テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
2,994
ななか
2,243
ななか
コメント
2件
最後の終わり方エモすぎないですかッ?!2人のお母さん良い人だ...やっぱり親は子供が一番大事なんだな、、 性格と考え方を2つに分けるだとッ、?!そんなの超能力者しかできませんよ!!! 私も一時期起立性調節障害気味(すげぇ漢字並んでる)だったんですよね!!最高で天才でお涙チョロリ丸でした!!!もっと♡押したいけど指が!!ちょっとずつ頑張ります!!!
警察署の一室
簡素な机と椅子
少し古い蛍光灯の光
私と優杏は、並んで座っていた
さっき、おばあさんとおじいさんに改めて 別れを告げて、警察に自分たちから 声をかけた
少し驚かれたけど、すぐに保護された
逃げようと思えば、まだ逃げられたのに
でも
もう逃げたくなかった
警察官
心臓が、ドクンと鳴る
来る
お母さんが
何て言われるんだろう
怒られる?
責められる?
それとも――
藤野 翠
あのポスターの言葉が、優杏の言葉が、 頭に浮かぶ
『無事でいてくれればそれだけで……』
「自分の子どもが消えたことの責任取るのが 怖いだけじゃない?」
信じていいのか、わからなかった
隣を見る
優杏は、いつもより静かだった
膝の上で手を組んで、俯いている
強いはずの優杏が、少しだけ小さく見えた
私は、そっと手を伸ばした
優杏の手に触れる
一瞬びくっとしたけど、振り払われなかった
少しだけ、握る
優杏も、小さく握り返した
それだけで、少し安心した
――足音
廊下の向こうから、バタバタと響く
近づいてきて、ドアの前で止まる
コンコン
ノックの音
<失礼します
ドアが開く
その瞬間、時間が止まったような気がした
友達
聞き慣れた声に、恐る恐る顔を上げる
そこにいたのは、お母さんだった
髪は少し乱れていて、息も少し上がっている
こんな姿、初めて見た
藤野 翠
何か言おうとしたけど、言葉が出なかった
怒られると思った
責められると思った
友達
お母さんの第一声はこれだった
責めてる声ではなかったけど、 正しさが先に来てる声
友達
胸が冷える
やっぱり、そういう話なんだ
友達
藤野 翠
次の瞬間
気付けばお母さんは私の目の前にいて、 ぐっと強く手を握られた
友達
お母さんがそう呟いた
たった一言
それだけなのに
胸の奥に溜まっていたものが、一気に溢れた
藤野 翠
声がうまく出ない
涙が止まらない
藤野 翠
私は、お母さんの手をぎゅっと握り返した
お母さんは何も責めなかった
ただ、背中をさすってくれた
友達
その声は、少し震えていた
あぁ、本当に
心配してくれてたんだ
そう思った瞬間、また涙が溢れた
少し離れて、優杏の方を見る
優杏のお母さんはまだ来ていないみたい
その次の瞬間
バタバタバタッ!!
大きな足音が聞こえた
瑠璃
バンッ!と勢いよく扉が開く
そこには息を切らした女性がいた
あの黒髪直毛、瞳
優杏とそっくり
瑠璃
その人はまた走り出して、 優杏を強く強く抱き締めた
ボロボロと涙が溢れている
優杏のお母さんが、 この場の誰よりも泣いていて
その姿が、大人なのに 少し子どもっぽく見えた
瑠璃
涙声で、小さくそう続けた
優杏の肩が、わずかに揺れる
広瀬 優杏
優杏が、ぽつりと言った
それだけだったけど、 それで精一杯なのがわかった
優杏のお母さんは、 まだ声を上げて泣いている
私はゆっくりと、優杏の頭に手を置いた
藤野 翠
優杏は、小さく頷いた
藤野 翠
藤野 翠
でも、ここに来たときとは違う
逃げたきたんじゃない
ちゃんと、自分たちで選んで戻る
藤野 翠
私は、優杏の方を見た
優杏も、こっちを見た
そして、少しだけ笑った
その顔を見て思った
藤野 翠
自分と、世界と、親友を見つめ直すための
大切な旅だったんだ
広瀬 優杏
約15日間
笑って、泣いて、人生の中で最も濃い時間を 過ごした私と優杏の旅は、 ここで終止符を打った
それから、私たちはまた元の生活へ戻った
両親、学校や先生、クラスメイトたちは 前と何一つ変わっていないのに
不思議と生きやすかった
