○○side
嘘つき・・・嘘つき・・・
頭の中で「嘘つき」という言葉が 繰り返される、、。
悲しくて悔しくて 情けない、、。
この気持ちも一緒に捨てるかのように ケーキも料理も飾り付けも 全部思いっきり投げ捨てた、、。
記念日のお祝いだなんて、 1人で浮かれてて 恥ずかしい。
恥ずかしくて・・・ 恥ずかしくて・・・惨めでつらい、、。
1つ嘘をつかれると、 何もかもが嘘のように感じられる。
今まで2人で築いて来たことなんて、 たった1つの嘘で全て崩れることもある。
今まで帰りが遅かったのも △△ちゃんと会っていたからかも しれない、、。
だから、私に冷たくなったのかも しれない、、。
いや、本当は△△ちゃんと付き合ってる のかもしれない、、。
考えれば考えるほど 混乱してしまう。
今のこの状態で紫耀と顔を合わせる なんて、私にはできそうにない。
紫耀が帰ってくるまでに先に寝ておこう と思ったけど、到底寝るれるわけが なかった。
紫耀が帰ってきてしばらくすると 寝室のドアが開いた。
気づかれないように動かずに 寝たフリをする、、。
小さな声で 「ごめん・・・」と聞こえた。
紫耀、、 何に対して謝っているの、、?
記念日を忘れていたこと、、?
早く帰って来れなかったこと、、?
それとも△△ちゃんと 会っていたこと、、?
聞きたいけど聞けない、、。
思っていることを言えたら どんなに楽だろうか、、。
でも、、私は言えない、、。 紫耀を突き放すこともできない、、。
思っていることを言葉に できない私は弱虫だ、、。
だけど、、私は紫耀が好きだから、 こんな風になっても、、 ずっと一緒にいたいから、、。
一緒にいたい、、 それだけ、、。
だから、私は大丈夫、、。 明日はいつも通り普通にできる、、。
そう何度も呪文のように 言い聞かせて眠りについた、、。
朝起きると紫耀の方から 挨拶をされた、、。
そんなことさえ久しぶりだった、、。
私は普通に、、 普通に挨拶を返す、、。 (いつもの私でいれてるかな、、?)
紫耀
○○
紫耀
○○
紫耀
○○
紫耀
○○
紫耀
いつから私の好きな人は平気で 嘘をつくようになったんだろう、、。
紫耀の嘘がまた1つ増えた、、。
この時、思っていることを ちゃんと伝えれば良かった、、。
ホントは見たんだよって、、。
どうして嘘をついたのって、、。
ちゃんと聞いて話し合えば良かった。
正直に言えば良かった、、。
‘‘△△ちゃんとは会わないで、、。,,って、、。
つづく
コメント
4件
作るの上手すぎです!!!!!!!!
早く続きが見たいです