TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

とある一室のドアを軽く叩く

ドアを開く音が聞こえ 少年の綺麗な声が耳に入った。

白髪の少年

依頼人の方でしょうか?

○○

はい、先日電話をさせていただきました。○○と申します。

肩苦しい挨拶をし、中に入る

これは私が武装探偵社に依頼する話。

白髪の少年

こちらにお掛けして少々お待ちください

○○

...はい

名も知らない少年が帰ってくるのを待つ間に 私は何故、依頼をしに来たのかを思い出す。

○○

(私は人探しの為ここに...)

緊張を抑える為深呼吸をする

上司らしき黒髪の男性

おや、素敵なお嬢さんじゃないか

深呼吸をしてからしばらくすると、先程とは違う男性が私の前にやってきた。

○○

(見た目と彼の後ろにいる先程の少年の様子からして上司だろうか。)

上司らしき黒髪の男性

もしよろしければ

○○

...?

上司らしき黒髪の男性

私と心中していただけませんか?

初対面の人にいきなり、絵本の中の王子様のように手を差し伸べ、キラキラした目で見つめられる。その上、手も握られている。

初めての光景にどうこたえるのが正解なのか 困惑していると

白髪の少年

だざいさん!!いい加減やめてください!!

上司らしき黒髪の男性

おっとすまないね、敦くん。だがまだお返事を貰えていないかr

○○

ごめんなさい!無理です!

上司らしき黒髪の男性

......

気まずい空気になってしまった...返事の仕方はあっていたのだろうかと謎に緊張感がはしった

白髪の少年

えっと......

○○

えっと...

○○

(はっきり言いすぎただろうか...)

少年の上司らしき男は固まっていたがしばらく私と対になり座った。

少年も同じように座る。

上司らしき黒髪の男性

名乗るのを忘れていました

太宰 治

私の名は太宰、太宰治。

太宰 治

お好きに呼んでください

○○

...よろしくお願いします(切り替えが早い..)

白髪の少年

僕の名前は

中島 敦

中島敦です!

中島 敦

○○さん、よろしくお願いします...!!

○○

よろしくお願いします...!

中島 敦

電話でざっくりとした内容は聞きましたが

中島 敦

詳しく依頼内容について話してもらっていいですか?

○○

はい

○○

私は兄を探しているんです

太宰 治

...ほぉ

太宰 治

お兄さんとはどういう経緯で

太宰 治

離れ離れに?

○○

私達兄弟は元々孤児だったんです

中島 敦

(僕と同じだ...)

○○

それぞれ別々に引き取られてしまって...

太宰 治

孤児院の方には?

太宰 治

兄弟なら何処に引き取られたか

太宰 治

教えてくれるのでは?

○○

それが...孤児院の先生達と連絡がつかないんです

○○

私を引き取ってくれた方と一緒に

○○

孤児院があった場所にいっても...

○○

何も無くて...

中島 敦

......

○○

あっ...ボロボロで小さいですけど兄の幼少期の写真があって...

大切に持っていたロケットペンダントを開き、机に置く

中島 敦

...○○さんと似て、優しそうな方ですね

○○

...!

さりげなく言われた褒め言葉に顔が赤くなる

中島 敦

...?

中島 敦

あっ...!!すっすみませんっっっ!!!

私が赤面していることに気づき、彼は慌てていた

太宰 治

おや〜??敦くぅ〜ん??

中島 敦

太宰さんっっやめてくださいっっ!

○○

...いっ依頼の話に戻りますね...

中島 敦

はっはい!

○○

この写真は色がないので分かりにくいのですが

○○

兄の髪色は私と同じ茶色...目の色は翠色です。

中島 敦

情報ありがとうございます

中島 敦

あと孤児院の名前を教えて貰っていいですか?

○○

□□孤児院というところです...

中島 敦

インターネットでちょっと調べてみますね...

その発言に少し同様してしまった。 調べられることは当たり前で

分かっていたことなのに...

太宰 治

......

中島 敦

調べても同じ名前の孤児院が出てきませんね

○○

山奥にある小さな孤児院だったので...

太宰 治

そうですね...では

太宰 治

その孤児院に私達を連れて行ってもらうことは可能ですか...?

○○

...!

○○

はっはい...

中島 敦

(...?どうしたんだろう)

太宰 治

では今日はもう遅いので...

太宰 治

またの機会に

私が次に探偵社にくる日、時間を決め

今日という日を終えた

○○

...やっぱり

○○

人に嘘つくの向いてないのかなぁ...

○○

また会えるといいな

○○

お兄ちゃん

武装探偵社に依頼する話

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

40

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