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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

○○side

嘘つき・・・嘘つき・・・

頭の中で「嘘つき」という言葉が 繰り返される、、。

悲しくて悔しくて 情けない、、。

この気持ちも一緒に捨てるかのように ケーキも料理も飾り付けも 全部思いっきり投げ捨てた、、。

記念日のお祝いだなんて、 1人で浮かれてて 恥ずかしい。

恥ずかしくて・・・ 恥ずかしくて・・・惨めでつらい、、。

1つ嘘をつかれると、 何もかもが嘘のように感じられる。

今まで2人で築いて来たことなんて、 たった1つの嘘で全て崩れることもある。

今まで帰りが遅かったのも △△ちゃんと会っていたからかも しれない、、。

だから、私に冷たくなったのかも しれない、、。

いや、本当は△△ちゃんと付き合ってる のかもしれない、、。

考えれば考えるほど 混乱してしまう。

今のこの状態で紫耀と顔を合わせる なんて、私にはできそうにない。

紫耀が帰ってくるまでに先に寝ておこう と思ったけど、到底寝るれるわけが なかった。

紫耀が帰ってきてしばらくすると 寝室のドアが開いた。

気づかれないように動かずに 寝たフリをする、、。

小さな声で 「ごめん・・・」と聞こえた。

紫耀、、 何に対して謝っているの、、?

記念日を忘れていたこと、、?

早く帰って来れなかったこと、、?

それとも△△ちゃんと 会っていたこと、、?

聞きたいけど聞けない、、。

思っていることを言えたら どんなに楽だろうか、、。

でも、、私は言えない、、。 紫耀を突き放すこともできない、、。

思っていることを言葉に できない私は弱虫だ、、。

だけど、、私は紫耀が好きだから、 こんな風になっても、、 ずっと一緒にいたいから、、。

一緒にいたい、、 それだけ、、。

だから、私は大丈夫、、。 明日はいつも通り普通にできる、、。

そう何度も呪文のように 言い聞かせて眠りについた、、。

朝起きると紫耀の方から 挨拶をされた、、。

そんなことさえ久しぶりだった、、。

私は普通に、、 普通に挨拶を返す、、。 (いつもの私でいれてるかな、、?)

紫耀

・・・おはよう。

○○

おはよう。

紫耀

昨日はごめん。

○○

なに、、が?

紫耀

あっ、いや、昨日早く帰れなかったから。

○○

あぁ、、だって、仕事だったんでしょ?

紫耀

あっ、、うん。ごめん。

○○

仕事だったん、、だよね?

紫耀

・・・うん。

いつから私の好きな人は平気で 嘘をつくようになったんだろう、、。

紫耀の嘘がまた1つ増えた、、。

この時、思っていることを ちゃんと伝えれば良かった、、。

ホントは見たんだよって、、。

どうして嘘をついたのって、、。

ちゃんと聞いて話し合えば良かった。

正直に言えば良かった、、。

‘‘△△ちゃんとは会わないで、、。,,って、、。

つづく

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154

コメント

4

ユーザー

作るの上手すぎです!!!!!!!!

ユーザー

早く続きが見たいです

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