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こんにちは!
今回、br×knで長編書きたいと思います
(過去に少し書いた事がある話なのですが、詰まってそのままになっていたので書き直します)
以下、軽く人物紹介↓
○きんとき 天使 ある理由で2ヶ月間人間の世界に滞在
○古宮 空芽(Broooock) 高校2年生 みんなにぶるーくって呼ばれている
時たまその他のメンバー出てきます
以上です(簡潔)
では早速本編へ
本人様とは一切関係ございません 地雷の方は見ないでください 物語の途中で🔞要素出します
空芽
試験最終日の放課後、生徒達が数日ぶりの部活に打ち込んでいる中、僕は屋上で深くため息をする
吸い込まれるような青空が僕を包み込む
──嫌だなぁテストは
どうせ今回も成績は良くないだろうし
また親にも先生にも怒られる
今回は頑張らなきゃって自分を責れば責めるほど
速く解かなきゃって焦れば焦るほど
呼吸と心臓の動きが速くなって、頭が真っ白になっていく
こんなに、頑張ってるのになぁ
空芽
コンクリートにしゃがみ込み、涙が白いシャツを薄灰色に染めていく
あとどれくらい、こんな日々を過ごせば良いんだろう
こんなんで受験、ほんとに大丈夫なのかな
空芽
考えると吐き気がしてくる
もう、嫌だ……
空芽
白い羽根が落ちてきて手をそっと撫でていく
どこからだろう?
フェンスの方に目を向けると、目が焼けるくらいの青空が僕の目に飛び込んでくる
眩しい……
ゆっくりと腰を上げる
立ってみると、この空へ誘われているような気さえする
この空に、誰にも知られず消えて行けたら──
ガシャン
フェンスへ手を掛ける
登って越えようと足を上げ──
???
空芽
上の方から声が……?
空芽
空から人が……!?
まさかそんなラ○ュタみたいな……
……って落ちてくる!?
ドサッッッ
空芽
???
???
顔を上げ、目の前を見ると
空芽
肌の綺麗な、色白の男の子
申し訳なさそうに地面を見つめる瞳
僕より少し年下くらいだろうか?
艶やかな真っ黒な髪に、背中から伸びた雪のように白い羽
綺麗……
空芽
空芽
???
???
あ、まずい 驚かせちゃったか?
まぁ最初に僕が驚かされてるんだけど……
空芽
あ……
彼の羽が次第に薄くなり、消えていく
最後には僕達の足元に1枚の羽根だけが残された
???
空芽
きんとき
少し戸惑いながらも、答えてくれる
空芽
空芽
きんとき
落ち着いたみたいで、少し微笑みながら僕の名前を反復する
空芽
きんとき
きんとき
空芽
彼の言葉に虚を突かれる
え、今天使って言った?
空芽
きんとき
…………
空芽
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
うーん……
別に嘘では無さそうだけど……
空芽
きんとき
空芽
実際、空から降ってくる所と真っ白な羽をこの目で見ちゃった訳だしね
こんなことって、現実にあるものなのか……
空芽
空芽
きんとき
きんとき
ん……?
んん……!?
空芽
きんとき
空芽
きんとき
きんとき
きんとき
え、ちょ、ちょっと待って??
なんか勝手に話が進んでるんだけど?
空芽
きんとき
きんとき
申し訳なさそうに謝る彼
天使で、何故かこっちの世界に放り込まれてて?
しかも僕の家に親戚として一緒に住む?
空芽
空芽
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
空芽
空芽
肩と裾にふわふわなレースが付いている真っ白なワンピースのようなものに彼は身を包んでいる
胸元に青っぽい宝石がキラキラと輝いていてきんとき君にはよく似合ってるんだけど
The 天使すぎて外ではちょっと目立ちすぎるよなぁ……
きんとき
きんとき君は今気づいたかのように僕の服と自分の服を見比べた後、少し恥ずかしそうに顔を赤らめた
……僕がきんとき君と出会ってて良かった……
空芽
パサッ
僕は鞄に入っていた上着を取り出し、きんとき君の肩に掛ける
空芽
きんとき
きんとき
そのあと僕達は2人で学校を出た
その時には、僕を取り巻いていた濁った感情のことなんてすっかり忘れていた