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青桃cp
タイムリープ物
寿命設定(?)
謎オチ
いふ
俺は鳴き声のように言う
もう口癖になってしまっていた
いふ
いふ
いふ
俺は一人で勝手に笑い一人で勝手に辛くなっていた
いふ
いふ
都会から来た桃色のあの子、
名前は確かないこと言った
2人ではしゃいでいてないこは井戸の方に身を乗り出しバランスを崩す
まだ体が小さかった俺はないこを支えきれず2人ともそのまま井戸へ真っ逆さま
いふ
俺はあの時自分だけ助かったことを聞いて医者に襲い掛かったらしい
病院にいた時のことは正直よく覚えていない
思い出せないしお前出そうとしたら頭が割れそうになる
いふ
いふ
今日はないこの『月命日』だ
ないこの月命日は15日
8月15日
今日は猛暑日だった
いふ
俺はそっとピンク色のマーガレットを添える
ピチャンッ
いふ
水の音、、??
位置的に井戸の方からだが数年前から水は枯れているはずだった
いふ
俺は恐る恐る井戸を覗き込む
その時だった
いふ
俺は井戸の中に引き摺り込まれるように落ちてしまった
いふ
ないこの死を無駄にしてしまう
いふ
いふ
ギュッと目を瞑る
カンカンカンカンカンカンカーン
いふ母
いふ
どこだ、、ここ、、、、天国、、、
いふ
そう思い目を開ける
いふ
いふ母
そこには今よりも若い母親がフライパンを叩きながら立っていた
ちょうどないこが死んだ年くらいの、、、
いふ
いふ
いふ
いふ母
いふ
俺はないこが死んだ日にタイムリープしていた
ないこ母
いふ母
ないこの母親の背中から小柄な男の子がこちらを覗いている
いふ(幼少期)
ないこ母
ないこ(幼少期)
いふ(幼少期)
いふ(幼少期)
いふ(幼少期)
俺はなるべくないこを井戸から遠ざけようとした
ないこ(幼少期)
だがないこは肺が弱くあまり遠くには行けないし、田舎だから都会っ子が楽しめるところなんてなかなかない
いふ(幼少期)
井戸からすごく近いわけでもなければ遠いわけでもない
夢中になって遊んでいたら普通に井戸に辿り着けてしまうくらいの距離だ
ないこ(幼少期)
いふ(幼少期)
俺がにっこり笑うとないこもそれを真似するように笑う
いふ(幼少期)
ないこ(幼少期)
ないこ(幼少期)
いふ(幼少期)
いふ(幼少期)
いふ(幼少期)
ないこ(幼少期)
ないこ(幼少期)
いふ(幼少期)
その言葉に泣きそうになる
ないこは死ぬ日、こんなことを思っていたのだろうか
いふ(幼少期)
いふ(幼少期)
ないこ(幼少期)
ないこのために少し遅めに走る
草が生い茂る道
いふ(幼少期)
いふ(幼少期)
俺はないこに1日でも長く生きていて欲しい
だから絶対見失っちゃういけないのに、、、
いふ(幼少期)
いふ(幼少期)
いふ(幼少期)
そんなことを思っていると俺の心がざわつき始めた
いふ(幼少期)
もしかしたら結構やばい気がする
いふ(幼少期)
俺は走るペースを上げた
いふ(幼少期)
猛ダッシュで井戸のところまで駆けて行った
ないこ(幼少期)
ないこは井戸より少し離れたところにいた
いふ(幼少期)
いふ(幼少期)
いふ(幼少期)
ないこ(幼少期)
ないこ(幼少期)
いふ(幼少期)
俺が頷くとないこはこっちへ駆け寄ってきて腕を引っ張る
ないこ(幼少期)
いふ(幼少期)
ないこは井戸の方に直進して行った
いふ(幼少期)
俺は手を振り解こうとした
いふ(幼少期)
いふ(幼少期)
ないこ(幼少期)
『いふくんも一緒にいこうよ!!』
いふ(幼少期)
ないこの言葉を聞いて気付いた
気づいてしまった
いふ(幼少期)
ないこは俺のことを『いふくん』とは呼ばない
いふ(幼少期)
君は八重歯を光らせた
ないこ(幼少期)
いふ(幼少期)
いふ(幼少期)
ないこ(幼少期)
ないこ(幼少期)
いふ(幼少期)
ないこ(幼少期)
ないこ(幼少期)
『一緒にいこっか、』
『いふくん』
いふ
目が覚めると知らない森にいた
そこには大量の井戸と
ピンク色のマーガレットに包まれていた
声が聞こえる
とても懐かしい声だ
だけどそれより低くて男らしくなった声だった
いふ
さっきの謎の夢から覚めた直後俺は信じられない光景を目の当たりにした
ないこ
目の前に現代の俺と同じ年と思われるないこの姿があったのだ
いふ
ないこ
ないこ
戻ってきたんだ
ないこを連れて
どういう経緯かは知らないがそんなのはもうどうだって良い
いふ
いふ
やっとの思いで涙とともに絞り出した
ないこ
ないこ
ないこ
いふ
ないこは俺にそっとハグをした
いふ
ないこの体はとても冷たかった
いふ
ないこは何も言わない
顔を見ようとしたが怖くて見れず、抱きしめられたままだ
ないこ(幼少期)
ないこ(幼少期)
『いふくん』