
???
だれと、話していたんだい?
ほたる
いいえ、独り言ですよ
???
独り言なわけ…
ほたる
いいから、1人にさせれちょうだい…
???
生意気な口をいうな!!
???
黙って寝ていろ!!
ほたる
………
ほたる
はい…
???
ドア、閉めるぞ
ほたる
………
スッ
海
え、?
ガチャ
海
あ
海
なにこれ…?
窓から、白い紙が降ってきました
開けてみると
そこの家の住所がかかれていました
海
……
海
これからは…お手紙で会話をしましょう…か、
海
もしやあの人って…
海
人殺しのくま…。
海
ほたるちゃん……
ほたるちゃん。