偽物の僕たちの恋物語

地雷さんはUターン！！！ 通報('ω'乂)ﾀﾞﾒｰ

あれから、紅茶を淹れ終わるまで時間がかかるという事で、皆でスマ○ラをしていた。

皆とは言っても、俺ところちゃんはやっていない。だって、今は俺がころちゃんで、ころちゃんが俺だ。

俺ところちゃんのゲームの上手さは差が激しいから、事情を知っているジェ🧡くんは良いとしても、勘がいいさと💓くんに気づかれてしまう恐れがある。

だから、ふたりでジェ🧡ＶＳさと💓の戦いを見ていた訳だが、結果はさと💓くんの全勝。

途中、さと💓くんが「ころ💙と莉❤️もやろうよ〜」と駄々をこねだして大変だったけれど、もう大丈夫。

だって、なーくんとるぅちゃんが来たんだもん！るぅちゃん、ゲーム強いからさと💓くんも俺たちを気にする暇もないくらい集中するだろうしっ！

るぅちゃんがコントローラーをふたりから取り上げると、

と、るぅちゃんの足にしがみついて懇願している。

.......なーくんもるぅちゃんも扱いが上手いなぁ…ふたりがペットに見えてくるよ(笑)

あ、なーくん照れてる…。 珍しいなぁ、どちらかというといつもはいじってる側だからね(笑)新鮮味がある…

カチャ

スプーンで入れよ。スプーンは確か…

ころちゃんがスプーン、持ってきてくれてたみたい。それにミルクも。

ﾄﾎﾟﾄﾎﾟﾄﾎﾟ

砂糖２杯くらいでいいかなぁ。 ミルクは３個ぐらい？

後追加で砂糖３個入れちゃおうかな？(笑)流石に体に悪いか。

ピタッと動きが止まる。

近くに皆がいるのに、互いが自分の名前を呼んで話していたら不審に思われるのは確実だ。

チラッとリビングの方に目を向けると、ころちゃんの言う通り、皆画面に集中していてこっちを気にする気配はない。

確かめるように問うてくるころちゃんに拍子抜けする。なんだそんな質問か、と。

好きに決まってる。そう言おうとしているのに、何故か声が出ない。

声を絞り出すように叫ぶ。

俺のその様子に、俺の顔に皺が寄った。ころちゃんも俺の様子がおかしいと思っているんだろう。

俺が.......るぅちゃんを…好き？

GAME SET

うるさい！

キッチンへと向かってみると、 そこには.......

莉❤️が座りこんで泣きながら…自分に何度も謝っていて…肩で息をしながら、莉❤️を睨みつけるころ💙の姿があった。

床にはふたりの割れてしまったマグカップの破片が、あっちこっちに飛び散っていた。

❦ℯꫛᎴ❧