主
主
主
主
初めての授業、それは数学だった。
ある程度のもんは出来ると思ってたんだけど…
葛葉
俺が最後に勉強したのはいつだったか。
何百年も前だ。
そらもう内容が違い過ぎて、理解出来る訳もなかった。
俺この先やっていけるかねぇ……。
頬杖をついて授業を聞きながら、そう汗を伝わせた。
キーンコーンカーンコーン
そのチャイムと共に、皆で挨拶をして授業が終わる。
葛葉
これを1日6、7時間やるとか マ???
現代頭イカれてら…。
深い溜息と一緒に腕に顔を埋める。
俺には到底ついていける気がしねぇよ…
葛葉
念の為、黒髪黒目に変装してたけど、案外このクラス…というか、この学校は髪型やら何やら個性が強い奴が多いらしい。
俺がただ魔力を消費してるだけなんじゃ、と思ってしまったのは…一旦置いておこう。
顔を前に向けて、目だけ腕から出して前髪を触りながら考える。
そして次の瞬間、
叶
葛葉
視界にひょこっと彼が現れる。
俺は驚いてガバッと体を起こした。
葛葉
そう返事をしようとしたら、背後に人の気配がしたので 忙しく後ろを振り返る。
不破
三枝
背後に居たのは2人の青年。
2人ともメッシュがあって、校則を疑う目立つ髪だ。
三枝
不破
三枝
不破
三枝
……二人の世界入ってね?
まぁ…良いか、うん。
叶
叶
葛葉
それで伝わるのか? と思って、また後ろを見たが、容易に理解出来た。
不破
三枝
……アホっぽーーーい。
ちら、と辺りへ視線を向けてみたら、やはり数人グループが沢山あるって感じで所々から会話が聞こえてくる。
叶はそういうグループに居ないのか…?
だとしたら結構問題じゃ、
叶
葛葉
そう募っていく不安に口をへの字にしていたら、叶が話しかけてきた。
叶
葛葉
叶
葛葉
叶
葛葉
叶
葛葉
葛葉
葛葉
叶
月ノ
月ノ
キーンコーンカーンコーン!
月ノ
月ノ
クラス全員
やっべぇクラスに転入してしまったのかもしれない。
皆の熱気が伝わってくる挨拶に、若干顔を青ざめさせた。
不安…大分不安だ。
葛葉
コメント
5件
フォロー失礼致します😖💞❕ 推します⸜❤︎⸝
あ、フォロー失礼します...!!
初コメ失礼致します。🙇🏻♀️ 最高すぎて禿げそうです!(?) 続き楽しみにしてます!