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続きが気になります!💛💚❤️💙
アバハウスに車を停める。
水野
水野は車からそらとりくをを引きずり出した。
そしてぐいっと二人の肩を持ち、わっせわっせと家に入っていく。
それに対しつりめは、なかなか立ち上がれずにいた。
えいじ
えいじは立ち上がらないつりめに気づき
そっと近寄る。
つりめは俯いたままこくんと頷いた。
えいじ
ゆっくりつりめを立たせれば、
体をしっかり支え無理をさせないよう
歩幅を合わせながら歩く。
つりめ
えいじ
軽くコツンと額を突いてやる。
つりめ
玄関を開けると、
先ほどまでひんやり冷えていた頰が
徐々に温もりを帯びていく。
おそらく、暖房でも効いてるのだろう。
太郎あげあげ
たろあげが駆け寄ってきた。
シャワーでも浴びたのか髪が湿っている。
えいじ
えいじ
たろあげに荷物と上着を押し付け
少し先の部屋に入り、つりめをベッドに座らせる。
なぜかえいじの服の袖を離さないつりめ。
えいじ
つりめ
えいじを見つめるつりめは
自然と上目遣いになっていて
愛おしく思えた。
えいじ
つりめ
はやく、なんて急かすつりめを
えいじはそっと抱きしめた。
えいじ
つりめ
えいじが離れてしまわないように
ぎゅぅっと腕に力を入れる。
えいじ
つりめ
えいじ
安心したのかつりめの腕から力が抜けた。
えいじの予想通り、つりめはやはり寂しかったのだ。
えいじ
つりめ
大人しく寝転んだつりめの髪を
さらさらと撫でる。
その行為を続けていくと
今度は規則正しい呼吸が聞こえた。
おそらく眠ったのだろう。
起こさないように手を離し
気持ちよさそうに眠るその寝顔を見つめる。
長い睫毛に大きな涙袋、
白い肌にすっと通った鼻筋、
そしてぷっくりとした桃色の唇。
えいじ
えいじはつりめの少し赤らんでいる頰を撫でた。