あの夏が飽和する。

夢小説注意

君はそう　言っていた、

梅雨時　ずぶ濡れのまんま

部屋の前で泣いていた。

夏が始まったばかりというのに、

君は　ひどく　震えていた。

そんな話で始まる、

　　　　　　あの 　　　　　　夏の日の 　　　　　　記憶だ。

そんな君に　僕は　言った。

👛

🔪

📱

🎮

👜

□□ □□

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旅だ。！

そして僕らは逃げ出した。

この狭い狭い

この世界から

何もかも

全部捨てて

君と二人で。

二人で死のうよ。

もう、この世界に

価値などないよ。

結局　僕ら

誰にも愛されたことなど

無かったんだ。

君の手を握った時、

微かな震えも

既に無くなっていて＿＿＿

誰にも縛られないで

二人

線路の上を歩いた。

今さら怖いものは

僕らには　なかったんだ。

あぶれ者の

小さな

逃避行の旅だ

いつか夢見た

優しくて、

誰にも好かれる

主人公なら、

ちゃんと救って

くれるのかな？

あてもなく彷徨う蝉の群れに、

水もなくなり揺れ出す視界に、

迫り狂う鬼たちの怒号に、

バカみたいにはしゃぎあい、

ふと　君はナイフをとった。

死ぬのは私一人でいいよ

ｼｬﾜ ｼｬﾜ ｼｬﾜ ｼｬﾜ ｼｬﾜ

ｶﾗﾝｯ

そして君は首を切った。

まるで何かの映画のワンシーンだ。

白昼夢を見ている気がした。

気づけば僕は捕まって。

いない

いない

いない

澪！

君がどこにも見つからなくって。

君だけがどこにもいなくって＿＿＿

そして時はすぎていった。

ただ

暑い

暑い日が

過ぎてった。

家族も

クラスの奴らも

いるのに

なぜか君だけは

どこにもいない。

忘れらんないや

僕は今も

今でも歌ってる。

君に言いたいことが

九月の終わりにくしゃみして、

六月の匂いを繰り返す。

君の笑顔は、

君の無邪気さは、

なあ＿＿＿？