周りの声や視線もそこまで気にならないし、 旅をする前より一日が楽だった
藤野 翠
すんなりが学校が終わって、私はそのまま 真っ直ぐ家へ帰った
瑠璃
リビングで私の食べているものを指差して 瑠璃が言った
藤野 翠
瑠璃
藤野 翠
瑠璃
藤野 翠
瑠璃
ガリッ
瑠璃
藤野 翠
藤野 翠
瑠璃
藤野 翠
私は一枚かたやきを叩き割って破片を一切れ 瑠璃の口へ運んだ
瑠璃
藤野 翠
瑠璃の反応を見て嬉しくなった
それから私は立ち上がって玄関へ向かう
瑠璃
藤野 翠
広瀬 優杏
友達
放課後
私は保健室に遊びに行き、 保健室登校の友達と話していた
友達
広瀬 優杏
友達
広瀬 優杏
広瀬 優杏
友達
広瀬 優杏
ガラッ
保健室のドアが開く
先生
広瀬 優杏
戻ってきた保健の先生が私の顔を指差す
先生
広瀬 優杏
先生
広瀬 優杏
広瀬 優杏
私は笑いながら答えた
ちょっとふざけつつも、自分を隠さず 堂々としている自信がにじむ瞬間だった
翌日
放課後
私は下駄箱で一人、ある人を待っていた
藤野 翠
広瀬 優杏
藤野 翠
前よりも明るい元気な声が私の喉から 自然と出ていく
広瀬 優杏
優杏が財布の中身を確認しながら言った
藤野 翠
広瀬 優杏
『放課後は真っ直ぐ家に帰ること。 寄り道は禁止』
それがこの学校の校則だった
藤野 翠
思わず口角がニヤつきながら優杏に聞いた
広瀬 優杏
二人で校門を抜け、歩き出す
その時間が楽しかった
ー十年後ー
私は、新幹線に乗って 古びたスケッチブックと 液晶タブレットを広げた
スケッチブックに描かれた風景画を元に、 漫画の背景を描いていく
隣には、あの頃から変わらない赤メッシュが 前髪に入っている女の人。私の連れ
広瀬 優杏
私が発行した漫画を読み終えた優杏が言った
広瀬 優杏
藤野 翠
広瀬 優杏
藤野 翠
優杏は溜息をついて漫画を置いた
タイトルは………『結光』
藤野 翠
広瀬 優杏
藤野 翠
広瀬 優杏
藤野 翠
広瀬 優杏
藤野 翠
広瀬 優杏
一息ついて優杏が言う
広瀬 優杏
広瀬 優杏
窓の外を見つめながら呟いた
藤野 翠
ポケットに手を突っ込む
藤野 翠
なぜか二個だけ入ってた
広瀬 優杏
藤野 翠
広瀬 優杏
広瀬 優杏
藤野 翠
そう言って、後ろへ流れていく窓の外の 景色を見た
揺れる窓枠の向こうには、まだ冬の名残を 感じさせる緑の丘や、ぽつぽつと佇む家々
空は少し霞んでいて、遠くの山並みが淡く 溶け込むように見えた
藤野 翠
藤野 翠
完・結!!
やった〜〜〜〜!!!
ちゃんと書き切れた、偉い私
ここからは後書きです!
まず、翠と優杏は 素のななか……つまりピー(ななかの本名)ーーの 性格や考え方を、二つに分けて 振り分けたようなキャラクターです。 実際私は神奈川県民で私立の女子校 通ってますし、起立性調整障害だし。 あ、流石に赤メッシュは入れてませんよ。 やってみたいけど
自分目線で物語を進められるので、 小説初心者には助かりました (普段は推しの二次創作ばっかなので)
「伊賀ってどこ??」ってなった方も 多いと思いますが、伊賀とは三重県にある 忍者が有名なド田舎ですね
てか忍者しかいない。あちこちにいます
私が見たことあるのだと、 看板、ボウリング場、駅、バスの上……
結構あちこちに沢山います。 全然忍べてないです
これとかね
歴史的なお城もあるらしいですが 行ったことないです
伊賀に母方の祖父母が実際に住んでて、 物心ついた時から 何回も遊びに行ってる場所なので ななかにとってとても思い出深い土地と なっております
山とか川とか土とか自然に囲まれて、 日々の窮屈さから解放してくれるので 大っ好きな場所です
学校なんかクソ食らえですよ、あはは
ほら!めっちゃ綺麗ですよね!✨️
本編にも出た「かたやき」、 ときどき祖母から送られてくるんですが 美味しいです。私はめっちゃ気に入ってます
ハンマーで叩いて割って食べるって かなり特徴的ですよね、 よければみなさん食べてみてください!
ここまで見てくださった方、 本当にありがとうございます!!
みなさんが無理せず笑って毎日を 過ごせますように!
👋